9/28/2012

美しい木工品と、そうでもない木工品


箱入りハンサムに続き、先日見つけた箱入り美人。


{✬✽✬✽}  

日本らしい綺麗な箱が目に留まって手に取ったら、角館の文字が。嬉しくなって早速箱を開けてみると



{handmade vase}

日本から持ち帰った茶筒と同じ、角館の伝統工芸・樺細工の手桶型の一輪挿し(?)。

やっぱり桜の革の模様が美しい。画像を撮り忘れてしまったけれど、取り扱い説明書も入っていて、こちらの美人は、江戸末期から続く老舗「藤木伝四郎商店」さんで製作されたもののよう。ホームページには昔ながらのスタイルではなく、モダンなデザインの商品もたくさん紹介されていてうっとり。



{japanese beauty}

代わり映えのしないキッチンの棚へ。

日本で購入した誰かからお土産として貰ったのはいいけれど、好みじゃなかったのか長年箱にしまわれていた美人も、この度こうして同郷の茶筒に会えて喜んでいる事でしょう。たぶん、、、。

上で一輪挿しと書いたけれど、樺細工は湿気に弱く水分はご法度なので、暫くはこのままで。





さて、もう1つの「そうでもない木工品」ですが。
実はアリゾナのスリフトストアで、5ドルだったのであまり深く考えないで購入したベンチがあって。
乾燥によって、表面に塗ってあった黄色いニス?のような塗料がポロポロ剥がれてくるので、とりあえずバルコニーで待機してもらい、涼しくなった今、プロジェクトに着手。

サンドペーパーでごしごしすればすぐ取れるだろうと軽く考えていた私が甘かった、、、1時間たっても仕上げ剤がこれっぽっちも剥がれず、腕がぱんぱん。このままじゃ今年中に終わらない気がしたので、オットにエレクトリックサンダーを買ってくれと頼んだら、あっさり拒否され、、、何か使えるものはないかと道具箱をがさごそしていたらspackling knifeを発見。(本来はプラスター等を均す道具だけれど、ホームセンターの店員さんに勧められて、以前に床のガム剥がしに使用した記憶が。)

細かい粉を吸わないように、三角に折ったバンダナで顔の半分を覆った強盗スタイルで、spackling knife片手にごりごり表面の塗料を削り取る事、合計5時間。、、、ヒマ人って呼んで下さって結構ですわよ。


{the grain}

木目がお目見え。
これに、"Resore A Finish"という色の付いたオイルを塗っては乾かしを繰り返して 



{the grain, stained}

今朝、めでたく完成。

完全に染み込むのを待って、乾拭きしたら室内でテーブルとして使う予定。もう少し暗い色、ダークチークみたいな色が良かったかも、とか、黒くペイントするっていう手もあったなぁ、とか考えながらボーっとしていた私にオットがひと言。「何にも塗らなくても良かったかもね♪」

思わず、うぉぉーっと叫んでベンチをバルコニーから道路に投げてみたくなりました、、、。
そんな私には、まだまだ修行が必要みたいですな。

皆さまにとっては、うぉぉーっと叫ぶ事がない、楽しい週末となりますように。

9/26/2012

箱入りハンサム



先週まで忙しかったので、遅い夜ご飯を食べた後、PCで日本のテレビ番組を観ている、又は読書の最中にうつらうつら→爆睡してしまう毎日が続いた結果、オットから付けられたあだ名が「即身仏」そして「レオン」。

座椅子に座ったまま姿勢を崩さず寝ている姿が正に即身仏(苦手な方もいらっしゃるかと思うので文章のみ)だったからだそうで。あ、あんなに干からびているのか、私、、、。
レオンも同様の理由で、勿論ちょい悪親父っぽいからではなく、映画「レオン」でジャン・レノ演じるヒットマンは、夜、椅子に座って眠るからという事らしい。

人前でもごく自然に「即身ちゃん」と呼ぶので、周りには「ソクシン・チャン」という中国人だと思われているに違いない。






閑話休題。

ちょっと前に、そよかぜさんのブログでヴィンテージのケメックスを拝見して、やっぱりケメックスはハンサムだなぁと思っていたら。 


{chemex coffeemaker}

ケメックス発見!
エンボス・スタンプ入りでもなく、3つの足がない平な底、たぶん80年代初頭のものだと思うけれど、やっぱりハンサム。





{box 1}

なんと嬉しい箱付き!

