11/20/2013

美しい馬と眼ヂカラが凄いおっさん


前回赤べこをアップした後、母・洋美ちゃんに「赤べこ捕獲」と画像を送ったら、「うちには2頭」と返信が。ちょいと悔しかったので、これならどうだと八幡駒の画像を送ると、今度は「うちには全部で3頭」と、八幡駒と三春駒が仲良く並んだ画像が送られてまいりました、、、。ええ、うちの洋美ちゃん、負けず嫌いなんですの。そんな相変わらずの母に、ちょっと微笑ましい気持ちに。

そうしたらですよ、翌日、な、なんと、これに遭遇。

{miharu goma 1}
三春駒さんです、ええ。あまりの偶然にびっくりして、思わずおぉーっと声が。前日の、洋美ちゃんとのやり取りをしているオットも、同じくおぉーっ。

福島県郡山市の伝統工芸品・郷土玩具、三春駒は、元々の名称は高柴子育木馬(たかしばこそだてきんま)と言い、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の時に苦戦を強いられていたところ、どこからともなく現れた馬に助けられたという伝説をもとに作られたのだとか。この木馬を与えられた子供は健やかに育つので、以来子育てのお守りにもなっているそう。ふむふむ。



{miharu goma 2}
八戸の八幡駒、仙台の木ノ下駒と並ぶ日本三大駒の1つで、その中でも絵付けは随一と定評があるそうな。かくかくとした直線的で凛とした立ち姿が美しいですな。



{miharu goma 3}
尾が傾いているのは残念だけれど、お尻の施された絵柄もぬかりなく。



{l: miharu goma / r: yahata goma}
せっかくなので先住の八幡駒と記念撮影。この2頭は似て非なるもの、フォルムや絵柄にはっきりとした違いが。ずっとずっと大切にしていきたい美しい東北ペア。

この日、もう1軒のスリフトストアで見つけたのも木製の人形。

{who r u? 1}
黒ヒゲの小さなおっさん。この人を絶対に連れて帰るべし!と決心したのは、カラフルな衣装や極端に長い笛もさる事ながら、目が合った時にドキドキしたから(笑)。



{who r u? 2}
だって、こんなに凄い目ヂカラなんですもの。幅広のはっきりした二重に長い睫毛、ゴルゴ13ばりのくっきり眉毛。なのに、鼻は手抜きでUみたいな一文字書きのおっさんに、ひと目惚れ。



{who r u? 3}
ラベルも刻印もないのでおっさんの出身地はわからないけれど、あの目ヂカラと相反する花柄の被り物、どことなく東欧を感じさせる可愛らしい衣装、 絶妙なアンバランス加減にイチコロでしたの。

たまにこういうドキドキがあるので、止められない止まらないスリフティングなのでありました。

8 件のコメント:

  1. アハハハ、ほんま凄いおっさんやね~。

    頭にかぶるはジューイッシュ帽のヤマカ? 
    うーん、この眉の太さはアシュケナージには見えないから、パアルジャン(ペルシャ人)あたりだろうか?
    それなら昔のイラン人(今はイスラムの国だけど昔の王様や金持ちはユダヤ教だから革命で追放された)だね。

    そういや、このファンキー全開な服もアリババの盗賊達みたいだし・・・。
    この花柄や派手さ加減はイラン革命前の70’と見た。  

    さもなきゃ、同様に眉や髭の濃い、イェメンやアルジェリアあたりのジューか?

    フフフフ・・・・想像してるときりないね・・・・だけど、それが面白い!

    それにしても、この楽隊のおっさん達全員見たいー。
    それとも蛇使いで単独行動なのだろうか・・・ならば蛇が見たい!
    きっと大笑いで毎日が楽しいだろうなあ!

    今日も楽しいものをありがとう!

    返信削除
    返信
    1. おお、このおっさんイラン人だったんですね。
      オットと、アリババやアラビアンナイトっぽいって話してたんですよ。
      たまに行くケバブ屋さんのお兄ちゃんがペルシャン・ジューなんだけど
      こういう凛々しくて、真ん中で繋がっちゃいそうな眉毛だから、うん、納得です。

      そうそう、私もおっさんにひょっとして仲間がいるんじゃないかって
      店内を隈なく探したんですよ。
      こんな眼光鋭いひげ面の楽団がいたら面白いですよね。

      って、こんな小さな人形で子供並みに喜んでいるのは私だけだと思ってたので
      一緒に楽しんで頂けて、こちらこそありがとうです!

