一昨日、仕事帰りに寄った近所のスリフトストアで小さなアラビア祭りが。
{cops with bunny and chicks} |
Arabia egg? cup
バックスタンプからわかる1964~71年の作品という以外、詳細不明のアラビアのカップ。
フォルムとイースターらしいイラストからエッグカップだと思ったけれど、高さが10.5センチもあり、普通の大きさの卵を入れるとすっぽり隠れてしまう大きさ。
という事はチルドレンシリーズのカップ?だとしたらハンドルが付いていないと子供には使いにくいような気もするし。うーむ、謎です。
{arabia fl-2 pitcher} |
Arabia FL-2 pitcher
この無地と同じシリーズで、デザインはKaj Franck。
{fl pitchers} |
せっかくなので再度集合写真。左からFL-2, 3, 4。
この日は仕事も順調だったので、きっとご褒美なのね♪と、帰宅後お線香を上げながらご先祖様に感謝したりして、浮かれていたのだけれど。
、、、その翌日(昨日)、オットがお財布を失くしました。
運転中にお尻のポケットからお財布を取り出して何故か足の間に挟んだらしいオット、その事を忘れて車から降りた時に、お財布も車外に出てしまったらしく。
お財布がない事に気が付いたオットが慌ててパーキングに戻るも既に時遅し。その間3分程、電光石火の早業ですね。
店内、パーキング、近くに停めてあった車の下、至る所を探したけれど見つからず。
汗だくで慌てるオットの横で、さてと、まずは何をすべきか。紙とペンを取り出し、お財布に入っていた物を書き出してみた。
免許証、銀行のATMカード、クレジットカード、ショップカード(これはどうでもいい)等々。
オットが銀行のトールフリーに電話しても待たされたまま繋がらないので、友人に調べてもらった支店に直接電話して手続きをしている間に、私はクレジットカード会社へ連絡。
ラッキーな事にオットが持っているカード、私も同じ物を持っているので、カードに記載されている番号に片っ端から3社電話して事情を説明、新しいカードを郵送してもらう事に。
自分だけは落ち着いていたつもりなのに、やっぱり焦っていたのか、私しか持っていないカードまで止めてしまったけれど、ここまでは思ったよりスムーズで上出来。
免許証の再発行は顔写真付きの身分証明書が必要だと聞いたので、パスポートを取りに1時間かけて家へ戻り、今度は近くのDMVへ急行、終業時間の午後5時ちょっ前に滑り込み、テンポラリーの免許証を取得。
と、こんな感じの流れで、慌しくも数時間でミッションコンプリートだった訳ですが、人生で初めてお財布を失くしたオットの落ち込み様は激しくて、見ていて可哀想な程。
「カード類は誰かに悪用される前に全部処理出来たはずだし、お財布に入っていた現金が7ドルだって事だけでもラッキーじゃん♪」と励ましたら「オレはお前と違って鉄のハートを持ってないから。」と。し、失礼な!
そんなドタバタでランチ抜きだった腹ペコ夫婦はその後食べ放題のレストランへ行き、気晴らしにスリフトストアへ寄り道。
遠くから私を呼んでいた、ひと目でそれとわかる白い丸い物体。
{arabia tea pot} |
Arabia GA-1 tea pot, white
1955年にUlla Procope(ウラ・プロコッペ)がデザインしたティーポットで、日本の急須にも通じるコロンとしたフォルムに籐のハンドル、マットな釉薬、全てがお気に入り。バックスタンプは1971~75年。
実はもう1つ家にあって(茶筒の左隣)、ヒビに近い貫入が入っていて使う時はいつもおっかなびっくりなので、これで思う存分お茶を楽しめる。ちなみにこちらのスタンプは1949~64年。
このGAシリーズのティーポットはLサイズもあり、色も他に茶・黒があって、そちらも非常に美しい。
と、まぁ、個人的にはアラビアで浮かれた翌日にお財布紛失で落ちた気分もまたアラビアによって上がったので、結果オーライですが。
オットは、お財布を失くすという行為自体に、そして友人から誕生日プレゼントにもらって以来、20年近く愛用してきたお財布とこんな形でお別れをした事にいまだに落ち込んでいるご様子なので、暫くこのまま放っておく事にいたしましょう。
皆さまも失くし物・落し物にはくれぐれもお気を付けあそばせ。