モノクロと水色のコンビが◎な箱には、珈琲を淹れてくれる、優しい笑みを浮かべた綺麗なお嬢さんがいたり



{box 2}

珈琲の淹れ方の説明もあり。




{brochure}

長年箱に入ったままガレージにでも保管していたのか、箱の中には虫のミイラと皺くちゃになったハンサムの取り扱い説明書・パンフレットも。専用の珈琲メーカーもあるなんて!



{l:sennpai, r:kouhai}

せっかくなので、我が家にある足付き・ハンドブロウの先輩と記念撮影。

同じ10カップでも左の先輩の方が高さもあり、ガラスも厚みがある。画像からはわかりにくいけれど、先輩は緑がかっている。



{2 spouts}

注ぎ口にも違いがあり、先輩の方が角度があって鋭角。

相変わらず専用のフィルターがない我が家だけれど、ペーパーは使い捨てなのに可愛らしくないお値段だし、同じ可愛らしくないお値段ならステンレスメッシュのフィルターを購入しようか検討中。





と、早々に嬉しい出会いがあった今週だけれど、即身ちゃんと呼ばれる事にも慣れて、つい返事をしてしまう自分が怖い、、、。

9/23/2012

ご褒美



{din tai fung}


昨日ひと仕事を終えて、我が家でお疲れさん会と言えばの鼎泰豊へ。

土曜日の夕方は間違いなく混んでいるはずなので30分位は待つ覚悟で行った私達が甘かったようで、待ち時間1時間ちょっと。並ぶのも待たされるのも好きではないけれど、このエリアのレストラン事情に詳しくないし、何よりも頭が小龍包で一杯だったので、大人しく待ってみた。

3ヶ月振りの小龍包はやっぱり美味でしたわ。(カメラを忘れてしまったので画像はないけれど、ここここに過去記事が。)
いつもの様に、小龍包は2オーダー、ブロッコリーの炒め物、ホットアンドサワースープ、海老チャーハン。更に、初めて"Shanghai Rice Cake with Shrinp"をオーダー。あんかけのおこげみたいな物を想像していたら、出て来たのは韓国料理のトックのようなお餅と海老・野菜の炒め物だった。

そして最後にオットからのご褒美、あんまんをお持ち帰りで購入。1つが小さめなのに5個入りで9ドル弱と決してお安くないけれど、甘さもそこそこ控え目で美味しいのだ。

ここから始まるご褒美3連発。


{sweet red bean bun}
 
ご褒美その1。
疲れたオットがなかなか起きて来ないのをいい事に、あんまんをこっそり独りで堪能。至福の時。





{sunset, yesterday}

ご褒美その2。
ディンタイフォンからの帰り道、フリーウェイから見た夕焼け。言葉に詰まるような美しさで、暫し無言で堪能。
ちなみにこの数分後、前方で玉突き事故が発生、全車線が30分以上ストップ。イライラして車外に出る人や路肩を爆走する車(!)もあったりだったけれど、美味しいものを頂き、綺麗な夕焼けを見たばかりの我が家は、こんな日もあるよね、、、と、のんびりゆったり。





そして最後にスリフトストアの神様からもご褒美が。


{year mug 1976}

ご褒美その3。
Royal Copenhagen year mug 1976

1978年に続き、イヤーマグの1976年を発見!デザインはAnne Marie Trolle、藍色と黄色のコントラストが◎。
これ、絶対にどこかで見た事があると思って探したら、やっぱりレトロジャンキーさんの所で拝見していました。おソロになったよーっ!



{the bottom}

底のスタンプはこんな感じ。


 


私だけご褒美を頂くのは申し訳ないので、オットへのご褒美にレコード屋さんに寄り道したり、ええ、疲れも吹き飛ぶいい1日だったかと。
忙しい日々ともお別れ、明日からはスローペースな日々なので、そろそろ溜まった家事にも手を付けねば、、、。

9/21/2012

love / glass & coffee



前回のポストに頂いた皆さまからのコメントを拝読しながら、ふと思い出した事があって。

「皆があなたみたいに笑顔でThank youって言えたら、この地球上から戦争なんてなくなるのにね。」

友人のべビちゃんの誕生日プレゼントを買いに行ったトイザラスのキャッシャーで、店員さんに言われた言葉。

私はいつも通りにThank you.と言っただけなのでびっくりしながら、確か「皆はそうじゃないの?」と聞き返したように記憶している。母ぐらいの年齢の店員さんは「ここみたいな都会じゃ少ないのよ。笑顔って"contagious"なのに。」
残念ながら、その時は肝心の"contagious"の意味がわからなくて、家に帰って辞書で調べたら「伝染する」とあって。

