5/27/2013

土鍋と布


暑くもなく寒くもなく、心地良い風が吹いている気持ちの良いお天気だと言うのに、昨日から1日ベランダ以外の屋外へ一歩も出ずに引きこもっていた私から、皆さまこんにちは!連休をいかが過ごされたでしょうか?

昨夜、コーヒー豆が切れたのでスーパーへ買いに行ったオットから、ハワイアンのお持ち帰りを変更して久しぶりにKFCが食べたいと電話があったので渋々OKしたら、バケツを抱えて帰宅、、、。
バケツに視線を合わせ「あのさ、うちって2人暮らしだよね?」と言うと、遮るように「はい、フライドチキン用のセットして。」と指示をされて、内心きぃーっとなりながらも従う従順な妻。

ちなみにフライドチキン用のセットと言うのは、昔、日本で知り合ったフィリピン人のおばちゃんに教えて貰ったポン酢(もしくは酢醤油)&タバスコの事で、以来、我が家ではこのソースに付けて頂くのが習慣に。 

案の定、今朝は胸焼けと共に起床。大食いではありますが、油に弱い体質ですの。ええ。  

では、本題へ。最近見つけて嬉しかったものを2点。

{liekki casserole}
Arabia "Leikki" casserole

Ulla Procope(ウラ・プロコッペ)によるデザイン、1958~78年に生産された「リエキ」のキャセロール。画像だと黒に見えるけれど、同じくウラさんデザインのRuskaに似たダークブラウンで、質感もこれまたウラさんがデザインした大好きなティーポットに似ている。



{donabe}
スリフトストアのごちゃごちゃした食器コーナーでも異彩を放っていた、日本の土鍋にも通じるシンプルなフォルム。

Liekki=炎のネーミングの通り、直火・オーブンも使用可との事で、パイレックスのフレームウェア同様、調理したものをそのままダイニングテーブルへがコンセプトなのかも。



{ :-( }
ただ残念な事が事が1つ。油性マジックで、それも炎のマークの上にでかでかと×が。除光液、激落ち君、ベイキングパウダーでようやくここまでになったけれど、これを見た時は思わず、そりゃないよと舌打ちも。

我が家のレンジはガスではなく電気のぐるぐる蚊取り線香タイプだし、焦がしてしまうのが怖いので、調理器具ではなく器として使う予定。この土鍋を見たオットがキノコ雑炊を食べたいと言うので、近々に作らねば。



{*tablecloth*}
 ✻柄のテーブルクロスは、ロックミシンがかけられた誰かさんのハンドメイドで、厚手で上質のリネン製。



{designed by erik nitsche}
Erik Nitscheによるデザインの"Asterisk"。Erik Nitscheはスイス生まれの20世紀を代表するグラフィックデザイナー / アートディレクターの1人、と言うのは、恥ずかしながらつい先日まで知らなかった事実。
26歳の時に渡米、90歳で亡くなるまで60年間に渡ってアートの分野で活躍されたそうで、画像検索で目にした彼の素敵な作品を目にした瞬間にファンになってしまった。Vivaミーハー!

(ちなみに反対側の端には"L. Anton Maix Fabrics N. Y. C. - Kaleidoscopic Prints Reg 1952"。50年代にはPaul McCobbがデザインした生地を販売していた会社だった模様。)



{*****}
7つの✻で作られた六角形のデザインも、落ち着いた色合いも素敵、、、だけれど、こちらにも残念な事が1つ。テーブルクロスとして使うには、我が家のダイニングテーブル兼作業台には小さい(泣)。半分だけ敷いて、せめて雰囲気だけでも。

以上、最近の胸きゅん報告でした。明日から脱・引きこもり、2連休でなまった身体に喝を入れて頑張らないと。 

12 件のコメント:

  1. こんばんは。
    本当に北欧の器って和風ですね。
    吃驚です。
    土鍋そのものですね。(笑
    鍋焼きうどんなんか、食べたくなっちゃいます。(笑

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    1. 早速のコメント、どうもありがとう!

