始めに。今日はオットという単語が普段より多く出てくるかと思いますが、それは決してラブラブ度をアピールする為ではない事をご了承下さいませ。
では、1か月程前にオットがスリフトストアで見つけてくれて思わず親指が立ったこちらから。
{gucci horsebit moccasin}
スウェードのグッチのビットモカシン。前の持ち主がシューキーパーを入れていたらしく型崩れもなく、何よりサイズがぴったり!発見時にはちょっと気がかりだったカビも、ブラシをかけたら何の問題なく。(埃を被っているように見えるのはスウェードの毛足に光が当たっている為かと。)
たぶん90年代初め頃に作られたと思われるモカシンは、最近レザーシューズの値段が急騰中のスリフトストアで、子供用と認識されたお陰で片手以内の嬉しいお値段。
{vibram soles}
しかもありがたいビブラムソール。昔、オットから誕生日プレゼントに貰ったレザーソールのビットモカシンをビバリーヒルズに行きたいと言う知り合いとの待ち合わせの際に履いて行き、「○○ちゃん、久しぶり~!」と彼女に手を振りながら駆け寄ったら、濡れたマンホールで思いっきり滑って身体が宙を舞い、腰から落下、その後1週間程痛くて大変だった事があって。それ以来レザーソールを履く時はおっかなびっくりなので、ラバーのビブラムなら心配無用、安心安心。
(普段スニーカーとブーツばかり履いている私の「ビバリーヒルズ=グッチ」の発想はいかにも田舎者ですが、その日、20ドル札を1枚お財布に入れて出かけようとして、オットにお前はバカかと100ドル持たされたぐらいの小市民ですのでね、ええ。事実、ランチに訪れたイタリアンレストランでは食前酒が20ドル近くしておりましたわ。)
{american junk}
ご存じの方も多いかと思われる"ameirican junk"。 現在はRalph Laurenのアドバタイジング部門でも活躍中のMary Randolph Carterさんが1994年に出版、Maryさんワールドが広がる素敵な画像が満載の本。こちらもオットが発見したもの。
{candle & hand soap}
最後は日用品。Goodwill(全米展開のスリフトストアチェーン)では、Targetというディスカウントストアから流れてきた商品が多く販売されているので、これらもその類。
左のグラスジャーは、環境に優しい洗剤等で有名なブランドMrs. Meyer's Clean Dayのソイキャンドルで、すっきりパインの香り。右は自然派商品を販売している老舗J. R. Watkinsのハンドソープ。
こちらもパイン、、、去年のホリデーシーズンの余剰在庫という事で間違いなさそうですな。どちらもパケ買い、残り物に福があるかどうかは分からないけれど、お値段も納得の99セント。
このように、何故か最近買ったのが黒っぽいものだったのはタイトルでお分かりかと思いますが、問題はもう1つの「らなうぇいじじぃ」。実は一昨日、愛車・オデ子がスリフトストアの駐車場で当て逃げ未遂に遭いましてね。それもオットが見ている前で。
私はひと足先に店内に入っていてその場にいなかったので、ここからはオットの体験談。
オデ子を駐車、車から降りて数歩歩いた時に水色のベンツがオデ子の右後部をこすって通過。オットがドライバーに話しかけようと近付くとベンツが逃走したので、オットはベンツを追い越して行く手を阻止。が、ベンツはまたもや逃走し駐車場から出ようとしたらしく、オット曰く「ここ10年で1番の速さで」追いかけ、手を広げてとうせんぼしたのだとか。
ようやく観念してベンツから降りて来た60代位のラテン系のドライバーに「車をぶつけて逃げるってどういう事?」と言うと、ぶつけていない、知らないの一点張りで、おまけに"No English, no English."と英語が分からない振り。「いや、この目で見てたし、ここ凹んでるよね。」と水色のペイントが付着したオデ子の凹んだ箇所を指さすと、そのじじぃは事もあろうか「だったら俺の車の方がダメージが大きいじゃないか!」と逆切れ。
停めてある車にぶつけておいて自分の車の方がダメージが大きいと言われてもねぇ、さて、どうしたもんかと思いを巡らせるオットにじじぃが上から目線で「お前は俺に何をして欲しいんだ?」と聞いた時、オットは「もういいから忘れて」と。じじぃは態度を急変させて"Thank you very much."を連発させたそうな。
そのバトルが繰り広げられている間、私はのほほーんと店内を徘徊しておりました、、、。オットの説明と共にオデ子の凹んだ箇所を見た時には、当て逃げじじぃへの、そして何も知らずに店内で鼻歌を歌っていた自分への怒りがふつふつと込み上げて来て、その後再び店内に戻った後も冷めやらず。
そんな時にオットがLineでひと言送って来たのが「らなうぇいじじぃ」で、これは当日たまたま車内で聴いていたStray Catsの"Runaway Boys"に引っかけたもの。 直後に「らんにん ふぁすたー」と来たので歌詞通りに「ふぁすたー おーるざたーいむ」と返信しながら、オデ子もかすり傷程度だしオットが納得したのならそれでいいや、とちょっと穏やかな気持ちに。
以上、「らなうぇいじじぃ」の顛末でした。なので、やっぱりこの曲で〆ないとね。
VIDEO
Runaway Boys / Stray Cats
さぁ皆さんもご一緒に、♪らなうぇいじじぃーっ♪ 今後この曲を聴く度にこの一件を思い出すんだろうなぁ。