10/31/2013

ditlev danmark bowl & mushroom incense burner


気が付けば明日から11月、冬が来る前に秋らしい陶器でも。

{dark brown outside}
ちょうど目線の位置に置かれていたボウル。ざらざらした質感のダークブラウンに惹かれて手に取ってみた。



{red glaze inside}
内側の、予想外に綺麗な赤い釉薬に、思わず目が釘付けに。買います、買いますとも、ええ。光が反射してしまって画像だと全く伝わらないけれど、これ、深みのある綺麗な赤なのですよ。



{ditlev danmark}
あ、まだうっすら残っているけれど、べっとりした緑色の色鉛筆で書かれていたプライスの下から出て来た刻印は、"DITLEV DANMARK"。DenmarkではなくDanmarkだし、Ditlev Danmarkという名前の方の手作りだと思いながらも、念の為ちょこっと調べてみると。

結果、予想はハズレ。このボウルはDitlev Keramikのもので、1956年、Henrik Ditlev Larsenによってコペンハーゲンの北にあるLyngbyという地に創設された窯との事。(その前はLars Sybergにいて、その後Nymolleに移った模様。) 詳しい年代はわからなかったけれど、60~70年代頃と推察。

釉薬がオレンジや白等の色違いもありアイテムもその他色々あるのに、あまりアメリカの市場に出回っていないらしく、今後仲間が見つかる可能性はかなり低そう。あぁ、デンマークに行きたい、、、 



{mushrooms}
そして、秋と言えばな、キノコの香炉。食べるのも見るのも大好きなキノコ達は、だいぶ前のエステイトセールで収穫。邸宅内を別行動で探索したオットと私がそれぞれ別の部屋で見つけ、お互いが手にしているのを見て、同時にあっ!と指差した記憶が。1番手前のキノコは台がないけれど、可愛いので気にしない気にしない。



{made in japan}
70年代だと思われる日本製。家に同じようなテクスチャーのフクロウの香炉やキャンドルホルダーもあるので、機会があったらフクロウシリーズを組む予定。

今日の1曲は秋という事で


Autumn Leaves / Chet Baker

スタンダードなので沢山のアーティストが演奏している「枯葉」、今日はチェット・ベイカーを。秋の夜長にぴったりですな。

ではどちらさまも、Happy & safe Halloween!

10 件のコメント:

  1. 抹茶を点てるには赤が派手過ぎでしょうか。
    それとも花器?ってワクワク考えちゃいますね。
    今週だったかMJやエリザベステイラーの皮膚科医の御宅のエステートセールがそちらであるそうじゃないですか。
    普通の人も入れちゃうんだ〜と羨ましいです。普通の人は手が届かないものばかりなんだろうけど(笑)

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    1. 直径が15センチ位あるのでお抹茶には大き過ぎるかもしれないけど
      お抹茶なんて思い付かなかったです。
      あー、私ったらやっぱり発想が貧困なんだよ、、、。だって1番最初に考えたのは
      ひじきの煮物を盛りつけたら、ひじきの黒が器の赤によって引き立つはず!だもん。
      あ、オクラを載せた冷奴だってお豆腐の白が映えて美味しそうとかね、
      色気より食い気、それも地味な食べ物しか出て来なかったし。
      そこら辺がboyなんですよ、きっと。早くSirになりたいです。

      あの皮膚科の先生、破産してたんですね。知らなかったです。裁判貧乏?なのかしら。
      今、画像を見て来たんだけど、ウォーホールうんぬんよりもMJ関連のものを見てみたいような
      見たくないような。
      あいにく11月13日は行けそうもないし、私のような一般ピーポーは気後れしちゃって
      人混みの中でよろけて高価な商品をがっしゃーん、、、てな事になり兼ねないので
      足を踏み入れるべきではないかと思われます(笑)。

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  2. NYMOM2013/11/01 8:15:00

    おお、DANMARKだってえ~!!! 
    北欧に疎い私が言うのもなんだけど・・・・
    昔、北欧系に強いディラーからMade in DENの方は輸出(主に米国向け)を意識した、
    企画や企業投資の中心が米国等の会社だったりする商品が多く、
    DANこそデンマーク本来の物と、教わった。 
    うん、でも米国ではなかなかDANには出会えないよね。
    私もたった1枚だけ10数年前に買ったDANの手描き陶皿を持ってる・・・
    それは地味な色合いだけど実に大胆な絵付けで大好きな絵皿なの!
    でも未だに作者の背景が解らない謎の一枚・・・
    それでも好きな物は好きと、その皿を見る度につくづく思うのよ。

    きのこのラベル・Mに点って、どこの会社だろうね・・・気になるね~。
    MIKASAは本来MIYAO(宮尾)って言う会社でそのM?とも感じたけど、
    でも米国向け商品は70年代以前から既にMIKASAマークで輸出してた・・・。
    でも宮尾は輸出向けS&Pも沢山生産してたよ・・・
    でも私そのM点マークは見たこと無い・・・気になるな!

