7/18/2013

破壊王、目覚める。ごめんね、アリちゃん。

数か月前に見つけたアラビアのカップ&ソーサーを詳細がわからないまま放置していたので、検索を再び開始する為に食器棚から取り出してリビングルームへ。

テーブルの上に置こうと腰をかがめたその時、カップだけポロリと落ちてテーブルの上に。

{!}
嫌な音がしなかったので、ひょっとしたらセーフかも♪と慌ててカップを拾ったら、、、ハンドルが取れていた。

 

{handle, glued ugly}
冬眠から目覚めた破壊王が、無言で破片を拾い集め、無言で接着剤を探し、無言でくっ付けたハンドル。



{arabia alli}
ハンドルを壊されても、その繊細な可憐さは健在のArabia "Alli"。ええ、ちゃんと調べましたの。半泣きで。

フォルムデザインはKaarina Aho(カリーナ・アホ)、絵付けはRaja Uosikkinen(ライヤ・ウォシッキネン)で1961~71年の作品。このブラウンの他に綺麗なブルーもあり、プレート、ボウル等アイテムも豊富。



{mark @ the bottom}
お決まりのバックスタンプはこちら。

ごめんね、アリちゃん。すっとこどっこいな私のせいで、こんな無残な姿にしてしまって。只今、かなり後悔、そして反省中、、、。

ところで、そんな破壊王の心の叫びを代弁してくれた冒頭の謎の物体。

{!!}
"I knew someday I'd crack up!"と怯える、髪の毛フサフサのおっさん?貯金箱。そうだよねー、貯金箱だもんねー、いつかは割られちゃうんだよねー、って私が割ったのは君じゃなくてアリちゃんだけどねー(泣)。


 
{!!!}
おっさんの頭にあるコインのスロットは、かじられたようなデザイン。



{japan}
コインの取り出し口に付いているはずのゴムのキャップはないけれど、10年位前にスリフトストアで発見して以来、常にお気に入り貯金箱ランキングの上位に君臨する黄色いおっさんは日本製。

Kreiss社が1960~70年代に発売した"Psycho Ceramics" シリーズの1つで、こちらのサイトにその他の魅力的な仲間がぞろぞろ。コレクターズガイドも出版される程、コレクターさんがいるのだとか。

さてと、、、。
破壊王を再び冬眠させるべく、暫くは気を引き締めてまいります。

6 件のコメント:

  1. もの凄くインパクトあるおじさんだね。(笑
    驚いた表情と髪の毛が凄く可愛いわぁ。
    日本でも、いろんな物を作ってたんだね。(笑

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    1. こんな黄色いおっさんがいたら、思わず連れて帰っちゃうよねぇ。
      このおっさんを見たオットが、知り合いがこういうのを集めてた気がするって言うので
      調べてみて初めてシリーズ化されていて、コレクターがいるって知ったの。
      色々な人達がいて、集めたくなる人の気持ちがちょっとわかる気がしたよ。

      髪の毛はたぶんラビットファーだと思うけど、1本だけ妖怪アンテナみたいに
      長いのがあって、抜けないか心配で。
      日本の職人さん達も、こんなシリーズなら絵付けも楽しかったんじゃないかな。

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  2. 本当、インパクトあるね~。でも独特の雰囲気があるね。
    33さんが惹かれる気持ちが分かるよ。
    日本製でも、このジョーク自体はアメリカンな感じかしらね。
    そういえば、日本製でアメリカや他の国へ輸入された品々って
    誰がデザインしていたんだろう。
    デザインは輸入国の誰かで、製造だけ日本だったのかな。

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    1. スリフトで黄色いおっさんを見つけた時は、私もおっさんと同じような
      表情をしていたかもしれないです。
      リンク先のサイトやらeBayを見ていたオットが、仲間を欲しがっていたので
      ひょっとしたら特に男性が惹かれるデザインなのかもね。

      昔の輸出向けの陶器って、やっぱり輸入国でデザインしていたんだと思います。
      でも、発注されたものを忠実に再現するクオリティーの高い技術があったからこそ
      (当時はレイバーが安かったのも原因の1つだと思うけど)
      日本にオーダーが来たんだと思うし、日本の職人さんって凄いなぁって。

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  3. 蓋がついていたらcrack upする必要ないじゃないねぇ(笑)
    我が家のPCが画像を表示するのに時間がかかって、最初の写真がなかなか見れなかったのですが、
    全貌が明らかになった瞬間、自分も同じ顔をして待っていることに気がつきました。
    ゲバゲバとテイストが似ていますね。昭和ラブ。

    aya

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    1. そうそう、そうなの!フタが付いているんだから割られたりしないのに、何をビビってるんだろうねぇ。
      このPsycho Ceramicsというシリーズ、キャラクター自体は相当アメリカンなのに
      日本で作られていたいたせいか、どことなく昭和な趣もあったりするんですよ。
      ゲバゲバにも通じるよね。
      たまさんのブログでお子様がお召しになっていたオットットとTシャツにもずきゅんだったけど
      ゲバゲバのキャラクターのTシャツがあったら、私、年甲斐もなく欲しがると思います。

      画像、やっぱり重いですよね、、、。小さくした方が見やすいのかなぁ。

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