      このシリーズは他にもお皿や片手鍋とか色々あるんだけど、
      本当に和食器みたいなの。
      色も単色だから、余計に形のシンプルさが際立つんだよね。

      ちょうど、おひとり様用の土鍋位の大きさだから鍋焼きにもぴったりだよね。
      肉じゃがとかカレーとかにも合いそうなので、これから活躍しそうです。

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  2. 本当に、せっかく皆さんの善意で集まった商品をなぜそういう扱いにするのかわかりませんよね。
    プラスチックにマジックとか、底のシールの真上に値札シールとか、ムキー!ってなりますよ。
    アステリスク、いいですねぇ。デザイン的には控えめだけどカラフルで。こんなテーブルクロスに出会ってみたいものです。

    aya

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    1. ほんと、そうなんですよ。
      ↑ではそりゃないよ。って大人しめに書きましたが、実際はそりゃねーよ。でしたから。
      そう言えば、ガラスの小さな花器を見つけたんだけど、底一面に貼られたでかい値札シールの下から
      元々売られていたショップのシールがひょっこり出て来て、"Scandinavian Gift Shop"とあって
      横にダーラナホースが書いてあったの。そんな事知らなかったから、そのシールが途中で破れちゃって
      半泣きでピンセットで剥がしたけど、他に何て書いてあったか分からなかったです。

      アステリスク、いいですよ~!ぶっちゃけ、うちよりayaさんのお宅の方がぴったりだと思う(笑)。
      だから是非、見つけてやって下さいまし。

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  3. 良く思うんですが、西のほうが北欧物が多いような気がします。
    スリフトでRuskaとか一回くらい遭遇してもいいと思うんですが
    全然ですよ。
    本当に、和のデザインのようで素敵ですね。
    Erik Nitsche、知らなかったです。*マークが可愛い。
    私もググって作品を見てみましたが、エッシャーに通じるような
    数学的なデザインも多くて、いいですねえ。

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    1. そうなのかなぁ。私は逆だと思ってました(笑)。
      水玉さんのブログで北欧物を拝見するたびに、東はいいな~って。
      でも確かにRuskaのC&Sのソーサーだけは月1位の割合で見かけます。
      カップは出て来ないけどね。

      Erikさんは私もこのテーブルクロスを購入するまで知らなかったんだけど
      画像検索したら目が釘付けになっちゃって。
      何とか本1冊だけでも実物を手に取って眺めてみたいなぁと。
      エッシャーもいいですよね。数学は苦手だけど、私も彼の作品が好きです。

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  4. 33さんち流のソースで食べるフライドチキン、おいしそうです☆

    アラビアのキャセロール、ぽってりした形がかわいいですね。

    テーブルクロスは、最初の写真でぱっと見、日本の手ぬぐいかな。と思ったのですが、リネンのテーブルクロスなのですね。質感もよく色合いがまた素敵ですね~!

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    1. ポン酢又は酢醤油とタバスコのソースでフライドチキンを付けると、日本と違って
      衣がカラッとサクサクしていないちょっと油っぽいKFCでも、さっぱり頂けるんです。
      フィリピン人のおばちゃん達はみんなそうやって食べていて、その当時は知りませんでしたが
      フィリピン料理に「アドボ」っていう、チキンをお醤油やお酢等で煮込んだものがあるので
      そういう食べ方が好きなのかなぁって思います。
      油っぽいフライドチキンをご購入されたら(笑)、1度試してみてね。

      キャセロールは土鍋風な外見で、日本人の私には非常に落ち着く形なんです。
      やまもとさんはその後、チャリティーショップでの素敵な出会いはありましたか?

