10/07/2013

先週の金曜日 / dunsk coasters & russel wright platter


新しい1週間の始まり、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
こちら南カリフォルニアはインディアンサマーなのか、先週から昼間は夏、夜は秋と、1粒で2度美味しいならぬ1日で2つの季節を味わえる陽気でございます。

さて、先週の金曜日、「今年1番の!」「ミッドセンチュリー」の謳い文句と添付されていた画像に釣られてふらふらとエステイトセールへ。価格設定が非常に高い管理会社のセールなので小市民の私達には手が届かないものばかりだろうと予想はしていたものの、もう、予想を超えるびっくりプライスで。

ダニッシュのキャビネット2000ドル、コーヒーテーブル400ドル、画像にあったDanskのアイスバケツも80ドルだったりで勿論ひと撫でしてお別れした中で、非常に魅力的だったのがこれ。

{via ebay}
eBayからお借りしたダニッシュの折り畳み椅子。1脚400ドルだったのでお買い得だったのかもしれないけれど(笑)腰痛持ちには向かないので、ええ。決してお値段が原因で諦めた訳ではございません事よー。

そんなセールで購入したもの。

{dansk coasters}
Danskのコースター。

1枚1ドル、4枚買ってもディスカウントはなく、正直予算オーバーだったけれど、その日気分が良かったオットからお許しが出たのでごっつあん購入。

 

{l:thailand r:denmark}
チークの寄せ木細工のコースター、一見同じでも年代によって生産国が違って、左がタイ、右はデンマーク。(ちなみに1つ前の画像は、下2枚がタイで上2枚がデンマーク。)



{jhq denmark}
デンマーク製は横の厚み部分に"JHQ DENMARK"。



{newer stamp}
タイ製は裏に分かりやすいスタンプ。

4枚ともかなり退色していたので、乾燥を防ぐ目的も兼ねてオリーブオイルを塗ったら、木目が綺麗に蘇った気が。

その後、仕事帰りにスリフトストアに寄ろうとしたら近所で火事がありなんと停電中だったので、ちょっと離れた別の店舗へ。久しぶりにラッセルさんを発見。

{coral platter}
1939~59年に発売された"American Modern"のお皿、色はcoral / コーラル。



{quartet}
やっと4枚に。(下からseaformblue、chartreuse、coral、granite grey。)ラッセルさんの食器は色がバラバラでもしっくり馴染むところも魅力の1つ。

と、こんな感じの金曜日。週末の深夜にIWGPを観て充電も完了した事だし、今週もかっ飛ばして参りますわよ。

皆さまにとっても楽しい1週間になりますように。

12 件のコメント:

  1. NYMOM2013/10/08 10:12:00

    いやー、この椅子、実に面白いね!!! こういうのに出会えるからついよそ様のブログにお邪魔しちゃう訳。

    使い勝手は悪そうだけど、オブジェとして実に絵になってて、眺めるだけでもニヤリだね!
    私の中では、こういう物はVinと言うよりも、functional sculptureの要素が強い。

    実はここ10年ぐらいかな・・・特にNYCの一部の人達の間で人気なのは、
    VinのMCMとかスカンディナビアン等などとは関係無く、
    通常、現行品が主体の、functional sculptureと呼ばれる、あえて説明するなら・・・
    「日常生活で使用できるアート色の濃い家具を含めた3D生活用品」って感じの物で、
    過去のMCMやスカンディナビアのデザイン物に比べ、数段アート色の濃い物ね。
    もっと簡潔に説明するなら、シンプルなデザイン性より、ちょっと奇異なアート性に走った有機的な物。

    特に、NYCで80年代からヴィンテージMCMやスカンディナビアンを流行らせ、
    時代の最先端を引っ張ってきたNYCの著名なVinディーラー達を、
    顧客の次期の満足を満たす為なのか、この新鮮(?)な現行品アート&デザイン・ショーで頻繁に見かける。

