8/23/2013

オットの災難と久しぶりのheath ceramics


こんな事がありましたので、どうぞ皆さまもお気を付けあそばせ、と言った類の出来事ではなく、通常生活においてまず起こらないであろう災難がオットに。

(前半は日記のようなもので、すっ飛ばして下さいまし。)

今週に入って夫婦揃って体調が悪く、夏バテかと思われるダルさや微熱があり、その日はいつもより少し早めに帰宅する事に。でも、帰りがけに通りかかったスリフトストアへ夕涼みがてらに立ち寄ってみた。

食器コーナーを探索中、隣接する家具コーナーでガシャーンと何かが落ちる音がしたので何気なくそちらへ視線を向けると、黒髪の男性が頭を押さえてしゃがみこんでいて。あらあら、どうしたのかしら?なんて、すれ違いざまにちょっと立ち止まってチラ見したら、、、なんと我がオット。え?何?なに?ナニが起きたの???

慌てて駆け寄って聞くと、レコードコーナーに先客が何人かいたので、空くまで待機するつもりで近くにあった椅子に座って数分後、頭に激痛がはしり目の前が真っ暗になったのだとか。何が起きたのか状況が全くわからないオットの視界に入ったのは、床に転がる重たいサイドテーブル、、、。どうやら椅子に座っていたオットの背後にあった棚に、反対側で他の客が物色していたラウンジチェアを乱暴に投げ入れ、その反動でサイドテーブルがオットの頭上に落下したらしく。

オレの頭、割れてない?と何度も聞くオットの頭は幸いにも赤いみみず腫れのようなすり傷しかなかったけれど、原因を作ったその客もヤバイとさすがに思ったのか、初めはI'm sorry.とAre you ok?を連発していたのに、店員さんが様子を見に来ると「サイドテーブルが棚の端の不安定な位置にあったから」だの「そんなつもりはなかった」だの「血は出ていないから大丈夫」だの言い訳ばかり。個人的に、I didn't mean it.を繰り返す人が好きではないし、血は出ていないから大丈夫なんてお前は医者なのか?と、器の小さい私は怒りを抑えるのが精一杯で。

店員さんが患部を冷やすようにと持って来てくれたアイスパックを頭に載せて休憩した後、オットが大丈夫だからと言うので、店員さんにお礼を言ってその場を後に。帰宅後、10分アイシング、50分開けてまた10分アイシング、を暫く繰り返したものの頭に出来たタンコブと首が痛いらしく、翌日(昨日)は大事を取ってお休み。

一歩間違えれば大怪我になっていただろうし、オットの頑丈な体型と幸運に感謝した事件でございました。

で、ですね、そんな災難が降りかかるほんの少し前にこれを見つけてしまったので、しっかり購入、、、ええ、人間失格な鬼嫁と言われても仕方ないですが。

{heath ceramics cup}
大好きなHeath CeramicsのPlaza Line Modern Cup。さて、帰ろうかとホッとして我に返った時点で、 これをずっと握りしめていた事に気が付いて(笑)。災難の渦中において何故手放さなかったのか、自分でも不思議。


 
{dark brown x ivory}
 Heath Cramicsのサイトによると1980年代からあるデザインだけれど、現行品は外も中も同色でこのバイカラーのものは販売されていない模様。



{3 cups}
やっとトリオになったので記念撮影。年代の違いなのか、それぞれ高さが微妙に違うのも面白い。



{♡ x 3}
全てが単色ではないバイカラー。そば猪口、コーヒー、お茶、ソースやドレッシング入れに活躍、何個あっても嬉しいカップ。これからはこのカップを使うたびにオットの災難を思い出すんだろうな。

例え頭にテーブルが落ちて来ても夏バテ気味でも1日は同じ24時間、それなら楽しく笑って前向きに過ごした方がいいと思うので、これも真夏の珍事、笑い話と捉えて下されば幸いです。

ではでは皆さま、楽しい週末を!

8/21/2013

iittala stellaria candle holder


どうやら涼しいのは我が家の辺りだけらしく、車で1時間も走ると連日90℉(32℃)以上あったり。まだまだ南カリフォルニアの夏は終わっちゃいませんでした。

なので、最近見つけた涼しげなガラスでも。

{stellaria}
Iittala "Stellaria" candle holder

「ステラリア」はTapio Wirkkalaによってデザインされ、1967年に発表され80年代後半に廃盤になってしまった作品。
フィンランドの氷河を切り取ったようなフォルム、、、だと思っていたら、stellariaとは七草にもあるハコベを意味するらしく、あの小さな花を模したもののようで。



{♡ this uneven surface}
想像力が不足しているのか、氷を削ったようなざらざらした表面とハコベが結び付かないけれど、どちらにしても自然がモチーフ。我が家にあるタピオさんのガラス同様、繊細で男性的な彼のデザインがやっぱり好き。



{i}
取れかかっているiマークは、1974年~91年に使用されていた四角いステッカー。



{lighten up your life}
キャンドルを灯すとこんな感じ。暗くなったらテーブルに映る光も美しいと思われ。

実はこれを書いている間に10回以上もインターネットへの継続が途切れた為に保存もアップも出来ず、1時間以上かかってしまって。よくわからないけれど、ルーターの寿命なのだろうか。そろそろ買い替えの時期?