    そのきのこシェイプね、ディズニー用の米国陶器デザイナー(名前は忘れたけど女性)が
    70年前後(これも正確な年月は忘れた)?ぐらいにデザインしたハルと言う米国陶器会社の為に
    デザインした物に良く似てる・・・彼女の物はすごく大きくてもっとくねっと斜めに立つのだけどね。
    そして彼女がディズニーで製作した作品を見ると、ハルでデザインした沢山の陶器の雰囲気に一致する。

    私はきのこ、ふくろう、ニワトリに手を出したらキリが無いだろうと、
    昔から自らに制限をかけ極力手を出さないのだけど、ハルには手を出したし、
    33さんのキノコも地味目の色合いが実に魅力的で、一時S&Pに嵌った私としては、
    これに出会ったらやっぱり買うだろうな・・・。

    今日も素敵な物を、ありがとうね!

    ところでMJって何?

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    1. おおっ、そうだったんですか。何故Danmarkなのか、謎が解けました。
      ああ、スッキリ。どうもありがとう!私なんて最初はダンマークさんだと思ってましたから(笑)。
      仲間がいないのは寂しいけれど、輸出用ではないならアメリカ市場に出回ってないのは
      当たり前ですもんね。尚更大事にせねば、です。
      NYMOMさんのお皿もいつか拝見してみたいっ。

      キノコのラベルね、謎なんです。Mに漢字の一にも見えるし、その一の部分が
      Mの縦棒と合体してJMにも見えませんか?
      個人的にキノコとフクロウ、それも地味な茶系に弱くてどちらの香炉、キャンドルホルダーも
      このテの日本製ばかりなんです。(それでもキノコ熱は少し収まりつつあるんだけど。)

      Hullって、ひょっとしたらたまに見かける茶色いディナーウェアを出している会社かなぁ。
      (重たくてふちにだけ白い釉薬がかかっているシリーズです。)
      たった今、調べて参りましたー。ディナーウェア以外にも可愛いプランターやS&P等々が
      たっくさんありました。茶色いキノコのS&Pもあって、じっくり見ちゃった。

      それにしてもNYMOMさん、その膨大な知識をカラダのどこにどうって収納、保管して、
      どうやって取り出していらっしゃるんでしょう?
      笠 智衆さんとかならすっと思い出せるのに、例え興味がある事柄に関しても
      横文字は覚えたそばから忘れちゃう私からすると不思議で仕方ないの(笑)。

      あ、そうでした。MJはマイケル・ジャクソンです。
      彼の皮膚科医だった人が13日にエステイトセールをするんですって!

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  3. こんにちは〜^^ご無沙汰しています。ときどきまとめて拝見させていただいているのですが、読み逃げです(汗)すみません。お宝拝ませていただいますよ^^
    すてきな曲のご紹介ありがとう。この時期にぴったりですね。曲名とかアーティストの名前に疎いのでiTunesで適当にラジオ局を選んで聴くことが多いので助かります&お気に入りが増えて嬉しいです。
    また遊びに伺いますね。良い週末をお過ごしください☆

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    1. きゃーmegsutaさんっ、お久しぶりです!その後、お元気でいらっしゃいますか?

      「枯葉」は多くの歌手にも歌われているので、そちらも是非是非。
      普段は私も好きなラジオ局を2~3ローテーションで聴いている事が多いです。
      これからもジャンルにこだわらず好きな曲を押し付けさせて頂きますね(笑)。

      読み逃げ上等(笑)、またお時間のある時にでも遊びに来て頂けたら嬉しいです。
      megsutaさんも楽しい週末をお過ごし下さいね。

      削除
  4. NYMOM2013/11/02 6:40:00

    「デンマーク」は英語ではDenmarkと書くけど,デンマーク語ではDanmarkと書くのだそう。

    そうそう、ご想像の通り、「茶色いディナーウェアを出している会社かなぁ。(重たくてふちにだけ白い釉薬がかかっているシリーズ)」・・・がハルよ。
    この手の物は「ブラウン・ドリップ」って呼ばれ、茶色以外にも数色ある。
    余り人気は無いようだけど、実は私にとってはとても思い入れの深いシリーズ。
    マッコイ等でも同様の物があるけど、私はハルの例の女性デザイナーが作ったハルが好き。
    但し、ハル・ブラウン・ドリップは他のデザイナー物もある。

    「膨大な知識をカラダのどこにどうって収納、保管して、どうやって取り出していらっしゃるんでしょう?」・・・

    アハハハハ、別に生活に役立つ訳でもないそんな無駄な知識、私も普段は全然忘れてるのよ。
    でも33さん達のように、私のアンテナにひっかかって来る物を矢継ぎ早にブログ掲載してくれる方々がいてこそ、ああ!と、突然思い出す訳ね・・・
    そして、それがとても楽しいから、億劫で自分じゃブログもしないくせに、こうしてよそ様にのブログにお邪魔して言いたい事言って、更に楽しませて頂いてる訳・・・・本当にありがたい事です。