    たとえ、一般も目にする事が出来る彼らの店頭にはまだMCMなどが並んでいても、
    きっと彼らの倉庫にはこの手の物が上客の為に待機しているように思えてならない。

    実は彼らの動向がいつも気になるミーハーな私も、ここ数年はこれらのショーや現代物に興味が移ってたから、
    一時ではあれアンティーキングからはさっぱり足が洗えた訳・・・でもまた再開しちゃったけどね。 

    この手の世界的なディーラー達の動向はNYタイムスでは頻繁に、
    また時にはウォールストリート・ジャーナルなどの経済紙までが注目し記事にするから、
    経済や政治記事などはさっぱり読まない私の様な主婦が普通に暮らしていても目に留まる。

    でもね、この手の素敵な物はやっぱり高くて、我家ではそうそう買えない・・・・
    でも、だからこそ、安価なジャンクをついつい沢山買い込むような、
    私の過去の習慣からやっと抜け出させたような気もする。

    もう数はいらない、本当に惚れこんだ物だけが欲しい、場所も限られているしね・・・と、頭の中では考える訳よ。

    ・・・とは言うものの、アンティーキングを再開した今、「安価でちょいといい物」に出会うたびに、
    頭の中で買わない理由を一生懸命探しては自己格闘に明け暮れる日々でね・・・結構、これも辛いんだわさ。
    私にとってショッピングはストレス発散的な要素もあった訳で、我慢がストレスになるのも困りものだよね。

    でも「本当に欲しい物が心の中心に鎮座」していると、安易な買い物を回避できる事も多々あるから、
    買えなくても一生懸命見る見る見る!!!
    そして今の私にとってはこれが結構いいストレス解消法になってるようなのね。

    今日も素敵な物を見せて下さり、どうもありがとうございました。

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    1. 場所が、眼下に太平洋が広がる富裕層しか住めない山で、勿論プール付き
      たぶん60年代頃の大邸宅でしたが、家具がね、ほとんどダニッシュだったんです。
      Hans WegnerのBull Chairっぽいものとか食器棚も箪笥もcredenza(サイドボード?)等々
      チークの嵐で。
      その中でもこの折り畳み椅子がどうにもこうにも気になっちゃって。
      どうやら屋外で使っていたらしく、白っぽく退色していたり状態がそれ程良くもないのに
      とーっても魅力的でした。
      最近この辺りのエステイトセールが物凄い状況になっていて、のほほーんとしている
      私にとってはため息が出ちゃう事もしばしばだけど、例え手が届かないものだとしても
      たまにこういうドキドキと遭遇するので止められないんですよね。

      >頭の中で買わない理由を一生懸命探しては自己格闘に明け暮れる日々でね
      あはは、わかりますわかります。すんごーくよくわかります。
      でも私の場合は買う理由より、買わない理由の方が簡単に見つかったりするんですよ。
      最近は、手に取ってからどうしよっかなぁって考える物は買わないようにしています。
      予算が問題な場合は別で、悩みに悩む事もあるけど(笑)。

      functional sculpture、画像検索してみました。
      面白い、面白い!オブジェみたいで一般家庭では実用性はあまりなさそうだけど
      アートを鑑賞しているみたいでワクワクしますね。

      NYMOMさんのお話にもいつもワクワクしています。こうして知らない世界の色々なお話を
      伺う事が出来て、楽しくて楽しくて仕方ないです。
      こちらこそ感謝感謝です。どうもありがとう!

