5/09/2012

アリゾナ土産 その4



{shiumai box, empty}

食欲が戻って来たオットと頂いたシュウマイシウマイ、大変美味しゅうございました。
付属の粉カラシが非常に懐かしくて、粉カラシを練るのがあんなに楽しかったのは初めてかも。

まだ真空パックなんてなかった子供の頃からシウマイ弁当が大好きで、あんずは必ず最後に食べて
いたのを思い出したり、気分は一気にback to 故郷な幸せなひと時だった。って先月行ったばかりだけど。





今日はアリゾナ土産の最終回。



{wooden hangers}

古い木製ハンガー。

LAのスリフトストアでは何本かまとめての袋入りで売っている事が多いけれど、こちらは1本売り。
アリゾナなのにアリゾナと記載されている物は1本もなく、中にはこんなホテルの名前まで。



{nikkatsu hotel, japan}

日活ホテル!

このホテルについてちょこっと調べてみたら、映画会社・日活により1952年(昭和27年)竣工された
日活国際会館内のホテルとの事。

このホテルには1954年(昭和29年)にマリリン・モンローが宿泊したり、1960年(昭和35年)には
石原裕次郎と北原三枝が、1962年(昭和37年)には美空ひばりと小林旭が結婚式を挙げたとか。

当時としては画期的な工法を用いて日本建築学会作品賞を受賞している由緒あるこのビル。
1969年(昭和44年)日活から三菱地所へ売却され「日比谷パークビル」と名称が変わり、その後
2003年解体、2007年に現在のザ・ペニンシュラ東京がオープン、、、という淋しい結末だけれど、
と同時に、ひょんな事から、戦後の、昭和の、日本の歴史の一部を知る事が出来て嬉しい。

でも、出来る事なら1度、行ってみたかった。(こちらに紹介されています。)






{bowl and fork}

Arabia Finnica Serving Bowl & Ekko Eterna Fork

アラビア、フェニカのボウルはルスカと同じフォルム、デザイナーも同じUlla Procope。
シンプルなフォルムと茶色のラインが、私の作る地味で昭和なメニューにも合うので、このシリーズは
使用頻度高し。

フォークは、全長23センチ、ステンレスの部分だけでも12センチはあるロングサイズ。
相棒のスプーンも見つからず、オットにも「そんなデカイもん使わねぇだろっ!」と反対され、ナポリタン
を食べてみたら、案の定食べにくい、で、今の所、見かけ以外にこのフォークの長所が見つからず。
サラダフォークには見えないし、これ、一体何に使うんでしょうか、、、。






{vintage tea tin can}

古い紅茶の缶。

左・オレンジの缶は、1847年創業のJohn Wagner & Sonsの物で、この会社も残念ながら1996年に
ノースカロライナの会社に売却されている。

右は、NYのThe Quaker Maid Co. Inc. の物で、こちらも1930年創業、1979年に閉鎖。
かなり古そうで、あるサイトには1932年の物と明記してあってびっくり。
そして、古い紅茶の缶のコレクターがいる事を知って更にびっくり。奥が深い世界なのね、、、。





今回もアリゾナ土産シリーズに最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
偶然、今日は歴史を感じさせる物が多かったけれど、当の私はそんな歴史も価値も知らず、単に
見た目で購入、調べて初めてハッとしたりするのが面白くて、これも時間を惜しんでスリフトストアへ
足を運んでしまうの理由の1つ。
だから止められない、止まらない♪のです。

4 件のコメント:

  1. ニッカツホテル

    カッコイイ!!!!!
    歴史的な遺産ですね。(笑

    私も古い木製ハンガーを集めていますけれど、
    ナカナカ見つからないですね。

    シュウマイ食べたいなぁ。久しくシュウマイなんて食べてないですね。

    返信削除
  2. ニッカツホテル、カタカナで書くとカッコイイ!
    アメリカの、力を入れたらポキッと折れちゃいそうなハンガーと違い
    どこにも継ぎ目がなくて硬い木材で作ってあるの。
    角も丸くなっているし、革ジャンとか重い物でも充分対応出来そう。

    古いハンガーはこっちでも中々出て来ないです。
    スリフトの袋詰めやエステイトセールで見かけても、お値段が微妙だったりね。

    崎陽軒のシュウマイは、味も匂いも懐かしくて落ち着く味なの。
    チャイニーズの点心の方が美味しいのかもしれないけれど、記憶と共に身体に
    染み込んでいる?そんな感じかな。
    Tamaさんが近くにいらしたら、お裾分け出来るのに、、、。

    返信削除
  3. えっ、日比谷パークビルがなくなっちゃたの! 知らなかったー。
    アメリカンファーマシーがあったのに・・・。
    小さな頃、母に連れられてよくここで変なお菓子を買って貰ったの。
    若き日の母のお気に入りの店だった。
    高島屋や松屋がアメリカンデザインに力を入れ出したり、ソニープラザが出来る前の時代の、
    元祖アメリカンドラックストアー兼アメリカン雑貨店だったのに・・寂しいな・・・。

    日活ホテルってのは全然知らなかった・・面白いね! 教えて下さりありがとう!!!

    でもね、日活アパートってのもあったらしくて、
    「結婚する前はそこに住みたかったの」・・って、小さな頃、母から良くその名を聞いた。
    でも原宿オリンピアコープができたら、母の興味はあっさりそちらに移ったみたいだったけど。

    今も昔も、建築ってのは意外と乙女心をくすぐるのかも・・・?

    はーい、シュウちゃん大好き! 
    それにしても、シュウマイ弁当には何故干しアンズが微妙に似合うのか?
    いまだに考え込む大きな課題・・・。

    返信削除
    返信
    1. そうらしいのです。
      今ではラグジュアリーなホテルがどーんとそびえ立っているようで。

      アメリカンファーマシーは存在だけは知っていましたが、行った事がなくて。
      ここがお気に入りなんて、お母様、相当お洒落さん!
      NYMOMさんはきっとお母様に似ていらっしゃるんですね。

      シュウマイ弁当のアンズは、大好きで必ず最後に食べていました。
      子供の頃、親戚が元町でお店をやっていて、遊びに行くと必ず中屋という輸入食品を
      扱うお店に連れて行ってくれたんです。
      そこで初めて干しアンズを買って貰って以来ずっと、ドライフルーツの中でトップ3に
      入る程大好きです。
      次はシュウマイを食べる時、アンズも一緒に食べようっと。

      削除

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...