2/27/2014

決して日常生活には必要ない小さなもの / it never rains


掃除中、このままにするか片づけるかで暫し悩んだついでに意味もなく撮影した細々したもの達。

{polar bear}
長年、季節を問わずにリビングのどこかで生息中の小さなホッキョクグマ。体長は約2センチ。



{elephant}
家にある小さな動物シリーズの中でひょっとしたら1番お気に入りかもしれない、サーカスの象。こちらも体長約2.5センチのミニサイズ。



{sea lion}
体調1.5センチのアシカ。この角度から見ると、後ろ足をきゅっと上げたポーズが可愛いのに

{upturned eyes}
上目づかいで舌を出すてへぺろな表情。顔のパーツの描き方が雑なのはご愛嬌って事で。(以上3点は生産国はわからず。)



{crochet mushroom}
普段、バスルームのドアノブに引っ掛けてある毛糸のマッシュルーム。勿論自分で編めるはずもなく、フリマでまとめて購入した友人からのおすそ分け。

どれもこれも日常生活には必要なく、埃を被っている事も多いけれど(苦笑)、どうしても捨てられない、と言うより捨てる気はない愛すべき小さなもの達。でも、こういうものが嫌いになれたら理想のシンプルな生活に近付けるのに、、、とため息が出ちゃう事もしばしばだったり。こうして今日も自己矛盾の中で生活しているワタクシであります。

天気予報によると、昨夜から今朝にかけて降った雨が止んでいるのは一時的なもので、明日はどうやら"thunder storm"になる模様。事故が増えたり道路が渋滞する事を除けば、嫌いじゃない雨、これで深刻な水不足が少しでも解消されればいいけれど。


It Never Rains (in Southern California) / Tony! Toni! Tone!

いえいえ、たまには南カリフォルニアにも雨は降るんですのよ。

2/22/2014

最近買った黒っぽいもの&らなうぇいじじぃ


始めに。今日はオットという単語が普段より多く出てくるかと思いますが、それは決してラブラブ度をアピールする為ではない事をご了承下さいませ。

では、1か月程前にオットがスリフトストアで見つけてくれて思わず親指が立ったこちらから。

{gucci horsebit moccasin}
スウェードのグッチのビットモカシン。前の持ち主がシューキーパーを入れていたらしく型崩れもなく、何よりサイズがぴったり!発見時にはちょっと気がかりだったカビも、ブラシをかけたら何の問題なく。(埃を被っているように見えるのはスウェードの毛足に光が当たっている為かと。)

たぶん90年代初め頃に作られたと思われるモカシンは、最近レザーシューズの値段が急騰中のスリフトストアで、子供用と認識されたお陰で片手以内の嬉しいお値段。



{vibram soles}
しかもありがたいビブラムソール。昔、オットから誕生日プレゼントに貰ったレザーソールのビットモカシンをビバリーヒルズに行きたいと言う知り合いとの待ち合わせの際に履いて行き、「○○ちゃん、久しぶり~!」と彼女に手を振りながら駆け寄ったら、濡れたマンホールで思いっきり滑って身体が宙を舞い、腰から落下、その後1週間程痛くて大変だった事があって。それ以来レザーソールを履く時はおっかなびっくりなので、ラバーのビブラムなら心配無用、安心安心。

(普段スニーカーとブーツばかり履いている私の「ビバリーヒルズ=グッチ」の発想はいかにも田舎者ですが、その日、20ドル札を1枚お財布に入れて出かけようとして、オットにお前はバカかと100ドル持たされたぐらいの小市民ですのでね、ええ。事実、ランチに訪れたイタリアンレストランでは食前酒が20ドル近くしておりましたわ。)



{american junk}
ご存じの方も多いかと思われる"ameirican junk"。 現在はRalph Laurenのアドバタイジング部門でも活躍中のMary Randolph Carterさんが1994年に出版、Maryさんワールドが広がる素敵な画像が満載の本。こちらもオットが発見したもの。