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  2. 本当に、NYMOMさん同様に、部屋に置いておくだけで
    オブジェになりそうな素敵なデザインの椅子だね。
    太陽の光が当たったら、影まで素敵ー♡
    今日の、NYMOMさんの、お話も
    ッセルの食器の色の組み合わせも、深いわ。
    深過ぎるわー。

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    返信
    1. そうなの、すんごーく素敵だったの。畳んだ姿も素敵だったし、もうドキドキしちゃったよ。
      管理会社の人達があまりフレンドリーじゃなくて「気軽に座るなよ」って顔して
      睨んでたから座れなかったけど、座ってみたかったなぁ。

      うん、NYMOMさんのお話はいつも楽しくて深いよね。
      あんな豊富な知識を身体のどこにしまっておくんだろうっていつも不思議なの。
      (私なんか昨日の夜何を食べたかも忘れちゃったりするのに。)
      彼女みたいに魅力的な言葉を発する事が出来る人は、彼女自身はもっともっと
      魅力的なんだと思う。絶対に。

      ラッセルさん、違う色と出会えると嬉しいよね。これだから止められないのだ。

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  3. NYMOM2013/10/08 11:10:00

    PS:大人向け(?)NYCのfunctional sculptureの傾向とは別に、
       全米的なヤング・ジェネレーション(20~40代?)の傾向として
       一番大きな流れは、やっぱりKinfork系だわね。
       もう若者の街・ブルックリンなんてこれ一色と言っても過言でないと感じる。
       実は我家でもひっそりこの手の物(例えばスレイトのチーズボードとかイエナグラス等々)を
       愛好してて、家族にもすこぶる評判がいい。

       昨日アマゾンから、以前から予約していたKinforkTable(料理本)が届いたんだけど、
       これなんて発売前の予約段階で、既に発売された本も含む2013年料理本ランキングで3位だった。 
       また古雑誌のKinfork創刊号なんて、アマゾンで一時900ドル近い高値がついて
       びっくりさせられた・・・・今は625ドルだって・・・それでもスゴイ、なんてこったい?!

       以前、季刊誌Kinfokが発売された時店頭で見て、広告も一切無く、DownToEarthな
       静かで地味な雑誌だけど、実に美しいと感激。
       
       彼らのサイトもステキで、私はこれを参考にショッピングやレストランに出かける事も多い。
       でも最近は雑誌のほう少々マンネリ気味だし、日本に偏り過ぎてて私はちょっと不満かな・・・? 
       
       しかしながら、庶民的マーサ・スチュワート世代を親に持つ、現代の若者(=私から見ると次世代)     が好む世界感を、Kinforkは明確に提示したようだよね・・・
       そして私にとっても彼らの趣味は実に好ましくて大好きなの!!!

       広告なし、ブランドにもさほど拘らない、仲間と暖かなコミュニティーを食を通じて形成、
       平和的かつ静かなアート色も程よく携えた、ソフィストケーションばかりに走る事も無い、
       スノッブの対極を生きようとするかのような、次世代に乾杯!!!

       長文失礼

      

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    1. 以前、確か通りすがりのアメリカ人のブログでKinfolk Magazineを紹介していて
      存在を初めて知ったんです。
      残念ながら実物を手に取って読んだ事はないんだけど、たまにサイトを覗いたり。
      そうそう、日本版が発売される(された?)んですよね。

      私も好きな世界感かもしれないです。
      あまり浮かれた所がなくて、例えば地産池消だったり、シンプルなデザインで
      実用的なものだったり、自分でも手の届きそうな理想的な生活がサイトからも
      うかがい知る事が出来ますよね。
      若い人の方が物事を長いタームで見据えているのかもしれないなぁって。

      ブルックリン、、、NYで真っ先に行きたいエリアの1つです(笑)。

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  4. 折りたたみ椅子が素敵!
    私もfunctional sculptureとKinfolkをググったよ。
    functional sculpture、なるほど、凄く有機的でアートに近いよね。
    Kinfolkはマーサスチュワートの次世代っていう言葉がぴったりね。
    日本でも雑誌でいったらKunelとか天然生活が近い匂いがするけど
    もっと自分の周りの小さなコミュニティを大事にしている感が強い気がしました。
    いつもながら、NYMOMさんの深い知識に敬服です。

