4/11/2013

アリゾナ土産 最終回 だ、誰なの?編


好きな土地で見つけた好きなガラクタの事となると、俄然やる気モードに入るようで、4日連続での更新はブログを始めて以来初めてかも。

最終回は、人間(たぶん)がモチーフのもの特集。

{danish wooden doll}
トップバッターは、チーク材の人形。ワイルドな白髪のモヒカン。

底に"Arne Basse Denmark"のサイン(焼印)があるので調べたら、アルネ・バッセは1960年代に活躍したデザイナーで、オブジェの他にもデンマークのLaurids Lonborg社で食器等のデザインにも携わった方だそう。

という事は、私よりも年上の可能性が大なので、「モヒカン先輩」と勝手に命名。

北欧のチークの置き物=ノギンス(ヴァイキング)だと思ったら、海賊にしてはヘルメットもなく、持っている武器も先端が丸くて危害がなさそうだし、顔立ちだってとぼけていて、モヒカン先輩ったら、ゆるキャラ度がかなり高し。



{0〇△}
正面と違ってどことなく哀愁のある後姿のモヒカン先輩、アンティークモールなのにたったの1ドル、、、。首にきつく巻かれたプライスタグには"wooden thing"とだけ書かれていて、1ドルにも関わらず長い事売れなかったらしく、うっすら埃を被っておりました。

我が家には同郷の海賊さんもいらっしゃるので、お仲間と楽しく余生を過ごして下され。



{beard man in a blue hat}
2人目は、ひげ面の紳士。

帽子と同じく青い目のおじさん、マークもラベルもないのでどこの誰かもわからず。優しい顔立ちと綺麗な青に惹かれて我が家にお迎え。



{his hat}
この部分に蝋が垂れていたので、前の持ち主さんはキャンドルホルダーとして使用していたらしく。我が家でもモヒカン先輩と共に和み系としてご活躍の期待大。



{mexiacan kahlua decanter}
お土産シリーズの大トリでもある最後の1人は、こちらもひげ面、珈琲リキュール・カルーアのデキャンタ。70年代のもの。

メキシコ製で"Ruso Negro"、 ブラック・ルシアン(ウォッカとカルーアのカクテル)のプロモーション用かと思われるこの黒ひげが遠くから視界に入った時、心臓がドキドキしましてね。 と言うのも、



{tackett decanter via}
LaGardo Tackett作のデキャンタに見えたので。

ミッドセンチュリーデザイン好きにファンが多いタケット、実物は1度だけスリフトストアで「全てに」カケとヒビがある食器のセットを見かけた事があるだけで、たまにネットで見かけては指をくわえて見ているだけの高嶺の花。(ご興味のある方、こちらでタケット作品が見られます。)

が、しかーし、手に取って何だか雰囲気が違う事に気が付いて。
上の2枚の画像を比較すると一目瞭然、フォルム自体も微妙に違うけれど、つるっとした白いベースの上に線描きのようなイラストのタケット作に対して、メキシコバージョンは凹凸のある、濁った白のベースにベタ塗りの黒。おまけに、眉毛のないヤンキー仕様。

インスパイアされた、ではなく、真似してみました、の方がしっくりくる我が家のひげもじゃアミーゴ、只今我が家のアイドルです。

以上、モヒカン先輩、ひげ面紳士、ひげもじゃアミーゴでお送りした最終回。

非常にツボを刺激してくれる愉快な3人(?)に出会う事が出来て、個人的にはめでたしめでたしだったけれど、思い出と違って思い出の品は確実に場所を取るのでね、、、。近いうちに大掃除も兼ねた模様替えを決意した次第であります。

いつも事だけれど、ガラクタばかりのお土産シリーズに最後までお付き合い頂いた我慢強い皆さま、どうもありがとう。

どうぞ、良い週末をお過ごし下さいね!

8 件のコメント:

  1. 私もこう言う顔シリーズに凄く弱くて
    目が合うと連れて帰って来ちゃうんだよね。
    キッチンにも、Mr.ピーナツの顔の部分を置いているの。

    カルーアの瓶、めちゃめちゃ可愛いー。

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    1. 目が合ってびびびって来る顔とそうじゃない顔ってあるよね。
      この3人、タイプは全然違うのに、びびびびびってなっちゃって。
      たまさんのMr.ピーナッツはどんな人?