{candle & hand soap}
最後は日用品。Goodwill(全米展開のスリフトストアチェーン)では、Targetというディスカウントストアから流れてきた商品が多く販売されているので、これらもその類。

左のグラスジャーは、環境に優しい洗剤等で有名なブランドMrs. Meyer's Clean Dayのソイキャンドルで、すっきりパインの香り。右は自然派商品を販売している老舗J. R. Watkinsのハンドソープ。
こちらもパイン、、、去年のホリデーシーズンの余剰在庫という事で間違いなさそうですな。どちらもパケ買い、残り物に福があるかどうかは分からないけれど、お値段も納得の99セント。

このように、何故か最近買ったのが黒っぽいものだったのはタイトルでお分かりかと思いますが、問題はもう1つの「らなうぇいじじぃ」。実は一昨日、愛車・オデ子がスリフトストアの駐車場で当て逃げ未遂に遭いましてね。それもオットが見ている前で。

私はひと足先に店内に入っていてその場にいなかったので、ここからはオットの体験談。
オデ子を駐車、車から降りて数歩歩いた時に水色のベンツがオデ子の右後部をこすって通過。オットがドライバーに話しかけようと近付くとベンツが逃走したので、オットはベンツを追い越して行く手を阻止。が、ベンツはまたもや逃走し駐車場から出ようとしたらしく、オット曰く「ここ10年で1番の速さで」追いかけ、手を広げてとうせんぼしたのだとか。

ようやく観念してベンツから降りて来た60代位のラテン系のドライバーに「車をぶつけて逃げるってどういう事?」と言うと、ぶつけていない、知らないの一点張りで、おまけに"No English, no English."と英語が分からない振り。「いや、この目で見てたし、ここ凹んでるよね。」と水色のペイントが付着したオデ子の凹んだ箇所を指さすと、そのじじぃは事もあろうか「だったら俺の車の方がダメージが大きいじゃないか!」と逆切れ。

停めてある車にぶつけておいて自分の車の方がダメージが大きいと言われてもねぇ、さて、どうしたもんかと思いを巡らせるオットにじじぃが上から目線で「お前は俺に何をして欲しいんだ?」と聞いた時、オットは「もういいから忘れて」と。じじぃは態度を急変させて"Thank you very much."を連発させたそうな。

そのバトルが繰り広げられている間、私はのほほーんと店内を徘徊しておりました、、、。オットの説明と共にオデ子の凹んだ箇所を見た時には、当て逃げじじぃへの、そして何も知らずに店内で鼻歌を歌っていた自分への怒りがふつふつと込み上げて来て、その後再び店内に戻った後も冷めやらず。

そんな時にオットがLineでひと言送って来たのが「らなうぇいじじぃ」で、これは当日たまたま車内で聴いていたStray Catsの"Runaway Boys"に引っかけたもの。 直後に「らんにん ふぁすたー」と来たので歌詞通りに「ふぁすたー おーるざたーいむ」と返信しながら、オデ子もかすり傷程度だしオットが納得したのならそれでいいや、とちょっと穏やかな気持ちに。

以上、「らなうぇいじじぃ」の顛末でした。なので、やっぱりこの曲で〆ないとね。


Runaway Boys / Stray Cats

さぁ皆さんもご一緒に、♪らなうぇいじじぃーっ♪ 今後この曲を聴く度にこの一件を思い出すんだろうなぁ。

2/18/2014

the first estate sale of the year


{rabbit shaped cactus}
隣に住んでいた大家さんが引っ越す時に捨てていった置いていった小さなサボテン、ひと回り大きな鉢に植え替えたらどんどん成長して、ついにファイティングポーズのウサギの様な形に。今後はこのウサギがどんな変化を遂げるのか楽しみ楽しみ。

さて、先週の金曜日に2014年初のエステイトセールへ行ってみた。ここ暫く、あの殺気立った雰囲気がどうも好きになれずにエステイトセール熱が冷めていたので、ほぼ3か月振り。
9時スタートのセールに10時半頃到着したら、長い長い列が出来ていて、、、。前後に並んでいる人達の「どこのスリフトストアがお勧めか」や「今まで行った国で1番好きなのはトルコとコスタリカ」等々の会話を盗み聞きしながら待つ事1時間45分(!)、ようやく入場。

