3/22/2013

iittala kekkeritと何となく似ているグラス


前回に引き続き、似た者同士を比べてみようシリーズ。

以前、Timo Sarpanevaのグラスを調べていてその存在を知った"Kekkerit"というシリーズ。この画像を目にした時「!」、慌ててキッチンに走った事があって。
と言うのも、家に昔からあるタンブラーが何となく似ている雰囲気で。いつかKekkeritと出会えたらご対面させたいなぁと思っていたのだけれど、そう簡単に機会が訪れるはずもなく。

が、ようやく先週Kekkeritを発見、念願叶ってご対面。

{kekkerit}
Iitala Kekkerit

こちらが、ティモ・サルパネヴァによるデザイン、1976年から80年代半ばまで製造されていたケッケリト(日本語でパーティーの意味だそう)。

コロンとした丸みのあるフォルムに樹氷を思わせるようなデザイン。冷たさと温かさを兼ね備えたグラス。(ビール用・シャンパン用等、記述がまちまちなので、お好みでという事に。)



{l: kekkerit / r: kekkerit-ish}
左がKekkerit、右は家にあるグラス。

ね?何となく似てるでしょ?Kekkeritについて調べていたら、この似ているグラスをKekkeritとして紹介している日本のサイトもあったり、同じように比較しているサイトまであって。

先を越されちゃった感がひしひしで、二番煎じはいかがなものかと思ったけれど、画像も撮っちゃった事だし見なかった事にして先へ。



{l: kekkerit / r: kekkerit-ish}
高さ、ガラスの色やフォルムにも違いがあるけれど、1番違うのは両者の脚の部分。安定感のある台の様な部分が付いているKekkeritに対して、似ているグラスはなだらか脚。



{l: kekkerit / r: kekkerit-ish}
下から見ると一目瞭然、台の部分の大きさも違うし、底まで飲み物が入る似ているグラスと違って、Kekkeritは途中までしか入らないデザイン。

と、比べてみたものの、右のグラスはKekkeritの存在を知る前から愛用していたものだし、このフォルムやデザイン自体が好きなので、両者ともに愛おしい存在である事は間違いなく。

ただ、かわいコちゃんやハンサム君との出会いに乏しい今日この頃なので、Kekkeritとの出会いは誠に嬉しゅうございました。ええ。


8 件のコメント:

  1. NYMOM2013/03/22 23:46:00

    「ケッケリト」って言う音、面白いね~。

    このグラスのステムみたいな、多分同じ人がデザインしたろうそく立てあるでしょう(商品名知らないの)・・・あれもそっくりさんが巷に氾濫してるよね・・・
    同じメーカーの物でも作られた時代が違うのか、はたまた違うメーカーが真似したのかな?

    アメリカVinで言えば、意外と有名デザイナーのブランド物の方が後発って事も多いの。北欧Vinはどうなんだろう・・・?

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    1. うふふ、同じポイントで面白さを感じて下さって嬉しいです。
      私も、ケッケリトって可愛らしい音だなぁって思っていたので。
      日本語の意味を知るまでは、小さな動物とか自然にある物を想像していたんです。
      まさかパーティーだったなんてね。

      NYMOMさんが仰るろうそく立て、Festivoですね。仰る通りデザイナーはティモ・サルパネヴァです。
      初期の作品には底に彼のサイン"TS"のエッチングが入っていて、それがない新しめの物は
      フォルムが微妙に違うんです。昔の方がとげとげ、ざらざらした感じ(当社比、笑)。
      Iittala以外のブランドから出ているFestivoの類似品?インスパイアされた物?も多いですよね。

      >アメリカVinで言えば、意外と有名デザイナーのブランド物の方が後発って事も多いの。
      その大らかさが、アメリカの好きな所でもあります。物にもよるんだろうけど、良い物はみんなで
      シェアして楽しもうっていうのもありかなと。

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  2. 私も、偽物と本物を見分けるには、まず本物を先に見たほうが確実だなと思いました。
    偽物(コピー)も見たことがあるけれど、やっぱり感触や重さが違うし、写真だったらわからないな~ってことが多々あるので・・・
    イッタラに似たガラスがLibbyでも出ているので、もしかしたらLの字がどこかにあるのかも?
    Kekkeritもかなりコピー品が出ていますよね。

    aya

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    1. そうなんですよね。まずは本家を手に取ってから、が1番なんですよね。
      フローラはネットや本の画像でしか見た事がなかったし、そっくりさんを手にして
      それらの画像と比べても違いがわかりにくかったもん。
      ケッケリトは存在を知ったのが数年前なので、それまで何年もそっくりさんをそっくりさんだと知らずに
      使っていたし、今でもお気に入りなのは変わりないけど、ayaさんが仰るように感触や重さが違って
      似て非なるものでした。

      以前、ayaさんにLibbyからフローラに似ているガラスが出ているって教えて頂いたよね。
      ケッケリトのそっくりさんは底をチェックしてもLibbyのLマークは書いてなかったの。
      たぶん当時のアメリカも北欧ものが流行っていて、似たような製品が多く作られていたんですね。

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  3. ええええ!!!
    全然違いが分からないよぉー。

    最近、ヤコブセンのアントチェアのそっくりさんも出回っているのだけれど、
    形がそっくりで分からないんだよね。

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    1. そうなの、似てるんだよね、この2つって。
      そっくりさんは何年も使っているグラスだから、ケッケリトの画像を見た時に
      ケッケリトの方が真似したんじゃないかって思っちゃった(笑)。

      ありんこチェアもそっくりさんがたっくさーん出てるよね。
      リサイクル屋さんで遠目で見て「あ、ありんこ!」って近寄ると、「あ、Ikea、、、」
      みたいな事がよくあるよ。

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  4. 底を確認したら家のグラスもKekkeritでした。
    ワインの入った姿も、尋常じゃないくらい可愛いの。

    このブログを読んでいた時は、
    まさか、このグラスで大興奮する自分なんて想像もしてなかったけれど、
    なんか凄く嵌っちゃった。
    このデザイン、大好きです♡

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    1. そうそう、中に飲み物を入れると更に可愛いんだよね!
      良くアイスコーヒーを飲んでるけど、見た目は赤ワインの方が可愛いかも。

      ケッケリトって確かサイズが何種類かあるんだよね。
      1番小さいグラスなんてお猪口にしてもいいぐらいのサイズで、ネットで見かけた時に
      可愛いーって思った気が。
      そう簡単にリサイクル屋さんで出会えるタイプじゃないけど、ラベルがなければ
      残ってる確率も上がるだろうし(たぶん)他のサイズもこの目で見てみたいなぁ。

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