もう10年以上前の事だけれど、彼女の言葉は私の中にずっと残っている。
いつも笑顔でいられればいいのだけれど、かなりの楽天家だとは言え、口も性格もそんなによろしくない私なので毒を吐いたり、眉間に皺を寄せてきぃーっとなったりする事も度々。
笑顔が伝染するとすれば、その反対も伝染する訳で。1番の被害者はオットだな、間違いなく。すまぬ、、、。

頭では理解出来ても、全ての人が思い描くような「良い人」にはなれそうもないので、うまくバランスを取りながら、少しでも「良い何か」を伝染させる輪の中に入れればいいなぁと。

難しく考えないで、何事にも肝心なのは、愛だろ、愛(懐かしのサントリー・カクテルバー風で)って事で、つい先日買ったコーヒーがこれ。


{coffee with one love}

その名も"One Love"。



{marley coffee}

それもそのはず、いつか再び畑に戻りたいという父の願いを叶えるべく、ボブ・マーリーのご子息ローハンが立ち上げた"Marley Coffee"。

全てにボブの曲名が付いているコーヒー、本当はもっと種類があるみたいだけれど、スーパーで売られていた3種類を購入して、今はライトローストの"Get Up, Stand Up"を愉しんでいるところ。
フェアトレードなオーガニックでお手ごろ価格、しかも美味しいので、 このミディアムローストの"One Love"とダークローストの"Buffalo Soldier"も期待大。





{glasses with love}

最近、柄入りのグラスをあまり手にする事がないけれど、これだけは別、なグラス。

いつだったのか思い出せないぐらい昔に購入したもので、刻印もなく詳細は不明。でもポップでグルーヴィーな70年代匂いがプンプン。





今日の締めも大好きな曲で。マイ・ラブソング・ベストテン(ぷぷっ)に必ず入る1曲。


Ribbon In The Sky / Stevie Wonder
ここはBob Marleyの"One Love"だろーというツッコミが聞こえてきそうですが、この曲、大好きなんだもーん。

では皆さまも、愛だろ、愛、な週末をお過ごし下さいまし!

9/19/2012

lovely day




この2週間ちょっと忙しくて、午前中の半休2回以外はフル活動の毎日。帰宅時間が遅いので、ある日の夜ご飯がまるで朝ご飯の様な、焼き鮭、カイワレとエノキのからし浸し、ブロッコリーの中華炒め等だったり、ある日は市販のパスタソースを絡めたスパゲッティーだったり。

そんな中でのひとこま。

レジで、おぼつかない手付きでお財布からコインを取り出している70代と思われるご婦人に、店員さんが「あと1セントあったらおつりは10ドルぴったりなんだけど」。
後ろには長蛇の列、私達の後ろの人も明らかにイライラした様子。
そこでオットがポケットから1セントを取り出して店員さんに渡したら、そのご婦人、とても喜んで、お礼を言いながらオットの手のひらに5セントコインを1枚。オットが断ってもご婦人は首を縦に振らないので、それなら4セントをお返ししようとしてもオットに5セントを握らせたまま。なので、ありがたく頂戴する事に。

一連のやり取りを見ていたお客さん達も、おばあちゃんからお小遣いを貰った孫みたいな図に何故かニコニコしていた。

ほんの小さな事だけれど、誰かが笑顔になれる瞬間ってやっぱり大事だなぁと。

そこで、最近、発見時に笑顔になったものを少し。



{yo-yos}

地球儀のヨーヨー。

以前フリマで見つけたものと全く同じものを帰宅途中のスリフトストアにて発見。オットの「家に1コあるじゃん。」は聞こえないフリをして聞こえなかったので購入。積み重ねたらマカロンみたいで可愛いかもと思ったのに、そうでもなかった、、、。



{globes in a jar}

古いジャーに入れてガラクタコーナーへ。





{spoon rest}

魚のスプーンレスト。

洗う時に剥がしてしまったけれど、"Spoon Rest・Westwood San Francisco・Handcrafted in Japan"と書いてあるラベルが貼ってあった。

