ちょいとご無沙汰しておりました。皆さま、お元気でしょうか?
体調が悪かったとかではなく、 むしろその逆で、身体的にはすこぶる元気だったのですが、ある事柄に立て続けに対面し、どうしようもない無力感に襲われて精神的にぐら付いておりましたの。でもありがたい事にどちらも良い方向に向かっているようなので、まずはひと安心といったところ。
とりあえず今必要なのは平常心だと思われるので、今日もいつもと変わらず元気に参りましょう。
さて、少し前の事。
あるスリフトストアで店外に出ようとしていた男性の為にドアを開けたオットに、その男性がそのTシャツいいねぇと。で、You know what?から始まったその男性の話にオットと2人でびっくり。
オットが着ていたのは
Grateful DeadのメンバーでもあるJerry Garciaが率いるJerry Garcia BandのTシャツで、ど派手なタイダイにスカルやデッドベアーが付いているGrateful Deadのものと違い、控えめにバンド名が入っているだけの地味なもの。なので、オットが「これ、殆どの人が知らないみたいなんだよね。」と返したら、深く頷きながらいかにJerry Garciaを愛しているかを語り始めた男性。そして最後に「ところで"Blue Suede Shoes"って曲知ってる?
Carl Perkinsって僕の従兄なんだよね。」
へ?マジで?でしたよ。("Blue Suede Shoes"と言えばエルヴィスだけれど、実はオリジナルはカール・パーキンス。 )
ぽかーんと口を開けていた私達に「僕はジェリーの親戚だった方が良かったけどね。」だって。スリフトストアって色々な人がいて、実に面白いです。
その後の店内でオットが自ら購入したものがこれ。
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{mexican owl} |
メキシコ製のフクロウ。去年
ロバとペリカンを見つけて以来、オットの中でもメキシコ製の陶器が気になる存在になっていたようで、こういうのに手を出すとまずい事になるんじゃ、、、と呟きながら、と握りしめておりました。
少し青みがかかったベース、羨ましい程豊かな睫毛と力強い黒いラインが印象的なフクロウは、体長約13センチ。
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{his back} |
オリーブとブルーで描かれた鳥や花が美しい後姿。風土は違っても、日本の花鳥風月に通じるような趣。
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{ke} |
脚の間にある"KE"はKen Edwards工房のマーク。ケン・エドワーズはカンザス生まれ、1960年代にメキシコのTonalaに移り住んだ陶芸家で、日本で学んだ経験もあるとか。
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{little black bird} |
この可愛らしい小さな鳥は工房のアーティストのサインのよう。(それぞれが動物、昆虫、魚等のパーソナルサインをお持ちとの事。)
最後に恒例の記念写真を。
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{tres amigos} |
雰囲気は少し違うけれど、同じトナラ焼きのアミーゴ達。
ちなみにフクロウは、ジェリー・ガルシア大好きの男性に会った店舗で見つけたので、ガルシア君と命名。(ジェリーだとしっくり来なかったので、笑)
今はどうにかつま先だけで踏ん張っているけれど、足首まですっぽりはまりそうな予感がひしひしのメキシカン陶器の魅力に、やっぱりビバ・メヒコ!です。