以下、空腹でふらふらになりながら見つけたもの。

{long skirt}
ヴィンテージのロングスカート。



{little birds on a branch}
黒地に小鳥がぴよぴよな柄が、スカートは年に数える程しか履かない私の心を捉えて離さなかったので。

(ちなみにこのお宅、物持ちの良いご夫婦がお住まいだったらしく、その場で70年代ごっこが出来そうな程ポリエステルやナイロンの柄シャツが沢山あって見ている分には楽しかったです、笑)



{flatware}
日本製のフラットウェア。ステンレス×ブラック又はブラウンの組み合わせに弱いらしく、つい手が伸びてしまった大小のスプーン、フォーク、ナイフ計8本。



{dishcloth, spoon & bottle opener}
古い布の耳フェチ故にピントが大分手前になってしまったけれど、柔らかいフェルトの様な生地のキッチンクロスの上に乗っているのは、地道にこつこつ集めているEcko Eterna Canoe Muffinのシュガースプーンと、ウッドハンドルのボトルオープナー。

以上でございます、はい。1時間45分待ってこれだけ?という気がしないでもないですがね、オットは60年代のLevi's501やスウェットを見つけて喜んでいたので、これで良しと致します。

実はこのエステイトセールがあった日の夜にオットのPC「芝子」がウィルスに感染してしまい、、、。
捨てるはずのメールをうっかりクリックしたらしく、それが"Ransomeware"と呼ばれている去年から流行中のウイルスで、Homeland Securityからの「あなたのコンピューターはブロックされているので300ドル払いたまえ」という警告メッセージがどどーんと。これが何をやっても消えないので、もう1台のPCで削除方法を調べながら片っぱしから挑戦するも、どれもダメ。オットは早々に途中離脱したけれど、うっかり地雷を踏んだオットとこんなウィルスをばら撒いているバカヤロウ共に腹が立っていた私はその後朝6時までPCとにらめっこ。
力尽きてプロにお任せしたけれど、相当頑固なウィルスだったそうでハードディスクを取り出してお掃除して頂いたとの事。今日無事に「芝子」が退院したからいいけれど、PC音痴なくせに何故か敗北感で一杯。

でもそんな事よりも、日本をはじめ東海岸や中西部の大雪のニュースを目にするたびに、こんな穏やかな気候の中で暮らしているのが申し訳なく感じる今日この頃。皆さま、どうぞお身体に気を付けて、暖かくしてお過ごし下さいね。

2/12/2014

russel wright sherbet glasses


先日、スリフトストアで見かけた大好物のスモーキーなグラス、過去に本で見た事があったような気がして、グラスを見つめながら頭の中の古い記憶を取り出す作業に取り掛かったら、ぽわわーんと浮かんだのがRussel Wright。

最近、数日前に食べたものさえ覚えていない程の記憶力の低下っぷりなので、当然自信もなかったけれど好きなタイプである事には違いないし、即購入決定。が、念の為にiPhoneで検索すれば自信を取り戻せるかも、、、と初めて店内でこっそり調べてみる事に。結果はビンゴでした、ええ。

{american modern sherbet glass}
American Modernのシャーベットグラス。1951年にデザイン、ウエストヴァージニアにあったOld Morgantown Glassware Guildで製造されたシリーズ。カラーはsmoke(別名・granite gray)。



{↖}
たぶん記憶の片隅に残っていたのは、ライトさんの本"Collector's Encyclopedia of Russel Wright"の中にあるこの画像。ね?同じフォルムでしょ?