水色とミントグリーンの中間のような色のライン、シンプルな形、黒目が真ん中ではないところ、全てがストライクど真ん中。



{japan}

ラベルがなくてもわかる日本製の証。

今まで小皿を使っていた我が家初のスプーンレストなので、大切にせねば。





{choco ball}

疲れには甘いものが1番って事で、日系スーパーのセールで購入した森永のチョコボール。

アポロやカプリコ同様、子供の頃からずっと好きなお菓子の1つ。キョロちゃんのおもちゃのカンヅメ、欲しかったなぁ。





最後は大好きなこの曲で。


Lovely Day / Bill Withers

皆さまにとって、明日がlovely dayでありますように。

9/17/2012

sunday flea market / toy trucks and tin bank



9月に入ってからずっと暑い日が続いているせいで脳も溶け始めたのか、先週アップしたはずの記事を下書きコーナーで発見。ええ、気が付くのが遅過ぎですね。
フリマは第2日曜日、1週間も経っているので今更なんですが、せっかくなので。

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アリゾナ土産をだらだら書いてしまったので大分ズレてしまったけれど、日にちをちょっと戻して日曜日の事を。

Rose Bowlのフリマへ出かけたら、いやぁ、暑いのなんのって。
予想最高気温が100度以下だったので楽勝だと思っていたら、アスファルトの照り返しも手伝って、体感温度はアリゾナ並み。今年1番暑いフリマだった。

下を向いて何かを物色していると、もれなく目に汗が目に入る中で見つけたもの。


{toy trucks}

いつものおじさんのブースで、いつものミニカー。

左・Matchbox "Big Top Circus"トラック。1981年、中国製。
中・39番トラック。香港製。その他詳細不明。
右・Tootsie Toy Fordトラック。この小さなグリーンのトラックの仲間で、アメリカ製。

ミニカー用にスペースを確保した棚に並べては独りニヤニヤ。だから、気持ち悪いんだって、、、。



{wind-up car}

ブリキのミニクーパーらしき車。韓国製で70年代頃のもの(ブースのおじさん談)。



{top}

覇気のない表情の2人が乗っているこの車、実は上から見ても



{left side}

横から見ても可愛いのだ。日本製とは違ったやる気のないチープ感もたまにはよろしいかと。






{tin bank}

"Rival Dog Food" tin bank

7.5センチの小さな貯金箱は、ドッグフードの販促商品だったと思われる50~60年代のもの。後ろ向きのワンコさんが可愛い過ぎて、無視出来ずにお持ち帰り。





以上、オットが購入したスツールと共に、フリマから持ち帰ったおもちゃ達。
(トラックや貯金箱を乗せているのが、そのスツールの座面)

「ブリキのワインドアップやバンクはコレクティブルで、、、」とか「トイカーの中でもTootsieはコレクターが多くて、、、」とか説明してくれる割にはお会計がどんぶり勘定なおじさんは、強気なプライスのブースが目立つRose Bowlでは私にとってのオアシスみたいな存在なので、また来月も会えるのが楽しみ楽しみ。


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以上が、アップしたつもりの記事。
これからは「保存」と「公開」ボタンを間違えてクリックしないように気を付けねば。

ではでは皆さま、happy mondayですわよ!

9/15/2012

What goes around, comes around



先週、たぶん、バチと思われるものに当たりました。

我が家に立ち寄った取引先さんの連れて来た男子、トイレの使用後があまりにも強烈な臭いだったので、彼らが帰った後でオットに報告。だってリビングまでその臭いが充満して、びっくり仰天だったんだもの。

「こんな事言っちゃ、バチが当たるかもしれないけどね」と前置きし、軽く毒と笑いを混ぜながら話したら、オットも大笑い。その後、ご飯を食べに出かけたら、、、

家から10分程の所でタイヤがパンク。鋭利で長い物が刺さったらしく修理は無理、新しいタイヤを買うハメに。

全て1時間以内の出来事なので、これは間違いなくバチなのではないかと。

いい歳して大人気ない、ロクでもない事を言ったので、当然の報いですね、ええ。自業自得ってやつです。誰かを猛烈に傷つけた、とかではなくても、やっぱり言ってはいけない、笑ってはいけない事でした。