      カルーアの瓶はね、相当びびびだったよ。
      とにかく気に入っちゃって、この瓶を小脇に抱えてスリフトの店内を
      鼻歌歌いながらスキップしてたもん。
      これ以上病状が悪化してただの変な人にならないようにしなくちゃね。

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  2. カルーアにこんなデキャンタがあるんですね~。
    これ、ものすごくインパクトがありますね。
    確かにタケットのデキャンタを見ちゃうと
    あれ?みたいに思いますが、いや、いいですよ、これ。
    スリフトで出会ったら、私もきっと
    お持ち帰りしたくなりますよ。

    皆それぞれとっても素敵です!

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    1. 私も本家タケットのデキャンタしか知らなかったので、びっくりでした。
      大胆なパクリ方にもびっくりだったけど。
      全く同じデザインだとまずいから、とりあえずデキャンタ自体に凹凸をに付けて、
      黒くべったり塗って、顔も少し変えないとダメだから、とりあえずまゆ毛は止めとくか
      みたいなユルーい感じが最高です。
      憧れのタケットには出会えないからって、決して負け惜しみで言ってるんじゃなくて(笑)、
      とにかく魅力的なの、うちのアミーゴも。

      コルクのフタを開けると、まだほんのりカルーアの香りがするんですよ。
      その香りを消すのが何だか勿体なくて、不衛生かもしれないけれど
      未だに中を洗えずにいます。

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    2. そうそう、言い忘れましたが、エッグヘッド、私も一度はお目にかかってみたいです。
      コンドームホルダーなの?!
      顔の表情とか雰囲気が前の33さんのPopsie Dollsに一脈通じません?
      あれからPopsie Dollsもずーと探しているんだけど
      なかなか出会えませんね~。

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    3. そうなの。エッグヘッドはコンドームホルダーなの。
      お目にかかってみたいよね、これ。

      Popsieさんね、そう言えばその後1度アンティークモールで見かけたんだけど
      ちょっと欠けててペイントロスも激しいライオン(口が上下に開いて
      メッセージが出るタイプ)でね、30ドルだったから諦めました。
      フリマでお安く購入出来たのはラッキーだったけど、高い安いよりも
      ものがないとなるとこればかりはどうしようもないもんね。
      2人目を連れ帰れるのはいつの事やら、、、。

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  3. 私はタケットのクッキージャー・シリーズ、全部欲しい!!!
    昔はアンティークショップやショウで時々出会ったけど、高価なのに蓋が無かったり、鼻が掛けていたり、取っ手が無かったりで、いつも完璧な物には会えず・・・いつか一つでもいいから、私が買いたいものリストの上位。
    でもなぜかタケットの鍋、C&S、酒器、オブジェ等には全然興味ないんだけどね・・・。

    写真2番目の髭の紳士は、もしかするとスペインの物かも? 
    ブランド名忘れちゃったんだけど、スペイン王室ご用達で、ヒョウキンな陶器オブジェやスペインらしい大らかな食器を作ってる会社があって、私は一つだけ働くオッサン像を持ってるんだけど、この髭紳士と私のそれの色合いや目付きの雰囲気が似てる・・・・
    私のオッサン像はどこに仕舞い込んだのだか・・・
    でも、いつか見つかったら、その時にはブランド名をまた追記しますね。

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    1. あのクッキージャー、形自体も顔になっている蓋も、どうしようもなく可愛いですよね。
      あれが家にあったら、1日中ニヤニヤしながら眺めてしまいそうです。
      実物を見た事がないので、例え買う事が出来なくても1度は手に取ってみたいです。
      私はエッグヘッドに興味深々でして。こちらも1度はこの目で拝んでみたいなぁって。

      食器は金属のハンドルが付いたものを見かけた事がありますが、実際に使うとなったら
      使い勝手はどうなんだろうって感じでした。

      ひげ面紳士は、ひょっとするとスペインのものかもしれないんですね。
      スペインの陶器や焼き物に疎いので、思いもしませんでした。素敵な情報、ありがとうございます。
      もしNYMOMさんのオッサン像と再会出来たら、また色々教えてくださいね!

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