    知識?学問的な事は何にも覚えられないけど、好きな事って自然と体に入ってくるでしょう。
    例えば、現在はわざわざ聴こうと思わなくても、中学生の頃によく聴いたCCRやフィフス・ディメイションなどが突然カーラジオから流れてくれば、運転しながらでも思わず一緒に口ずさむ・・・。
    当時も今もたいした英語力は無い私だから、正確な歌詞は未だ解らなくても、でもサビの部分に来ると思わず声高に歌ったりしてね・・・・。
    また今の私は聴く事もないハビー・ハンコックなんて名がでれば昔好きだった「ウォーターメロン・マン」が突然頭の中で鳴り出すし、同じ頃に良く聴いてたダニー・ハザウェイとかも同時並行で自然に思い出したりね。
    だからVinの事も音楽なんかと同じ感じで突然思い出すのね。

    ただ昔の自分と違うのは、たとえ興味のある事でもそれに付随して浮上してくるいろいろな疑問の答えを自ら探求する意欲は確実に減った・・・でもその分ブログで皆さんから教えてもらってるから、まだまだ楽しい、ありがとう!

    音楽にしてもVinにしても、私が夢中になってた時代は、幸か不幸か、まだまだコンピューターどころか携帯もカーナビも普及してなかったから、その道のプロの言うことや彼らが薦めてくれる参考書(?)やレコードからしか新情報は得られなかったよ・・・
    今の時代の方がずーっと好きだけど、現代の何倍も時間をかけて自分に染み付いた記憶だからこそ、今でも機会があれば飛び出してくるのかも・・・
    でもYoutubeで曲も映像もすぐに体感できるなんて夢みたい!そして今の私は幸せだってつくづく思う。

    私、社会人や大人として本来必要な当然持つべき知識が、人様に比べだんぜん少ない頃からこそ、楽しいけど無駄な事で自分の引き出しがいっぱいっぱになってるのが現実ね。

    こういう大切な事の方はもっぱら友人や主人に頼るばかりの私です・・・。私の人生万年依存症かも?

    コメントの返信などきどうか気にせず、どうかご自身とご主人との時間を大切にね。


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    1. あの茶色い食器は「ブラウンドリップ」と呼ばれているんですね。
      そう言えば、色違いの緑っぽい釉薬やマッコイのものも見かけた事があります。
      私の中では古き良き時代のダイナー、なイメージで決して嫌いな訳じゃないのに
      何故か家には1つもないので、今度出会ったら連れて帰っちゃうかも。

      私が洋楽に興味を持ち始めたのは中学生で、当時はレコードを買うお金もなく
      タワーレコードへ行く代わりに貸しレコード屋さんへ直行!でした。
      FENで聴いて気に入った曲を、タイトルやアーティストもわからないまま
      店主の前で歌って「たらららら~♪、こういう曲ありますか?」みたいなね。
      で、これ?って聴かせて貰って、いや違います、を何度か繰り返して
      これこれ、この曲です!ってお目当ての曲に辿り着くの(笑)。
      そこの店主が優しい人で、こういうのが好きならこれも聴いてみなって色々教えてくれて。
      (いい人過ぎたからか、すぐ近くにタワレコがあったからか、すぐ潰れちゃったんだけど。)

      コンピューターが普及する前から興味があった古いもの、洋服、食器、音楽等の情報源は
      自分よりも詳しい人や本からでした。
      今はスリフトでも食器の刻印をその場でスマホで調べているばかりだし、知らない曲だって
      スマホをかざせば瞬時に情報がゲット出来る現代と違って、目的地まで辿り着くのに
      時間はかかったけど、いい時代だったなぁって思います。
      だってね、NYMOMさん同様、その頃に覚えた事は何故か忘れてないんだもん。
      たぶん、今は、忘れてもまたPCで調べればいいやって思ってるから、すぐ忘れちゃうのかも。

      >楽しいけど無駄な事で自分の引き出しがいっぱいっぱになってるのが現実ね。
      それってすんごーく魅力的な事だと思います。小さな引き出しが沢山ある人も、
      1つだけ突出してふかーい引き出しがある人も、どちらもね。

      楽しかったので、つい長くなってしまいました。ごめんなさい。

      削除
  5. 私も似た様な大きさのデンマークの器を買った事があるのだけれど、
    間違いなく、和風な感じなの。
    でも、大型犬のご飯を入れる器にも見えるかな。(笑

    今度写真撮るね。

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    1. たまさんも同じようなデンマークの器をお持ちなんだね。
      うんうん、これも和風っぽい趣があるし、やっぱり北欧の器ってそういうの多いよね。
      これは画像でもわかる通り、外はざらざらしていて土っぽいの。
      手に取ると温かみが伝わって来る感じだよ。

      たまさんの大型犬のご飯入れも今度拝見させてね。楽しみにしてるよ!

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