{○○○} 
真上から見ると中央に向かって色が濃くなる円が3つ。画像だと厚くみえるリムは約1ミリ、見た目よりもかなり軽くて、破壊王にとっては要取扱い注意なデリケートなグラス。



{stem}
ステムが短くて重心が低いフォルムもお気に入り。



{other items}
シャーベットの他、ワイン、アイスティー、ゴブレット等々アイテムも豊富、カラーはcoral、seaform、chartreuse、smokeにcrystalの5色あるとの事。(ライトさんお得意のmix & muchに向いているこだわりのカラーだったとか。ただ、食器には向いていているこのカラーのガラスを作るのは困難で大変だったと本に書いてありました。)

ガラス製品はラベルがないとあなたはどこの誰?になる事が多いけれど、このシリーズはステムのないものを除けばフォルムとカラーに特徴があるので、どちらかと言えば判別しやすいかも。



{tower of  ♡}
せっかくなのでシャンパンタワーならぬシャーベットタワーで記念撮影。最近シャーベットもアイスクリームをご無沙汰なので、買って来ようかなぁ。

2/11/2014

元カレシリーズ最終回 fire king turquoise bowls / every breath you take


まず最初に。

前回の記事をアップした後、手持ちのファイヤーキングの本の中に書かれているDハンドルという言葉が気になって調べてみたら、どうやらほぼ全ての日本のサイトでDハンドルと表記されている事に気が付きました。
こちらのフリマのセラーさん達がDリングと呼んでいた為私も長年それに倣っていましたが、こうして日本語でブログを書いている訳ですしね、日本基準のDハンドルにするべきだと感じましたので、記事内のDリングをDハンドルに訂正しました。

そしてそのDハンドルなのですが、底が平らなフラットボトムのマグはDハンドルマグではなく、シェービングマグと呼ばれるそうです。フラットボトムより後期のボトムに凹凸があるマグがDハンドルマグだそうで。なので、その点に付いても書き直しておきました。

皆さまに誤解を与えるような書き方をして申し訳ありませんでした。今後は、事前にもっと調べてから文字にするようにします。

、、、露呈してしまいましたね、ワタクシのいい加減で中途半端な性格が(笑)。既にお気付きの方もいらっしゃるでしょうし、バレるのも時間の問題だろうとは思っておりましたが。この性格は直りそうもないけれど、嘘はいかん、しでかした過ちが直せるもので良かったです。はい。

さて、調子に乗ってしつこく続けて来た元カレシリーズも、今日で最終回です。ドラマと違って感動的な結末など用意されておりませんので、サラッと流して頂けたらと思います。

{l:cereal bowl r:chili bowl}
シリアルボウル2種。直径は同じ5インチでだけれど、左は、チリボウルとも呼ばれる右よりも背が低く、薄手のガラスに脚がないフラットなボトム。チリボウルよりも珍しいらしく、見かけたのはこれをフリマで購入した時が最初で最後。



{l:berry bowl r:soup bowl}
ターコイズの中で1番小さなベリーボウル(左)とスープボウル(右)。どちらも我が家にあるのは1個だけ。



{vegetable bowls}
ベジタブルボウル。寒いVenturaのフリマで4個まとめて購入した事もきっちり覚えているボウル、これでサラダを食べるといつもより美味しいような気がした甘い想い出も。



{4 bowls}
チリボウルを除く4種類(上からベリー、シリアル、スープ、ベジタブル)のボウルは、こんな風にすっぽり収まるので収納も楽ちん。

こうして改めて元カレの画像を見てみると、眺めているだけで嬉しくて、少しずつ集まっていくのも嬉しくて、使うともっと嬉しくて、、、そんな楽しい時間が過ごせたのは彼らがいたからこそ。私の生活にとってなくてはならない存在だったと言っても過言ではないので、感謝感謝です。

棚替えを機に始まったこのシリーズに最後までお付き合い頂き、どうもありがとうございました。そんな我慢強い皆さまにも感謝感謝です。

ではお別れ前に。


Every Breath You Take / Police

邦題は「見つめていたい」、長年ロマンティックなラブソングだと思っていたら、後にスティングが最初の奥さんとの離婚訴訟中に作ったと知ってびっくりした事が。今調べたら、ウィキペディアにも「悪意を持って監視している人間」を扱っていると書いてあり。でも個人的にはラブソングのカテゴリーに入れたい1曲です。