なので自戒の意味を込めて、今週は「ひたすらポジティヴな言葉を発する事を心がけよう」キャンペーン実施中。

そうしたら

{felix in downtown}


大好きな車屋さんの看板がお化粧直し中だったり



{sweet prunes}

たまたま通りかかったファーマーズマーケットで試食したプルーン(プラム?)がとても美味しかったり



{pyrex x united airlines}

こんなマグも発見。

ユナイテッド航空の機内食で使用されていたパイレックスの"Soup's on United"マグ。小ぶりでシンプルなデザイン。これ、赤もあるらしい。




キャンペーンのお陰か、バチが当たった事を忘れるぐらい楽しい1週間だった。

ネットで調べたら、バチは罰と書くと知ってちょっとへこんだけれど、バチが当たったと自覚する人間は善人とも書いてあって。(悪人はそんな事思わないそうな)

お金を下さいと言われ断ったオットに、ホームレスの人が「地獄へ落ちろ」と捨てゼリフを吐いた時、すかさず日本語で「お前がな」と呟いた私は善人から程遠い人間なので、少しでも善人に近付けるよう、キャンペーンは今後も続ける予定。

では皆さまも楽しい週末を!

9/12/2012

アリゾナ土産 番外編 Things makes me :)



前回、最終回と言ったばかりですが。ボケた訳じゃなくて、しっかり覚えていますとも。そうです、そう言い切ったのはこの口です。ごめんなさい。

掃除中に、ある物を載せるのを忘れていた事に気が付いたので、今回はお土産シリーズ番外編。と言うより、ただの短い思い出し旅行記かも。

お土産と言っても、お金を出して買った物ばかりではなく、実は風景や匂いの方がより記憶に残っていたりするのでね。





{sunset in az}



オットが指差した、タンクローリーに映った夕陽。





{waffle house}

到着が深夜になった時、たまに行くダイナー。

カリフォルニアでは見かけないので知らなかったけれど、南部を中心に25州に1600店もあるチェーンらしい。 寝しなに食べるべきものではないと知りつつも、いつもチョコチップワッフルを頼んでしまう。





{emergency stop}

サンディエゴの山中で、今までに付いた事のランプが突然点灯した愛車・オデ子。前回、同じエリアでトランスミッションに違和感が出始めたので、慌てて路肩に避難。

冷や汗をかきながらマニュアルで調べたら、ブレーキランプが切れると付くお知らせランプだと判明したので、とりあえず心臓のドキドキと汗が収まるまで車外でぼーっと過ごした。


{□○▭}

足元に転がっていたものを記念に拾ってみた。(石、錆びた5¢コイン大の物、鉄のチューブ)こうやってゴミ屋敷にまた一歩近付いたのでした。





最近ありがたい事に仕事が忙しいせいもあるけれど、何だかかなり前の出来事のように思えてしまうアリゾナから持ち帰った物、形がある物もない物もきちんとしまったので、これで本当に本当のお終い。

次回からは通常運転で。脱・狼少年!

9/10/2012

アリゾナ土産 最終回 



だらだら続けてしまったお土産シリーズですが、ええ、やっと最終回です。


{souvenir mug}

お土産の王道、ご当地マグ。

アリゾナは何度も訪れているのに、そそられるお土産マグに出会った事がなく、家にあるのもアリゾナのTV局のマグだけだったけれど、ついに 私好みのかわいコちゃんを発見。

哀愁を誘うくすんだグリーン1色の中に、先端に黄色とマルーンがちょこんと付いたサボテンハンドルや、反対側は文字が一切なくて表と同じサボテンがぽつん、全てに胸キュン。





{totem pole}

プラスティックの小さなトーテムポール。香港製。

見た目同様、お値段もすこぶる可愛らしさだったのでアンティークモールで購入。お会計時、こんな可愛いポップコーンの袋に入れてくれて嬉しさも倍増。(たぶん「ネイティブアメリカンセット」みたいなおもちゃの中の1つだったんだろうなと、勝手に推測。)





{!}

お土産シリーズ最後は、真打ちに登場して頂きますか。



{}

Arabia GA-3 teapot

ツーソンで時間がある時に必ず覗くスリフトで、レジ後方にあるガラスケースの中にひっそり佇んでいた黒い物体。

何気なくガラスケースの前を通った時、視界の隅にこれがちらり。その瞬間、身体の向きを変えずに後ずさりして戻り、ケースの中を凝視。監視カメラの映像を観たら、間違いなくただの不審者だな、こんなヤツ。