では皆さま、明日も元気にお過ごし下さいまし。

8/17/2013

pyrex flameware percolator


{a part of handle}
2週間程前にスリフトストアで購入したパイレックスのパーコレーター。重い腰を上げて、やっと本日分解掃除に着手。

*画像が無駄に多いので、ささっとスクロールして下さいまし。

{band, bolt & nut}
耳の短いウサギに見える、外したバンド、ボルトとナット。

 

{cu on a handle}
ストレートのハンドルには、調べても何を意味するのかわからなかったCUの文字。

全てのパーツ、本体を綺麗に洗った後に組み立てたものがこちら。

{pyrex 6 cup percolator}
6カップパーコレーター。バランスが良いのか悪いのかよくわからないスッキリしたハンドルに綺麗なブルーのガラスがストライクど真ん中。

家にあるパイレックスのコレクターズガイドには"early"としか書かれていないので、ちょっと調べてみたらこのサイトに同じものを発見。

{via corelle corner }
上記のサイトによると、この6カップのパーコレーターが発売されたのは1939年だそうで、、、。そんなに古いものを今まで壊さずに保管して、スリフトストアに寄付してくれた前の持ち主さんに感謝したい気持ちに。



{from above}
上から見た図。PYREXとだけ入っている蓋は、本体と違ってクリアグラス。



{@ the bottom}
底の緑のスタンプを中から見ると、かろじて7826-Bと読み取れて、4桁の最後の6は6カップ、Bはbottomを表すとの事。ふむふむ。



{pumpa}
残念ながら蓋の付いていないガラスのバスケットは台形、ステムは家にある後期型のものと違ってアルミで出来ているので、ひょっとしたらオリジナルではない可能性も。

(アルミの部分にある特許番号を調べたところ、1938年に申請、1940年に許可が下りているので年代的には合致しているけれど、どうなんでしょ?)



{basket}
バスケットのガラスは後期型と違ってかなり厚みのあるもの。

我が家は蚊取り線香のような渦巻き電熱線のレンジなので、フレームウェアを直火にかける事も出来ないし、パーコレーターとして使う予定はなし。当分の間は麦茶専用ポットとして活躍して頂く事になりそうだけれど、冷蔵庫から出し入れする時にどこかにぶつけたりしないよう、破壊王は今からちょっと緊張しております。

何も入っていないフォーチュンクッキーを貰って以来、ある食べ放題のレストランでお醤油をお皿に出したら一緒にコバエが、それも2匹、とか、ちまきの笹の葉の間からゲジゲジがこんにちはとか、おうどんの中に髪の毛が、等々、外食するのが怖くなってしまう事が立て続けに起きたせいで少々凹んでいたけれど、こんな古い素敵なものにスリフトストアで出会えるのだから、運は悪くないはず、、、です。たぶん。

では皆さま、素敵な日曜日を!

8/14/2013

new succulents


日曜日、Rose Bowlのフリマへ出かけたものの、触手が殆ど動かずに買ったのは多肉植物のみ。

{rose bowl 1}

{rose bowl 2}

{rose bowl 3}
その多肉植物を早速植え替えてみた。

{succulent 1}
可愛いのか可愛くないのかよくわからない、にょろにょろ。日本では五十鈴玉とも呼ばれるFenestraria(フェネストラリア)。

家にあったプランターが大き過ぎて今はかなり不格好なので、早いところ大きく育ってくれる事を期待中。



{succulent 2}
3か月位前にひと目惚れした小さなプランターに植えたのは、Crassula(クラッスラ)。先端の葉の縁が少し赤くなっているかわいコちゃん。



{mccoy}
濃い緑のプランターはMcCoyのもの。このマークは1939年から会社が倒産する1990年代まで使用されていたとの事。



{succulent 3}
最後の1つは、 小さなHaworthia Fasciata(ハオルチア・ファスキアタ)。英名のZebra Haworthiaがぴったりな縞々模様は使い古しのテラコッタへ、しかも鉢受けがないので灰皿に。

多肉の諸君、私に出来るのはここまでです。たまに、気が付いた時にお水差し上げますが、例え忘れても機嫌を損ねずにご自分の力で逞しく強く育って頂きたいと切に願います。

(ちなみに今回調べた名称に付いてはたぶん覚える気はないです、笑。)

にょろにょろは3ドル、おチビ2つは各1ドルの計5ドルで気分が和やかになるのなら、お安い買い物だったのではないかと。

では皆さま、明日も良い1日を。

8/10/2013

海とサーフィンスヌーピーとマーメイド


{hermosa beach}
 昨日のお昼過ぎ、オットが用を足している10分ちょっとの間にビーチで1枚。
スペイン語で美しいを意味するHermosa Beachだけあって、砂浜が続く綺麗なビーチには人が沢山。ビーチ沿いには自転車・ランニング道路が、1本内側の通りにはレストランがあって、車で30分程の我が家の近所の寂れたビーチとは大違い。勿論、家賃も大違いだけれど(笑)。

そんな訳で、皆さま、こんにちは。週末をいかがお過ごしでしょうか?