2/08/2014

短命だった元カレ fire king turquoise / ブルー・ライト・ヨコハマ


さて、冬季オリンピックは始まったばかりだけれど、元カレシリーズはとうとう終盤戦に突入。今日の元カレは水色。

{d ring mug}
まずはファイヤーキングのターコイズ、Dハンドルマグ。ジェダイの次に惚れたのがこの色だった時期は、まだ辛うじてフリマでもお手頃価格で見つける事が出来たからか、我が家にあるDハンドルの中で最多のターコイズ。



{@ the bottom}
1956~58年の間にしか生産されなかったので、フラットボトムではなく、刻印もその年代の"OVEN Fire-King WARE MADE IN U.S.A."。

ペタッとした1色ではなく時にはうっすら白いうねうねが入っているこんなに綺麗なカラーを、何故たった3年で生産中止にしたのかはわからないけれど、短命だったからこそファンが多い人気カラー。



{used be...}
2個目のマグが見つかった時は嬉しくて、いつもこの状態でコーヒーメーカーの横に置いてあったあの頃が懐かしい。



{C & S}
マグの横に同じ様に重ねられていたティーカップ&ソーサー。紅茶でも緑茶でもウーロン茶でも、ティーと名の付くものは無理やりこれを使っていた想い出も。(上下のソーサーの色が違って見えるのは光の加減によるものではなく、実際に上のソーサーの色がかなり薄いのです。)



{creamer & sugar}
クリーマー&シュガー。珈琲にも紅茶にもお砂糖を入れないから、と言うのは口実で、単細胞の持ち主にはその他の使い道が思い浮かばなかったから、方が正しいと思われますが、正直に申しますとシュガーポットは1度も使った事がございませんの、ええ。



{▽}
でも、このヒヨコのくちばしのような注ぎ口が大好きだったクリーマーは色々な場面で活躍してたっけ。



{3 plates}
最後はプレート3種。上から61/8インチのブレッド&バタープレート、71/4インチのサラダプレート、9インチのディナープレート。これらも全てフリマやスリフトストア出身、少しずつ買い足したものなので複数あるのはディナープレートのみ。

以上が水色の元カレ編。

地元の友人達の画像を見るたびに、あまりの積雪にびっくり!私の実家はマンションなので必要ないけれど、一軒家に住んでいたりお店をやっている人は慣れない雪かきに四苦八苦の様子。でもその画像を見たら、何故か突然ホームシックに。はぁ、どこでもドアが欲しい、、、。

ではホームシックついでに。


ブルー・ライト・ヨコハマ /  いしだあゆみ

今初めてこの映像を初めて観たのだけれど、いしだあゆみさんのあまりの可愛さにびっくりし過ぎて、ホームシックがどこに吹っ飛んじゃった(笑)。私がもし1974年当時に成人男子だったなら、間違いなく惚れていたと思われます。

日本、その他の寒い地方の皆さま、どうぞ暖かくしてお過ごし下さいね。

2/07/2014

続・元カレの比較 ivory brothers / that lady


誰かに止められるかネタが切れるまで鬱陶しく続ける事にした元カレシリーズ。今日は地味なアイボリーを。

{ivory brothers}
FKのマグ、アイボリーブラザースを左から古い順に並べてみたの図。ジェダイ同様年代によって高さが違うようで、身長は真ん中→左→右の順番。色は、右の末っ子だけ少し色白なのでアイボリー、左と真ん中がダークアイボリーかと。

(*アイボリーにはダークアイボリー、アイボリー、ライトアイボリー(アイボリーホワイト)の3種類があるそうで、ダークアイボリーが最も初期に生産されたと日本のサイトに書いてあったので刻印の年代からそう判断しましたが、自信がなく、、、。もし間違っていたら訂正して頂けると助かります♪)



{@ the bottom of ivory brothers}
そろそろ見飽きた感のある刻印はまとめてどうぞ。古い順に左から"FIRE-KING OVEN GLASS"、"OVEN Fire-King Glass"、"OVEN Fire-King WARE"。同じフラットボトムでも、左の長兄だけにリングの様なふちが。



