好きな土地で見つけた好きなガラクタの事となると、俄然やる気モードに入るようで、4日連続での更新はブログを始めて以来初めてかも。
最終回は、人間(たぶん)がモチーフのもの特集。
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{danish wooden doll} |
トップバッターは、チーク材の人形。ワイルドな白髪のモヒカン。
底に"Arne Basse Denmark"のサイン(焼印)があるので調べたら、アルネ・バッセは1960年代に活躍したデザイナーで、オブジェの他にもデンマークのLaurids Lonborg社で食器等のデザインにも携わった方だそう。
という事は、私よりも年上の可能性が大なので、「モヒカン先輩」と勝手に命名。
北欧のチークの置き物=ノギンス(ヴァイキング)だと思ったら、海賊にしてはヘルメットもなく、持っている武器も先端が丸くて危害がなさそうだし、顔立ちだってとぼけていて、モヒカン先輩ったら、ゆるキャラ度がかなり高し。
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{0〇△} |
正面と違ってどことなく哀愁のある後姿のモヒカン先輩、アンティークモールなのにたったの1ドル、、、。首にきつく巻かれたプライスタグには"wooden thing"とだけ書かれていて、1ドルにも関わらず長い事売れなかったらしく、うっすら埃を被っておりました。
我が家には同郷の海賊さんもいらっしゃるので、お仲間と楽しく余生を過ごして下され。
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{beard man in a blue hat} |
2人目は、ひげ面の紳士。
帽子と同じく青い目のおじさん、マークもラベルもないのでどこの誰かもわからず。優しい顔立ちと綺麗な青に惹かれて我が家にお迎え。
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{his hat} |
この部分に蝋が垂れていたので、前の持ち主さんはキャンドルホルダーとして使用していたらしく。我が家でもモヒカン先輩と共に和み系としてご活躍の期待大。
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{mexiacan kahlua decanter} |
お土産シリーズの大トリでもある最後の1人は、こちらもひげ面、珈琲リキュール・カルーアのデキャンタ。70年代のもの。
メキシコ製で"Ruso Negro"、 ブラック・ルシアン(ウォッカとカルーアのカクテル)のプロモーション用かと思われるこの黒ひげが遠くから視界に入った時、心臓がドキドキしましてね。 と言うのも、
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{tackett decanter via} |
LaGardo Tackett作のデキャンタに見えたので。
ミッドセンチュリーデザイン好きにファンが多いタケット、実物は1度だけスリフトストアで「全てに」カケとヒビがある食器のセットを見かけた事があるだけで、たまにネットで見かけては指をくわえて見ているだけの高嶺の花。(ご興味のある方、
こちらでタケット作品が見られます。)
が、しかーし、手に取って何だか雰囲気が違う事に気が付いて。
上の2枚の画像を比較すると一目瞭然、フォルム自体も微妙に違うけれど、つるっとした白いベースの上に線描きのようなイラストのタケット作に対して、メキシコバージョンは凹凸のある、濁った白のベースにベタ塗りの黒。おまけに、眉毛のないヤンキー仕様。
インスパイアされた、ではなく、真似してみました、の方がしっくりくる我が家のひげもじゃアミーゴ、只今我が家のアイドルです。
以上、モヒカン先輩、ひげ面紳士、ひげもじゃアミーゴでお送りした最終回。
非常にツボを刺激してくれる愉快な3人(?)に出会う事が出来て、個人的にはめでたしめでたしだったけれど、思い出と違って思い出の品は確実に場所を取るのでね、、、。近いうちに大掃除も兼ねた模様替えを決意した次第であります。
いつも事だけれど、ガラクタばかりのお土産シリーズに最後までお付き合い頂いた我慢強い皆さま、どうもありがとう。
どうぞ、良い週末をお過ごし下さいね!