5/29/2012

どこの誰でも構わないかわいコちゃん



例えば食器だったらArabiaやHeath Ceramics等、お気に入りのブランドがあるけれど、それ以外には全く興味もなく、見向きもしない訳でもなくて、あ、これ可愛いと思ったら連れて帰る事が良くある。
逆に好きなブランドでも、これはちょっと、、、と手を出さない事も多々あり。

今日はそんな、どこの誰だかわからないかわいコちゃん達。


{spice jar & mouse}

底に"Made in England"とだけ表記されているセラミックのスパイスジャー。

コロンとしたフォルム、カラー、イラスト、全てがツボにすっぽりはまったかわいコちゃん。
"4"という事は、その他のナンバーもあるに違いないと探し続けて数年、未だ仲間には出会えず、多分コルクであっただろうフタもないので、いつも花瓶代わり。

隣はどこの誰だかわからないネズミ。
革の尻尾と胴体の木がカサカサしていたので、オリーブオイルを薄く塗ったらドブネズミみたいになっちゃった、可愛そうなコ。





{mushroom mug}

日本製に見えるけれど、何の表記もないマグ。

食べるのも見るのも好きなキノコ、好きな色、日本の焼き物にも似た素朴な風合いがハットトリック。これでほうじ茶を飲むと心なしか美味しく感じるので、我が家ではほうじ茶専用。


{two more mushrooms}

くるっと廻すと小さなキノコが描かれているのも可愛らしい。





{bowl w/windmill}

我が家の新入り、つい先日ひと目惚れしたボウル。

底には"✝"と十字架、もしくはアルファベットの"t"とだけサインがしてある。風車=オランダと考えた単細胞な私が調べたところ、同じ様な柄のボウルが"Delft Blue"と呼ばれていて、それで間違いなさそうだけれど、オランダ製の食器の事を全く知らないので自信はなく。


{and ships}

反対側は帆船とカモメ。

画像では伝わり難いかもしれないけれど、これ、ブルー好きにはたまらない綺麗な色で、うっとり。小ぶりの丼サイズなので、今度これでお茶漬けでも食べてみよう。相変わらず想像力ゼロだな。





結局、ブランド自体ではなく、あくまでも自分の好みで物を選んでいる訳で。ただその方向性が定まっていないと言うか、バラバラと言うか。そこが問題ですな。

最後はカモメ繋がりで、この曲を。


かもめが翔んだ日 / 渡辺真知子
*昨夜もこの曲を聴きながら(唄いながら?)大根餅とかぼちゃの煮物を作っていました、、、。

では、皆さま、楽しい1週間を!

6 件のコメント:

  1. ネズミかわいいいいいいいいい!

    娘もこのネズミさんみたいな顔のフォルムの動物が好きみたいで
    部屋中には、このネズミさん系の動物達が集まっています。
    この写真を娘が見たらきっと喜ぶと思うので
    後で、見せようっと☆

    一番下のボウル、日本製の器っぽいなぁって
    思いました。有田焼っぽいです。(笑

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    1. 娘ちゃん、気に入ってくれたかしら?
      可愛い物がお好きなのは、きっとママ譲りですね。
      このネズミ、もう少し白っぽかったんだけど、私が余計な事をしたばかりに
      真っ茶色になっちゃたんです、、、。
      今では元がどんな色かも思い出せない程、長い事この色なんですけど。

      有田焼!そうなの、そうなんです!
      私も最初、日本の器かと思ったの。でねでね、オランダの焼き物について
      調べていたら、東インド会社を通じて有田焼がオランダに運ばれて
      あのフェルメールの故郷でもあるデルフトという街の陶工さん達が
      その有田焼を参考にして「デルフト焼=デルフト・ブルー」を作ったんだって。
      だからやっぱりこの器はデルフト・ブルーなんじゃないかって思ったの。
      tamaさんの言葉でたった今、確信しちゃいました。
      ありがと!

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  2. わぁ〜
    凄い!!やっぱり、芸術って国境を超えて広がって行くんですね♡

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    1. そうなんですよね。私も素敵な話だなって思いました。
      恥ずかしいけれど、フェルメールの事は殆ど知らなくて、あの
      「真珠の耳飾りの少女」とラピスラズリだっけ?から創った
      フェルメール・ブルーぐらいしか知らないのです。
      でも、広ーい意味で日本の有田焼と繋がっている訳でしょ?
      何だか夢があって面白いですよね、歴史って。

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  3. デルフト茶碗、いいね!

    サイズからすると、球根(Bulb)用のポットかも?(違うかもしれないけど)
    オランダは球根の国だし、オランダ製でなくてもデルフト風に青で風景画を描くことも多い。
    これに通称「フォーシング・ピアス・カバー」って言う穴を開けたカバーをかぶせて、球根を植えると、穴から届く光を目指して植物が生長するから花もバランス良く咲くの。


    英国では古くから「English Delft」と言う名称で、堂々とオランダのデルフト村の名前をつけてて器が焼かれ人気があったそう。
    米国でも古い陶器を扱う店やショーなどでは、時々見かけるし美術館にもあり、METなどではレプリカもギフトショップにあった。

    Tが気になるのだけど、英国でTがつく有名な陶器屋はT&R Boote。時代ごとにマークが変わるけど、小文字のブロック体のTの時代もあったよう。夢が拡がるよね!

    FYI:
    T&& Booteではないけど、英国デルフト焼き球根ポット
    (オークションハウス・クリスティー)
    http://www.christies.com/LotFinder/lot_details.aspx?intObjectID=4228965

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  4. こんなに詳しく説明して頂いて、あーもう感激です!!!
    今まで北欧以外のヨーロッパの食器にあまり興味がなかったので
    知識も殆どなくて、今回初めてデルフト焼の事を知ったのですが
    上の器がデルフト焼なのかも自信がなかったのです。
    色合いや雰囲気に惹かれて手にした物なので、どこ製でも構わないと
    思っていましたが、色々教えて頂いて更に愛着が湧いちゃいました。

    教えて頂いたクリスティーズとT & R Booteのサイトを拝見しましたが
    昔の物はデリケートで繊細で美しいんですね。
    うちのコはもっと荒っぽくてごつい感じです。まだまだ若造って感じ。
    でも、何だかわくわくします。
    新しい事を知る楽しみを思い出させて頂き、感謝しています。

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