10/26/2013

spiral / cantaloop


タイトルとは全く関係ないけれど、今日開封してしまう予定なので私のお腹に入る前に。

{sider & pickles}
先週ミツワさんの東北フェアで購入した「がんばろう日本」サイダーと晩菊。サイダーは仙台から、晩菊は山形から。

$5.99というお値段に怯んで悩んでいた私を哀れに思ったオットが買ってくれた晩菊は、野菜や山菜を刻んで漬け込んだ山形特産のお漬物。もったいないのでちびちび頂ます。

では、今日はぐるぐる渦巻き。

{spiral 1}
半年位前に見つけた渦巻き。 キッチンツールのコーナーにあったので、最初はステンレス部分で何かの生地を伸ばしたり切ったりする為の道具なのかと思ったすっとこどっこいな私。

悩む事数分、いや、これはオブジェだね、と勝手に結論付けて連れ帰った後、小さな刻印を手掛かりに検索開始。

{revere rome ny}
茶色く変色していたステンレスを磨いてやっと見えるようになった小さな刻印は、かろうじて読める"Revere ROME NY"。

Revere Copper and Brass Inc.(現・Revere Copper Products Inc.)はPaul Revereによって1801年マサチューセッツに創立した歴史ある会社との事。1920年代の終わりからニューヨークのRomeに本拠地を移したそう。(そのRomeは2008年に閉鎖、現在はマサチューセッツに。)

更に判明したのは、この渦巻きはオブジェではなく、当然キッチンツールであるはずもなく

{bookend}
ブックエンドでございました。 ただ大きい本だと渦巻きが重みに耐えきれずに倒れてしまい、フィットする本のサイズが限られるので、オブジェ的な要素が強いのは確か。

この渦巻きの刻印にはパテントナンバーが付いていないけれど、このブックエンドの商標登録がされたのは1935年、デザイナーはFred D. Farr。1935年から何年まで生産されていたのかは?のまま調査打ち切り。

当時は2個セットで販売されていたようだけれど、相方が見つかるとは到底思えないので、今後はお一人で頑張って頂きましょう。

もう1つはおまけの渦巻き。

{spiral 2}
長年愛用している、誰かさんの手作りのお皿。グレーがかった地にこげ茶のぐるぐるが和食器にも通じる趣。

さてと。
愛車・オデ子の入院に関するやりとりの中でのもやもや、それによる出張中止、その他諸々、ここ数日心がざわざわしっ放しなので、私も負のスパイラルに陥らないようにせねば。

そんな時は好きな曲を聴くに限るでやんす。


Cantaloop / US3

自ら聴こうとするよりも、ラジオから流れて来たりどこかの店内でかかっていたりするとリラックス効果が増す気がする1曲。
ちなみに初めて聴いた時、"funky, funky"の部分が"pumpkin, pumpkin"に聴こえたバカ耳の持ち主でやんす。

では皆さま、楽しい週末をお過ごし下さいまし。

10 件のコメント:

  1. つぶつぶやグルグルは大好きなので、
    このブックエンドとお皿はツボでしたよ~。
    ブックエンド、可能性は少ないかもしれないけれど、
    片割れが現れるといいね。

    オデ子さん、入院してるんですか?
    そちらで車がない生活は相当大変なのでは?
    早くよくなるといいですね!
    負のスパイラルなど吹き飛ばそう!おおっ!

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    1. 水玉さん、つぶつぶだけじゃなくてぐるぐるもお好き?
      気に入って頂けて嬉しいです。
      相当楽天家の私でもブックエンドの相方は見つからないと読んでます(笑)。
      万が一見つかったら、現れるといいねって言ってくれた水玉さんの力だね。

      この前コメントさせて頂いた通り、オデ子は20万マイル超えの働き者なので
      あちこち痛んでいて仕方ないんだけど。
      代車をお借りしたり、友人の車を借りたりして助けてもらってます。
      うん、負のスパイラルなんて吹き飛ばしてやりますわっ。どうもありがとう!

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  2. あの、お団子フロームミツワ様も、今開催中の東北物産展からやってきたの。
    1つがよもぎで、1つが、くるみだんごだったよ。

    このブックエンド、超オサレだね。
    凄く可愛い☆でんでん虫が、本をギュッと捕獲している感じで
    なんか、可愛いー☆ぐるぐる食器も、大好きなテイストだなぁ。
    私の好きなライン系!!!
    家にも、ぐるぐるじゃないのだけれど、雰囲気がなんとなく
    似た様な北欧皿が有るよ。以前33さんが可愛いって言ってくれた
    スナックセット(http://pop123.exblog.jp/19711266)のシリーズのお皿だと思うの。