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  5. こんにちは
    フライドチキン、食べたくなってしまいました^^

    今度、ソース試してみようかな。

    このクロス、とってもかわいいですね〜!
    気になります☆

    あとで画像検索かけてみますねー!
    では♪

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    1. こんばんは。
      私も日本のケンタッキーが食べたいです!
      日本のって、ちゃんと油が切ってあるから衣がサクサクしてるでしょ?
      こっちのは衣がべちゃっとして、全然サクサクしていないの、、、。
      お酢が入ったソースだとちょっとだけさっぱり頂けるので、我が家では必需品です。

      Erik Nitscheで検索すると、彼が装丁した本等が沢山出て来ると思いますが
      その本の1頁をフレームに入れたいくらい格好いいんです。
      是非、ご覧になって下さいまし~。

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  6. その後なのですが、アラビアのTeemaを見つけて以来、北欧ものではないのですが、ツボにはまるものをちょこちょこ見つけています!

    先日の戦利品は、heals製でPeter Hallデザインの布を使った手作りのカーテンです。私が見つけたのは赤です。
    こういうレトロな柄が大好きなもので、見つけたときはかなり嬉しかったです。
    (参考までにです。)
    http://eclectic-chair.blogspot.co.uk/2010/04/peter-hall-verdure-fabric-designed-for.html

    あと、イギリス北部に住んでいるせいかスコットランド製のセーターをちょこちょこ見かけます。
    先日、古い時代のLaura Ashleyのあったかいセーターを見つけました。

    Hornseaも場所を問わずよく見かけます。ただ、チャリティーショップでも値段が高騰しているようで、先日bronteシリーズのC&Sとティーポット、お皿のセットがまとめて、30ポンドで売られていたときには、ちょっとびっくりしました。

    こちらのチャリティーショップはアメリカのスリフトの10分の1くらいの大きさのお店が多く、私の住んでいる商店街に8軒チャリティーショップがあるものの、歩いて回るのがちょっと大変です。
    駐車場もお店も広ーいアメリカのスリフトが懐かしい今日この頃です!

    その点、毎週日曜限定で行われるカーブートセールは場所によりますが、大きい広場に100~200のストールが集まるので効率良く回れますし、しかもチャリティーショップの3分の1くらいの値段なので、気に入ったものがあると、買わずにはいられません(笑)。ほとんどが日用品や衣類ばかりなのですが、たまーに、古いものを売っているストールがあるので、そのときは目を皿のようにしてガラクタ物色してます(笑)。

    こちらではKFCが高く(クリスピークリームドーナツもオリジナルので1個2ドルくらいなんです)、我が家では高級な食べ物なので、フライドチキン(というより唐揚げでしょうか笑)は専ら家で作っています。今度の週末は、33さんちのソースでいただいてみようと思います☆

    長々と私の話を書いてすみません。
    素敵な週末をお過ごしくださいませ。

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    1. 返信がかなり遅くなってしまってごめんなさい!
      コメントを頂いた時にお知らせメールが届くんだけど、何故かそれがスパム扱いになっていて
      たった今気が付きました。本当にごめんなさいね。

      あのね、偶然なんだけど、数日前にホーンジーのマグを見つけた時にふと、やまもとさんは
      イギリスで良く見かけるのかしらって思ってたの。
      ここでは1年に1回位しか見かけないので、やっぱり本場だと違うんだろうなって。
      なので、そちらのホーンジー事情が伺えて嬉しかったです。

      お近くに8軒もチャリーティーショップがあるなんて素敵ですね~!
      そんな環境だったら、小さいお店で毎日入荷がないとわかっていながらも毎日通ってしまいそう、、、。
      カーブートセールがチャリティーショップより安いというのも初耳でした。
      アメリカだとスリフトよりフリマの方が圧倒的に高いですもんね。CA州は特にかもしれないけど。

      やまもとさんのコメントを拝読して、勝手に誇大妄想しては勝手に盛り上がっています。
      色々教えて頂いて、本当にありがとう!またお時間のある時にでも、教えて頂けたら嬉しいです。
      どうぞ、素敵な週末をお過ごし下さいね!

      削除

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