以前はキャサリンホルムのロータスのボウルセットが鎮座していたり、手が出ない高額商品ばかりが並べられているケース、今まで1度も開けてもらった事のない鍵をこの度初めて開けてもらったら、、、

やっぱり高い。でも欲しい、そして悩む、、、。
これを逃したらもう会えないかもしれないし、とか、猛暑の中仕事を頑張っている自分へのご褒美に、とか、無理にでも理由を付けて連れて帰る準備をした上で、本を物色していたオットにお伺いを立ててみた。今までスリフトストアで購入した物の中で最高額だったし、お財布も一緒だから一応ね。

予想に反して拍子抜けする程あっさりOKが出たので、めでたく我が家の仲間入り!
このティーポット、残念ながら少しシルバーマークのようなかすり傷があるけれど、白とは違った趣もあって、何と言ってもフォルムが美しい。バックスタンプは、こちらのサイトによると1964~71年のもの。



{♡ & ♥}

忘れもしないオットがお財布をなくした日に見つけたGA-1と記念撮影。

いやもうね、うっとり。
このシリーズにはあと1色茶色があり、どうせなら死ぬ前に3色揃えて記念撮影したいので頑張って長生きせねば。





最後に、今回立ち寄って実際に何かを購入したアンティークモールはこちら。
このご時世、私達のようにスマートフォンを持っていらっしゃらない化石みたいな方には必要ない情報だし、アリゾナに出かける方も少ないと思われるので、おせっかいかもしれないけれど。

*Brass Almadillo / 12419 N. 28th Pl, Phoenix
    
*Zimmas / 724 W. Indian School Rd, Phoenix

*Antiques On Camelback / 4955 N. 7th Ave, Phoenix

*22nd St Antique Mall / 530 E. 22nd St, Tucson

1番上のアルマジロ以外は5時で閉店。
Zimmasはクーラーがないので、相当なサウナ好き以外は気温が50度近い日を避けるべし。

個人的にはちょっと寂しい気もするけれど、だらだら続く中、最後までお土産シリーズに付き合って下さった皆さま、どうもありがとう。

9/08/2012

アリゾナ土産 その4 Aprons, Flag and more



今日は布もの編。


{apron 1}

ヴィンテージデニムエプロン。

形や大きさの違うポケットが付いているので、キッチン用ではなく作業用だと思われる古いエプロンは、オットいわく40年代のもの。小さな穴が幾つか開いているけれど、綺麗なインディゴ・藍色にうっとり。


{rivet}

紐が後ろ(背中)でクロスする部分に、丸いブラスのリベットが。これが個人的にポイント高し。



{selvedge}

耳もちゃんと付いていて、糸は綿糸、縫い目も大きめ。ディティールがいちいちツボにはまって、スリフトストアで発見した時には小さくガッツポーズ。




{apron 2}

ミリタリー用のウエストエプロン。

ラックにデニムエプロンと並んでいたところを捕獲。



{label}

右上に小さく手書きで持ち主の名前が。

このスタンプからわかった事。(以下、覚書。)
Arizona Industories For The Blindという盲目または視覚障害者の人達の職業訓練や雇用の支援をする団体で製造されたアメリカ軍用のエプロン。陸軍や海兵隊の基地内にこの団体の経営する店舗があり、そこで販売されていたものかも。





{dish cloths}

更に同じスリフトストアで購入したクロス、いや、布巾。

ちりちりしたガーゼのような素材と、片側にしかない白いステッチが◎。まだ水を通していないけれど、たぶんよれよれになっちゃうんだろうなぁ。





{CD Scraf}

Christian Diorのヴィンテージスカーフ。

ブランド物に縁遠い私でもテンションが上がった「これぞディオール」的な74cm四方の大判モノグラムは、70年代のもので100%シルクのフランス製。
初めてのディオールとの出会いがスリフトストアなんていかにも私らしい気がするけれど、さて、これをどう使うべきか、、、。って言うか、使いこなせる自信がゼロだ、、、。