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    1. おおっ、お団子はフロームミツワさんだったんだね。
      相方さんが同じ場所でお買い物していらしてたなんて不思議だよ。
      お味はどうだった?ってか、相方さんのお土産だもん、何だって美味しいよね♡

      ぐるぐるの正体がわかって本を立ててみた時、私もカタツムリが本を背負ってるみたい
      って思ったの。デザイナーさんはカタツムリをモチーフにしたのかもね。
      小さ目の本じゃないと肝心のぐるぐる部分に負荷がかかって倒れちゃうのを除けば
      可愛くて楽しいブックエンドだよね。

      うちのぐるぐるのお皿も素人さん作にしてはすんごーく魅力的な作品なの。
      裏は釉薬がかかってなくて土がむき出しの素朴な感じも好き。
      たまさんの「コロラド」ね、あれ、大好き!うん、ライン系万歳だよね!

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  3. 続きです。

    家も、車に関しては、2台とも今年は散々な年だったよ。
    こちらの生活は、車があって普通の生活が出来るから
    本当に車が無いと大変だよね。早く直ると良いね。

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    1. そうだよね、たまさんも車で大変な思いをされたんだよね。
      オデ子が20万マイルを超えて、買い替えの時期を相談していたら
      希望車種が高いのと、故障個所がある現状だと下取りに出しても売れないから
      ちゃんと修理して2年位乗った方がいいって事になって。

      予定の入院期間が長くなったのは、修理過程で他の部分を傷付けちゃったらしくて
      その説明がかるーい逆ギレ口調だったみたいでね。
      彼の車をお借りしたり迷惑を掛けているのは事実だし、凄く感謝してるんだけど
      文句1つ言わずに最後に「お手数をお掛けして申し訳ない」って頭を下げたオットは
      偉いなぁって思うよ(笑)。

      ありがとね。元気が出たよ。ざわざわしてたら損だから、楽しく行かないとっ!

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  4. NYMOM2013/10/28 3:20:00

    アワワワヮアッー、カッコエエーッ、まいちゃうね、このブックスタンド!!!
    まさにファンクショナル・スカラプチャーだ!
    もう、こういうのに出会いたくてふらふらと巷を徘徊する私なのよ。

    右の茶色の部分は木製なの?
    機能なんて目指さず(ここカッコイイ、私機能美なんて全く信じてないから)異素材合弁で魅力倍増だよね!
    これ、形としては一個で100%以上完成してると思う・・・
    二個揃ったらうるさいかも・・・。
    本も沢山入ってしまったらオブジェ的魅力は半減でしょう・・・
    少しがいい、少しがいいと作者が語りかけているみたい・・・。

    アールデコの面影をビミョウに残したこの本立て、Fred D. Farrなんて名は初めて聞いたけど、ジャズ・エイジからMCM旋風が巻き起こる前の短期間には、こういう魅力的な物、とっても多いよね。

    私の好みに共通するの物はシンプリシティーや機能を優先してないことかな・・・・
    そういう人生謳歌しながら好き勝手にやったらカッコイイの出来た的な物って、なんだかビンビン語りかけてくる。
    デザイナーもブランドも時代も関係無しに心の真ん中へ突入して来る物が、今の自分の探している物だとつくづく思う。

    昨日、世界最高峰と言われる「The International Fine Art & Antique Dealers Show」を見て来た。
    毎年NYCとロンドンで開催され、もう四半世紀・・・・買ったこと一度も無いけどほぼ毎年見てる。
    すんばらしかったよ!ひさびさに夫婦で何かを共感しながら堪能した一日だった。
    価格は大方、数千~数ミリオンドル・・・主人はここを「正札付き美術館」と呼ぶけれど、
    私達夫婦に買う買わないは初めから全く関係ないからいいの、目の保養のお楽しみ。

    NYで暮らし始めた90年代初頭に初めて見に行った頃は、
    20世紀の物なんか、ピカソ級絵画や高価な宝飾品を除けば全く無かった。
    今でも紀元前のガラス皿だとかルノアール絵画だとか、どこぞの女王のティアラなんかも売ってるんだけど、
    でも今回から現代作家(日本人も含め)物が多数出てきてて感激!!!