前回のポストからちょっと間が開いてしまったのは、決してやる気の低下ではなく、たぶん四十肩のせいだと思われます。
左肩から肘にかけてぴきっと激痛が走る度に、あぅ、だの、おぅ、だの、いつっ、だのを1日に何十回も口にし、夜は夜で睡眠中に痛みで何度も目が覚め、おばちゃんぐったりなんですのよ。
これが半年続くのかと思うと少々滅入りますが、それ以外は元気ハツラツなので、この「ザ・老い」と仲良く付き合っていく所存でございます。はい。

では気を取り直して、海らしいものをちょこっと。

{surf's up}
Snoopyのヴィンテージポスター。

普段バスルームにあって、この妙な角度、実はトイレの便座に座った時の目線でして(笑)。我が家のバスルームは小さくてどんより暗いけれど、トイレを使うたびにこれが視界が入ると、心なしか明るくなる気がするので。

花柄のトランクスを履いたスヌーピーがサーフィンをしているポスターは、1960年代後半から70年代にかけて流行ったブラックライトに当てると光るタイプらしい。サーフィンもしないしブラックライトも持っていないけれど、渡米直後にフリマでひと目惚れして以来ずっと部屋のどこかにあるお気に入り。



{blue mermaids}
Hornseaのマグ。

ネイビー×水色のバイカラー、3人の人魚が囲む胸きゅん度が高いマグは、John Clappisonによるデザイン、1969年から70年代初めにかけて販売されていたもの。他に、茶色×水色、オリーブ×ベージュもあり。



{@ the bottom}
裏はこちら。シンプルで宜しい。

これらのマグにようやく仲間が出来たのはつい最近という程、ホーンジーはあまり見かけないので気分も上がりますの。

ではでは、皆さま、楽しい週末をお過ごし下さいね。おばちゃんはオフまで後2日、もうひと踏ん張りしますっ。

8/03/2013

倍返し!な、水色パラダイス


{8/2/2013, downtown la}
夏真っ盛りな8月だと言うのに、ここ数日涼しい日が続いていて、特に夜は涼しいよりも寒いの方がしっくり来る程。私がウルトラサムガリータだという事もあるけれど、最低気温が10℃ちょっとなんてあり得ない、、、。

さて、先日お気に入りのお粥屋さんで貰ったフォーチュンクッキー、中にはおみくじの様な紙が2枚。

{:-) x 2}
過去に何も入っていなかった事が2回あって、オットに、お前、どんだけ運に見放されてんだよ、、、と言われたけれど、これは幸運の「倍返し!(by 半沢直樹)」に違いないと思い込んでいたら



{!}
なんと、その日の仕事帰りに立ち寄ったスリフトストアで、こんな水色を発見。



{! x 3}
Fire King Turquoiseのマグ。ご存じの様に1956~58年の3年間しか製造されなかった為、FKファンの中でも人気のあるターコイズにスリフトストアで出会えるなんて、これはもう倍返しどころじゃなくて、嬉しさのあまりオットとハイタッチ。
 
かなり昔に1度だけスリフトストアでマグを発見した事があるけれど、我が家にあるターコイズは殆どが10年以上前、まだ手が出る時代にフリマで少しづつ集めたもの。



{♡♥♡♥}
横から見ても上からみても死角なし、うっすら光に透ける水色は美しいのだ。

調子に乗って、閉店間際のもう1軒に滑り込んだら、今度は違う水色とご対面。



{!}
Paul McCobb "Contempri"のディナープレート。Contempriのラインはパターンそれぞれに名称が付いていて、こちらは"Eclipse"。(その他Hopscotch、Petals、Straws、Can Can等々も非常に魅力的。)

ポール・マッコブと言えば、家具、食器から室内装飾に至るまで幅広く手掛け、Charles & Ray Eames、George Nelson、Russel Wrightらと同時代に活躍し、ミッドセンチュリーを代表するデザイナーの1人。

家具はどう頑張っても手が届かないけれど食器なら、、、と捜索する事数年、これまでスリフトストアで何度か見かけた食器はペイントが薄くなっていたり、欠けていたりで(今回も4枚中2枚は欠けていた)購入には至らなかったけれど、今回やっと綺麗なお皿に出会え、しかも70%オフのセール中につき1枚39セントの感涙もの。



{made in japan}
エクリプスは1960~65年にJackson Internationale社(Franklin China社の輸入製品向けの子会社)によって日本で制作されたものとの事。

C & Sやボウルをはじめ種類も豊富なので、類が友を呼んでくれたりして、、、、なんて都合のいい妄想が早くもスタート中。

という訳で、倍返し以上の幸運な水色パラダイスだったけれど、紙に書いてあった"All your hard work will soon pay off."のall my hard work=地味なスリフト巡りのpay off=成果と捉えるのはあまりに短絡的なので、浮かれていないでちゃんと仕事で成果が上げられるように頑張れ、アタシ。

ではでは皆さま、楽しい週末をお過ごし下さいね。

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