{@ the bottom of ivory brothers}
ジェダイ程年代によるガラスの厚さに違いはないものの、右下の末っ子のみリムが内側に少しカーブしているタイプ。あくまでも自分勝手な推測だけれど、そのカーブが飲み物が外に垂れないような返し?の役割をしているのだとしたら、単なるデザインの変化ではなく、より機能的に改良されたという事ではなかろうかと。

では、次。3兄弟の親戚を。

{plain philbe}
3兄弟と何ら変わりがないように見えるこのマグはプレーンフィルビーで、サファイヤブルー等にエッチングされている装飾、あのフィルビーの無地バージョンらしい。

3兄弟よりも直線的なボディーラインも特徴的だけれど

{l:plain philbe r:shaving}
ボトムにも違いがあって、左のプレーンフィルビーはリングをくっ付けた様なボトムが。

更に、1番の違いは

{@ the bottom}
刻印がないという事だそうで。15年位前にスリフトストアで見つけた時はプレーンフィルビーの存在も知らず、刻印を入れ忘れたモールドで生産されたB品=訳あり商品かと思って購入。その後友人が日本で買って来てくれた本の中に同じものを発見し、!!!だったこのマグは、その後のDハンドルのマグの原型とも言わているとの事。

最後は、残りのアイボリー仲間。

{individual pie dish}
長年シリアルボウルだと思い込んでいた為に、調べるのに時間がかかってしまったこちらの名称は"individual pie dish"との事。刻印は"OVEN Fire-King Glass"でグレープフルーツにぴったりの大きさ。



{custard cups}
フォルムの違うカスタードカップ2種。薄手で繊細な左と、厚さも深さもプラスの右、どちらも刻印は"FIRE-KING OVEN GLASS"で3兄弟の長兄と同年代。

と、アイボリー編がめでたく終了。只今オットが外出中なので、お煎餅をかじりながらコタツでごろごろしたいところだけれど、肝心のお煎餅がないし片付けでもしようかなぁ。あぁ、面倒くさい、、、。

では今日の〆の1曲。


(Who's) That Lady / Isley Brothers

今日はアイボリー特集から"Ebony and Ivory"にしようとyoutubeで映像を観ていたら、まったりして重い腰が余計重くなってしまったので、こちらに変更。さすがにアイボリーブラザース→アイズレーブラザースはちょっと厳しい気がするけれど、テンションは確実に上がるので、何じゃそれという突っ込みはなしで夜露死苦っ。

では皆様、楽しい週末を!

2/05/2014

続・元カレの比較 fire king jadeite shaving mugs / 再会


{coffee & truffles}
もはや元カレにまとわり付く未練がましいオンナになったかのようなこのシリーズですが、珈琲タイム(お供は頂き物のトリュフ)の図からさくさくっとスタート。



{jadeite d ring mug}
今日は、Fire King、ジェダイのシェービングマグ。



{@ the bottom of 4/5}
我が家にあるのは全て底が平らなフラットボトム。5個のうち4個の刻印は1950年代の"OVEN Fire-King WARE"で、これらは10~15年程前にフリマで1個ずつ購入。



{@ the bottom of 1/5}
唯一スリフトストアで見つけたマグはひっかき傷があってコンディションがちょっと悪いけれど、他の4個よりも先輩の"OVEN Fire-King GLASS"、1940年代後期~50年代初期のもの。

この刻印の違い=年代の違いは、マグの高さの違いにも見られるようで

{l:oven ware r:oven glass}
先輩の方が5ミリ程、背が高い。先輩のリムに見られるモールドの跡らしきラインと後輩の高さが一緒といった感じ。



{l:oven ware r:oven glass}
ハンドル上部の付け根からリムまでの長さの違い、お分かり頂けるかしら?
その他、ハンドルの凸凹部分にほんの少し違いがある程度で、フォルムやリムとボトムの直径はほぼ同じだけれど、