{state flag of az}

布ものの締めは、古いアリゾナ州旗。

古いタイムのティン缶と同じブースで発見。ちょうど棚換えに来ていたブースのオーナーさんによると、40年代のものだとか。65%オフセールだったせいもあり即決。

上部の赤と黄色の13本の光は独立時の13州とアリゾナの夕映えを、中央の星は州の主要(鉱物)産業でもある銅を、下部の青は自由を示しているらしい。

114x174cm、実際使われていたようで、端が少しほつれているのもお気に入り要素の1つ。 国旗、カリフォルニア州旗に次いで3つ目の古い旗が仲間入り。





以上、布もの編。
あと1回でアリゾナ土産も終わり。私にとってはスペシャルなものなので、週明けのオフの日にでもアップする予定。もういい加減飽きたよね、、、スミマセン。

では皆さま、楽しい週末を。 

9/05/2012

アリゾナ土産 その3 Glass Jars



今回のアリゾナで、特に縁があったのがヴィンテージのジャー達。マヨネーズやピーナッツバターのジャーも楽しいけれど、こちらもやめられない止まらない、、、。




{jars 1}

Ball Ideal jar w/wire bail

干乾びたベイリーフが入っていた1番小さなサイズやアクアはかなりテンションアップ。ワイヤーのサビが取れない部分も、ま、それは味って事で。

これまでも、ありとあらゆる物を入れて我が家の各部屋で大活躍中なので、これらも活躍する事間違いなし。
(ゴムのパッキンを装着すれば密閉度も上がるので直に食材を入れるのも可だけれど、以前ゴム臭が移ってしまって、、、。それ以来、パッキンはなし、食材はパッケージ入りのもののみに。)



{and jars}

Ball Perfect Mason jar w/zinc lid

同じくBallのフタ付きジャー。フタの裏にはミルクグラスがはめてある。
実際に今もコーヒーや干し椎茸、昆布、豆の乾物等を入れて使用中なので、フタの内側が綺麗な物に出会たらとラッキーだけれど、このうち1つはカルシウム?がびっしりでマイナスドライバーと激落ち君片手に格闘する事30分。なので、次回からフタの綺麗な物のみ持ち帰る事に決定。(ちなみに、フリマ等でこのフタだけ売っているのを見かけた事も。)

どうでもいい知識だけれど、この"Ball Blue"と呼ばれている(らしい)アクアは、ガラスの生産過程で使用されていたミシガン湖の砂に含まれるミネラル分と、炉の酸素の量から出来たものだとか。この色のガラスは1937年で生産中止に。

もう1つ、どうでもいい知識。Ballのロゴの違いに疑問を抱いちゃったので調べたら、やっぱり年代によって変化したらしく。せっかくなのでロゴの比較を。


{close ups}

上から1910~23年、1923~33年、1933~60年との事。
1番上と下の違いは、わかりにくので矢印を付けた、小文字の"a"の始まりに筆記体の繋がりのようなラインがあるかないかだそうで。
(アリゾナで購入したジャーは全て上2つのロゴしかなかったので、1番下は家にあったもの。)

ネットで検索中、Ballのジャーのコレクターが沢山いた事にびっくり。更に、おばあちゃんの家の庭から出土!みたいな人までいて、2度びっくり。まだまだ、世の中知らない事ばかりですな。



{more jars}

Atlas E-Z Seal jar

Hazel Atlasのジャー。ガラスのくぼみにワイヤーをはめるBallと違い、こちらは針金でワイヤーが固定されているタイプ。
フタがどう見てもBallのものなのが残念だけれど、少しだけアンバーがかっていて雰囲気ありなので、気にしない気にしない。



{and more jars}

Atlas Strong Shoulder Mason & Atlas Mason jar

年代的には右の方が古いらしいけれど、左の大きなHAマークも魅力的。こちらのフタは、Ball同様裏にミルクグラスがはめてあるものと、亜鉛の枠にクリアグラスをはめ込むタイプの2種類。



{♔♔♔}

Crown jars

クラウンの名前の通り、王冠がエンボスされているカナダ製のクラウンジャー。
今までネット上でしか見た事はなく、実物を見たのは初めてだったので、舞い上がってアンティークモールにて購入。だってほら、カナダ製だからもう出会えないかもしれないし、、、。

1つだけ底に1933とエンボスされていて、どうやら製造された年らしい。そんなに古いものとは知らなかったのでびっくり。
可愛らしい王冠がガーリーで私に似合わない気もするけれど、Ballとは少しトーンの違ったアクアも含めて、お気に入り。

と、こんな感じのジャー祭り。
これからキッチンの掃除でもしながら、ジャーに何を入れるか考えよっと。
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