      削除
  2. 夫も巻き込んで、このおじさんは何人か話していたのですが、
    夫はきっぱりロシアだと。でも帽子の形がなんだか違うし、こんなに太陽と汗が似合いそうな彫りの深さは南米なんじゃないかというのは私の見解です。
    コスタリカあたりは結構派手な配色のものが多いので。
    これはホーンではなくて、パイプ?とか、いろいろと疑問の残るミステリアスな男ですね。

    三春駒はスリムですね。八幡駒とペイントの感じがフリーハンドと計算された直線という違いも面白いですね。

    返信削除
    返信
    1. 旦那さまにまでお手伝い頂いちゃって、どうもありがとう。
      ロシアと南米かぁ。どっちにも見える、、、あぁ、ラベルさえ残っていたら。
      眉毛がゴルゴ風だったので、ひょっとして吹き矢だったりしてねーなんて
      独りで色々と妄想してたんだけど、そっか、パイプね。
      (そううだ、コスタリカって1度行ってみたいんです。で、ケツァールを見てみたいの。)

      フォルム自体は三春駒の方がかくかくしていて、絵柄は曲線的なんですよね。
      八幡駒は黒と赤だけど、三春駒は黒の他に白がいて、そちらも綺麗みたい。
      東北産のものにはどうしても甘くなっちゃうんだよね(笑)。

      削除
  3. 丁度今日、日本の家族と電話していて来年は馬年だから、
    年賀状は馬かあ、なんてことを話していたところだったんです。
    私が年賀状作るとしたら(実際そんなめんどいことはしないんだけど)
    ダーラナホースとか?なんちゃってことを考えていたのですよ。
    だから、33さんのところに三春駒がでてきて、おお、ここにもお馬さんが!と
    ちょっと嬉しかったです。
    懐かしい感じがいいですねえ。

    しかし、本当にインパクトありまくりのおじさんですね。
    最初、目だけ見たときは女の人?って思いましたよ。
    この微妙に女か男か分からないような濃い~顔は
    一度見たら忘れられないかも~。
    いやー、すっごく面白いです。
    33さんはこの手のものを発掘する天才ですね!

    返信削除
    返信
    1. うちの母が午年生まれなの。来年年女なんですよ。
      母から送られて来た画像を見たすぐ後に三春駒を見つけたので
      びっくり&ちょっと嬉しかったです。
      うち最近、年賀状はオンラインで済ませちゃってます。
      何だか味気ない気もするけど、時差を気にせずおめでとうが伝えられるしね。

      おっさん、眼力が凄くてインパクトありまくりですよー。
      斜め上から覗き込んで視線が合うと、暫く目が離せなくなります(笑)。
      大好きな食器等に出会えるのも勿論嬉しいけど、こういう得体の知れない、
      今まで知らなかった存在に出会えるのは、また違った喜びがあるので
      止められないスリフティングでございます。天才じゃなくて、ただのバカなの。

      削除
  4. 33さんて、やっぱり、ayaちゃんと
    テイストが似ているわ。

    もしかして、生き別れた双子とか?(笑

    この馬も、やっぱり
    北欧のお馬さんとも、似ているね。

    そっかぁ!
    来年は、午年なんだぁ。
    って事は、今年は、巳なんだね。

    返信削除
    返信
    1. そう?似てる?
      って言うより、レトロジャンキーさんの頃から、彼女のブログを拝見して
      あ、これ、私も好き!とか、家にもある、とかって思う事が多いの。
      でもさ、外見と性格は似てないよ、きっと(笑)。
      それに双子ってayaさんに悪くない?せめて妹にしないと可哀想かも。

      木製の馬も食器も、北欧製と日本製、雰囲気が似ているものが多いよね。
      だから日本人って北欧ものが好きな人が多いのかな?
      日本の家庭にもしっくり馴染んで違和感がそんなにないしね。

      そうなの、来年は午年なんですって。今年が巳年だってすっかり忘れてたけど(笑)。

      削除

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...