{l:oven ware r:oven glass}
先輩の方がガラスが厚いので、光にかざすと透明感が増す後輩(手前)。

ガラスの生産・加工技術が進化して薄くてもそれなりの強度が得られるようになったからなのか、大量生産の為のコスト削減だったのかは分からないけれど、ほんの小さな違いに時代背景がうっすら見えるような気がして面白い。

でも、ひと世代後のフラットボトムではないマグもあれば更に比較対象が増えたのに、とちょっと後悔してみたり。後期のマグなら今後もまだ手が出せるはずだから慌てなくても大丈夫だなんて、未来を見誤ってた15年前の自分が憎たらしい、、、。(だって、あれよあれよという間に、もう手の届かない所へ行っちゃったんだもん、泣。)

では今日の〆。最近ふと思い出した、子供の頃に好きだった曲。


再会 / 松尾和子

発売されたのは1960年で私が生まれる前のヒット曲だけれど、何故か4、5歳の頃この曲が好きでよくお風呂で大声で唄っていた記憶が。「ムード歌謡の女王」と呼ばれていらした松尾さんの情感たっぷりに歌い上げるその姿は、今拝見しても非常に魅力的です。

こちらもようやく冬らしくなり、最低気温が40℉(約4℃)近くになりました。そして地元・横浜でも雪が降ったとか。どうぞ皆さま、暖かくしてお過ごし下さいね。

2/01/2014

元カレの比較 fire king extra heavy & heavy mugs


さすがに、しつこいという声が聞こえてきそうな元カレシリーズですが。
今夜、元気とやる気が残っていたらマグだけでもお引越しさせる予定なので、さくっと続けちゃいます。

{l:heavy mug r:ex heavy mug}
前回の白に続いてレストランウェア、ジェダイのヘビーマグ(左)とエクストラヘビーマグ(右)。名前の通り重量に違いがあって、手持ちの本によるとヘビーマグが約340グラム、エクストラヘビーは約440グラムあるそう。

でも1個だけぽつんと置いてある場合、比較対象がなくてわかりにくいので、そんな時は

{l:heavy mug r:ex heavy mug}
ハンドルの下部の形状(ハンドルの付け根と本体の接着部分)で見分けるのも1つの手かと。ヘビーマグ(左)のハンドルは流れるようになだらかで、エクストラヘビーマグ(右)はすっきりタイプ。



{l:heavy mug r:ex heavy mug}
ちなみに上から見たハンドルの太さの違いはこんな感じ。


お次は刻印の違い。

{@ the bottom of ex heavy mug 1}
我が家にある4個のエクストラヘビーマグのうち、1個だけが全て大文字の"FIRE-KING OVEN GLASS"。1942~45年に使用されていた1番古い刻印との事。、、、が、レストランウェアが製造されていたのは1948~67年らしいので、45年以降もこの刻印が使われていたという事になりますな。



{rim of ex heavy mug}
1番古い刻印の付いたエクストラヘビーマグのふちにだけ、他のマグにはないプレスラインのような線が。



{@ the bottom of ex heavy mug 2}
その他のエクストラヘビーマグの刻印は"OVEN Fire-King GLASS"。2番目に古い1940年代中期~50年代初期のもの。

この2つの年代のエクストラヘビーマグにも違いがあって

{l:older r:oldest}
画像だと判別出来ないので載せる必要性が全く感じられないけれど、肉眼で見ると右の古いマグの方がリムが薄くて透明感があり、黄色味が強いジェダイカラーで、ほんの少し小ぶり(だと思う)。



{@ the bottom of heavy mug}
こちらはヘビーマグの刻印。"OVEN Fire-King WARE MADE IN U.S.A."、1950年代中期のもの。ヘビーマグはエクストラヘビーマグの後に製造されと何かで読んだ記憶が蘇ったけれど、最近自分の記憶に自信が持てないお年頃なので、この刻印を見てちょっと安心した土曜日の昼下がり。

画像が多い割には、撮影した時間帯がバラバラだった故に画像の色味もバラバラで、見にくい記事に最後までお付き合い頂いた我慢強い皆さま、どうぞ楽しい週末をお過ごし下さいませ。
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