    今回の20世紀物は、ジャズ・エイジ系と70年代以降中心のハリウッド・レガシー系が特に目だってたし、
    カッコよかった・・・特にイタリア系家具&照明はほとんど売約済みシールが付いてたよ。
    反面激減してたのは米国系フォークロアとMCM、前者はもうファンが年老いてショウーに来ないのかも、
    後者はもう目ぼしい物は売りつくしたのかも・・・・でもこうして流行は変化していくんだよね。
    昨年はまだ惚れ惚れとするシェイカー・ボックスも見られたのに・・・ちょっと残念。

    どうもステキな物(このブックスタンド)を見ると、ついコメントが長くなる・・・・
    うるさかったら言ってね・・・今後は気をつけるから・・・・。
    それにしても、今日も魅力的な物を見せて下さり、どうもありがとうございました。







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    1. 今朝、思いっきり寝坊してPCを開ける時間がなく、ご返信が遅くなってしまいました。
      出かける15分前に起きるなんて、高校生でもあるまいしですよね、ったく。

      そっか、これが以前教えて頂いたFunctional Sculptureなんですね。
      検索した画像を見て、もっと仰々しいものなのかと思っていたけれど
      言われてみればなるほど納得!
      半球の部分は木材で、どうやら黒や赤にペイントされたものや、半球ではなくて
      四角いブロックのような形のものもあったみたいですね。

      Fred D. Farrについては今のところ名前以外にほとんど情報がないので
      それ程有名な人ではなかったのかもしれないです。
      歴史に名を残せなかったデザイナーなんて掃いて捨てる程いる訳だから
      そんな人の、それも30年代にデザインされたものと出会えるなんて
      これもスリフティングの醍醐味なのもしれません。

      NYMOMさんの行かれたショウ、たった今検索してみました。
      旦那さまの仰る「正札付き美術館」、正にそんな感じです。でも行ってみたいです。
      私の目の保養になるのかは疑問だけど(笑)人が造ったものでも自然のものでも
      生き物でも、美しいものを見るのは大好きなので。
      西でもやってくれないかなぁ。

      うるさいなんて1ミリも思った事ないです。NYMOMさんのされるお話、大好きなんですもん。
      こうして知らない世界の事を教えて頂けるのは幸せだと思うし、感謝しています。
      なのでNYMOMさんも1ミリも気になさらず、どんどんコメントして頂けたらと思います。

      それにしても、ジャズエイジって、享楽的で甘美で魅力的な響きですよね。
      20年代のアメリカにワープしてみたいです。

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  5. このブックエンド、私も似たようなものを見つけては、「もう片方がないじゃん!」と憤慨しながら棚に戻したことが何度かありました(ってお話、以前しましたっけ?最近人にした話をあたかも初めて話すように話すような気がして・・・老化現象ですかね。)

    山形って菊も有名なんですよね。幼いころ、母の実家から段ボールいっぱいの菊が送られてきて、それをちぎってバラすのを手伝わされました。酢と砂糖で和えて、ちょっとほろ苦いのが子供心に全然理解できなくて(笑)
    これだったら桃かさくらんぼのほうがいいやなんて生意気なことを思っていたのですが、記憶に深く刻まれているのは黙々と菊に向き合ったあの時間だったりして。
    っていうか、こういう商品がちゃんとあるんじゃないか!(笑)
    こちらの東北フェアもにぎわっていましたよ。

    Cantaloop、懐かしいです。学生寮時代に友達の部屋でこんなノリのアシッドジャズがかかっていて、Cantaloopで大騒ぎした記憶が。
    そう、私もpumpkinだと思っていました。空耳ですね。
    同じウリの仲間だからなのかな、なんて納得していたのですが、全然関係なかったですね(-_-)。
    60年代、そして何かが弾けたファンキーな70年代のハービーが好きです。
    最近はもっぱらコラボやカバーが多いですが。

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    1. いえいえ、そのお話はたぶん初めてだと思います。たぶん、、、。
      私もね、最近自分の記憶力に自信が持てないので。
      好きなものに関するお話は何度聞いても楽しいから、どっちみちノープレブレムですわん。

      うちの母は東京生まれなんだけど、子供の頃ちょっとだけ秋田→中学時代を山形
      (赤湯っていう小さな温泉街)で過ごしていたせいか、私もよく晩菊を食べてたの。
      ayaさんの仰る菊の花の酢の物も食べた記憶があります。
      お母様はご自分で作っていらしたんですね。そのお手伝いの思い出って素敵です。
      確かに菊の花より桃やさくらんぼの方がいいよねー。私もさくらんぼがとにかく好きで
      渡米後初めての里帰りで何が食べたいか母に聞かれて「佐藤錦!」って即答したもん(笑)。

      やだ、同じ瓜の仲間だったって事、今気が付きましたっ。そうですね、仲間じゃん。
      でも聞こえますよね、パンプキン、パンプキン♪って。
      以前、ネットで歌詞を確認して本当はファンキーだって事実を告げたのに、
      オットは未だにパンプキンだと言って譲らないんだけど、そんなオットは「ポルシェ屋」を
      「殺し屋」と聞き間違える程の空耳人間だからねぇ。

      それはともかく、そちらにお伺いした際はCantaloopで是非是非大騒ぎしましょうね(笑)。

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