箱入りハンサムに続き、先日見つけた箱入り美人。
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日本らしい綺麗な箱が目に留まって手に取ったら、角館の文字が。嬉しくなって早速箱を開けてみると
{handmade vase} |
日本から持ち帰った茶筒と同じ、角館の伝統工芸・樺細工の手桶型の一輪挿し(?)。
やっぱり桜の革の模様が美しい。画像を撮り忘れてしまったけれど、取り扱い説明書も入っていて、こちらの美人は、江戸末期から続く老舗「藤木伝四郎商店」さんで製作されたもののよう。ホームページには昔ながらのスタイルではなく、モダンなデザインの商品もたくさん紹介されていてうっとり。
{japanese beauty} |
代わり映えのしないキッチンの棚へ。
日本で購入した誰かからお土産として貰ったのはいいけれど、好みじゃなかったのか長年箱にしまわれていた美人も、この度こうして同郷の茶筒に会えて喜んでいる事でしょう。たぶん、、、。
上で一輪挿しと書いたけれど、樺細工は湿気に弱く水分はご法度なので、暫くはこのままで。
さて、もう1つの「そうでもない木工品」ですが。
実はアリゾナのスリフトストアで、5ドルだったのであまり深く考えないで購入したベンチがあって。
乾燥によって、表面に塗ってあった黄色いニス?のような塗料がポロポロ剥がれてくるので、とりあえずバルコニーで待機してもらい、涼しくなった今、プロジェクトに着手。
サンドペーパーでごしごしすればすぐ取れるだろうと軽く考えていた私が甘かった、、、1時間たっても仕上げ剤がこれっぽっちも剥がれず、腕がぱんぱん。このままじゃ今年中に終わらない気がしたので、オットにエレクトリックサンダーを買ってくれと頼んだら、あっさり拒否され、、、何か使えるものはないかと道具箱をがさごそしていたらspackling knifeを発見。(本来はプラスター等を均す道具だけれど、ホームセンターの店員さんに勧められて、以前に床のガム剥がしに使用した記憶が。)
細かい粉を吸わないように、三角に折ったバンダナで顔の半分を覆った強盗スタイルで、spackling knife片手にごりごり表面の塗料を削り取る事、合計5時間。、、、ヒマ人って呼んで下さって結構ですわよ。
{the grain} |
木目がお目見え。
これに、"Resore A Finish"という色の付いたオイルを塗っては乾かしを繰り返して
{the grain, stained} |
今朝、めでたく完成。
完全に染み込むのを待って、乾拭きしたら室内でテーブルとして使う予定。もう少し暗い色、ダークチークみたいな色が良かったかも、とか、黒くペイントするっていう手もあったなぁ、とか考えながらボーっとしていた私にオットがひと言。「何にも塗らなくても良かったかもね♪」
思わず、うぉぉーっと叫んでベンチをバルコニーから道路に投げてみたくなりました、、、。
そんな私には、まだまだ修行が必要みたいですな。
皆さまにとっては、うぉぉーっと叫ぶ事がない、楽しい週末となりますように。