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    返信
    1. でしょ?でしょ?素敵でしょ?折り畳み椅子は本当に素敵だったの。
      もうね、ひと目惚れに近い状態で、久々にドキドキしちゃった(笑)。
      Kinfolkは雑誌を実際に読んだ事はなくて、たまにサイトを覗いているんだけど
      画像も綺麗だし、好きな世界観だなぁって。
      functional sculptureの反対側にある世界だよね。

      NYMOMさんはアートやアンティーク、その他色んな分野に対して造詣が深いよね。
      たぶんそれぞれに愛情がたっぷりで、知識として詰め込んでいるんじゃなくて
      日常なんだと思うの。
      だからNYMOMさんのお話は伺っていてすんごーく魅力的でわくわくするんだよね。
      あー、今ゴマ煎餅片手にこれを書いている自分が恥ずかしいです。

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  5. 私も、いつも読んでいる
    アメリカ人のブログでKinfolkの事を読んだ事があります。
    それ系の人って、テイストが似ているのでみんな繋がってますよね。


    Kinfolkといえば、家の手抜きご飯がそんな感じ。
    スキレットのまま食卓に出しちゃうし。
    皆さん、スキレット活用してますか?

    マーサみたいな意図的に凝ったデコレーションも凄く素敵だけれど
    Kinfolkの方が、そのままだから、親近感が有ります。(笑

     Kinfolk は、Mary Randolph Carterの世界観に冠るものがあるよ。
    私は大好きです。(笑


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    1. たまさんもKinfolkご存じなんだね。
      雑誌は読んだ事がないんだけど、どうどう?やっぱり素敵?

      スキレットって1個も持ってないの。
      前の家は今と違ってガスレンジだったから、フレームウェアで目玉焼き作って
      そのままテーブルに出したりしていたけどね。

      MaryさんってJunkシリーズ(これも持ってないけど、泣)の作者さんだよね?
      確かThe Selbyだったと思うけど、彼女のオフィスが掲載されていて
      撮影向けにセッティングされたんじゃなくて、ごちゃごちゃしてるのに
      Maryさんワールド全開でかっけーっ空間だったの。

      好きなものが一方向に絞れたらいいのにってたまに思うんだけど
      彼女を見ていると好きなものは好きなんだから仕方ないじゃんって思えるし
      同居人が不快じゃなければそれでいいかなと思ったりします(笑)。

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  6. Kinfolk,アンソロポロジーでセールになっていることがありますよ。
    そんなに値段が高騰しているなら、プチ投資用に買っておけばよかったなあ(笑)
    別のブロガーさんとこの間お話していたんですよ。広告がないので高い!と。
    日本版も最近出たみたい(日本特集があったらしい)で、益々ア○ネとか、クウ○ルと境界線がわからなくなってきたとか(笑)。

    この椅子、見るたびに日本のおしぼり受け(ボート型になっていて、小さく畳める)にヒントを得たか、おしぼり受け作った会社がこの椅子のアイデアを頂戴したか、絶対にどちらかが影響されたに違いない!と信じています。
    ラッセルさんのこのお皿、私もバーベキューに大活躍していますよ。
    使いやすくていいですよね。

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    1. アンソロポロジーって、うちから遠い事もあって2、3回しか行った事がないんです。
      おまけに本屋さんも遠いから、とーんとご無沙汰。
      サイトはたまに覗いていたけれど、そんなに流行ってるのも知らなかったし
      なんたってJenaer Glasの読み方を知ったのも割と最近なぐらい、流行に疎いからなぁ。
      (スリフトで見かけたティーポットをジェなんとかグラスって読んでましたから、笑)

      山田くーん、ayaさんに座布団3枚!そうだね、おしぼり受けだわ、あれ。
      私は南京玉簾みたいって思ってたの。なんかスッキリしました、ありがとう。

      ラッセルさんのお皿もそうだけど、大皿の場合、丸よりも四角の方が使いやすいですよね。
      場所も取らないし(笑)盛り付けもしやすくないですか?
      最近ラッセルさんをパッタリ見かけなくなったので、この4色で打ち止めかも。

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