木曜日、仕事前にエステイトセールに寄ってみた。
つい"eames furniture"や"danish modern"等の甘い言葉に釣られて出かけたのはいいけれど
誇大広告だな、ありゃぁって思わざるを得ないコンドの一室で、おまけにセーター15ドルとか全てが
笑っちゃう程のハイプライスで。
なのでさくっとひと回りした帰りがけ、さっきまで係りの人が立ちはだかっていて見れなかった
空の食器棚を覗くと、思わずガッツポーズが出ちゃうようなコが転がっていたので、オットが手に
していたcarole kingの楽譜集と共にお買い上げ。
{score book & bear} |
ええ、クマさんですね。
{kay bojesen wooden bear} |
ガッツポーズが出ちゃった、kay bojesenのクマ。1951年のデザインでデンマーク製。
90年代に入ってrosendahlから復刻版が出ているけれど、これは足の裏にサインがなく、ひと回り
小さいので、ひょっとしてオリジナルかも。
ただ画像から判るように、発見時は無残にも両腕が黄色いセメダインでがっちり固定されていて
後で剥がすのが大変だった。
両腕を胴体の中を通して繋ぐゴムが劣化して切れていたらしく、ゴムを取り替えるよりくっ付け
ちゃえ、、、って思った所がいかにもアメリカ的な発想。
ちょうどいい太さのゴムがなかったので、とりあえず普通の輪ゴムで仮留め中だけど、めでたく腕が
動くように。
{l:kouhai, r:sempai} |
去年スリフトで見つけた復刻版・後輩のクマと較べると、鼻・耳の大きさ、形、目の位置、肩・足の
ピンの位置等が微妙に違う。
ちなみに身長が違うと言うか首が長いのは、左の後輩の頭が奥まできっちり刺さらない為。
更に、後輩がクロクマのように見えるのは、ひび割れ防止に浅はかにもオリーブオイルを塗って
しまった為なのです、、、。
{sitting bears} |
どちらもゴムが緩いので座らせるのにひと苦労した図。
薄っすら見える後輩の足の裏には"kay bojesen denmark copyright"の刻印入り。
その他のカイ・ボイスンの動物シリーズで実際に手に取ってみたのはフリマでのサルのみ、1番
大切な手の先がポッキリ折れているのに75ドルと法外なプライスが付いていたので考える余地は
ゼロだったけれど、いつかはクマの横に他の動物も並べてみたいものです。
いいですねぇ。
返信削除私もオリジナルの、首のないクマさんが好きです。
非常にずさんな扱いを受けた貴重なものは、よさの分かる人の手に渡ると自分のことのようにほっとします(笑)
retrojunkieさん、コメントありがとうございます。
返信削除そう言って頂けると嬉しいです。
クマの首には日に焼けたピンクのリボンが、人間だったら
とっくに窒息死してる程きつくぐるぐる巻きになっていて
「気をつけ!」の姿勢で横たわっていました。
剥がす時に胴体に傷が付いてしまったけど、接着剤で固定
されているよりマシだと思いたいです、、、。
ググッてみて判ったんですが、今年、ローゼンダールではなく
カイ・ボイスン・デザインから復刻版が出ているんですね。
クマ、サイズも更に大きくなって形も微妙に変わっていて
個人的には残念な出来栄えでした。
素朴で可愛らしいクマさんですね。
返信削除きっと、何年もの月日を重ねて
33さんにに巡り逢うのを待っていたんでしょうね。
pop128さん、コメントありがとうございます。
返信削除腕の悪い私が撮った画像だと伝わりにくいかもしれないですが
木目が綺麗でころんとした形も可愛いんですよ。
この動物シリーズだけじゃなくて、北欧の木製の物って本当に綺麗
ですよね。木の特性を生かす使い方が上手いと言うか、木の大切さ
をよくわかっていなければ作れないんだろうなって思います。
自分が好きな古い物に巡り逢うと、これも何かの縁だし、長く大事に
しなくちゃっていう気持ちになりますよね。