2/26/2013

花と花器



ちょっとご無沙汰しておりました。
昨日までばたばたしていたのでちょっと疲れ気味でしてね。そんな私を、小さなネイティブアメリカンの方に代弁して頂きましたの。やる事が幼児並みですが。

ええ、こんな事して遊んでいられるのだから、今日は時間にも心にもゆとりがある証拠ですね。

昨夜ひと仕事を終えて帰宅した時、庭のバラが1輪満開になっている事に気が付いたのでちょきん。

{a rose, in full bloom}

枝がかなり短いので、キャンドルホルダーやガラス瓶等で試したのだけれど、頭(花)が重すぎて器からずり落ちてしまい四苦八苦の結果、無理やり小さなクリーマーに押し込んでみた。

このチェコスロバキア製のクリーマーは、数年前に道端で拾ったもの。



{pink ripples}

バラにそれ程興味がある訳ではない私でも、このフリルのような花びらは乙女な気分にさせてくれるので、たまには宜しいかと。


 
{i ♡ calla lilies}

調子に乗って、これも庭に咲いているカーラもちょきん。

以前、隣に大家さんが住んでいた時に、彼女が植えたカンナが早々に全滅し、次に植えるのは何がいいかと聞かれてリクエストしたのが大好きなカーラ。大家さんが引っ越した後に何株が駄目になり、残った3株は今でも元気に花を咲かせてくれる。

ちょうどいい器がなかったので、地味な日本製の花器に。

 

{test tube}

おまけは、最近購入した試験管のようなガラスと木製のコンビに、名前のわからないツル科の植物を投げ入れ。これも中々、地味ですな。

ここ数日の、庭に咲いている花に目を留めようともしなかった心のゆとりのなさに反省しつつ、今日からは通常モードで日常を小さな事を愉しみたいと思います。

2/21/2013

sunday flea market


あっと言う間に木曜日ですが、日曜日に行ったフリマの事を。

目覚ましのアラームをセットしなかったせいで、起きた時点で既に10時。慌てて支度をして、現地到着が11時。世間は3連休の中日だったからか、会場内が未だかつて見た事のない沢山の人で溢れかえっていて、真っ直ぐ歩く事も出来ない状態で。

途中からオットと別行動をして独りでぷらぷら。気になったキャサリンホルムの白×黒ボウル(セットではなく単品で)が95ドル、ジム用ワイヤーバスケットは40ドルから、ミルククレートも30ドルから等々、友人が「カリフォルニアは今フリマバブル」と言っていたけれど、なるほどねぇと言った感じ。

そんな中、人酔いしながら見つけた、見かけもお値段も可愛いものたち。

{fp mail delivery truck}

Fisher Price Little People w/mail delivery truck

私にとっては初めましてな、フィッシャープライスのリトルピープルが乗った1986年の郵便配達トラック。働く車が好きなうえに、ヒゲも好きなので、はい。

が、しかーし。

帰宅後ネットで調べて判明した残念な事が。この小粋なスカーフを巻いたお方は、配達員さんではなくて機関士さんだった。配達員さんはスカーフとヒゲがなく、帽子の形も違う。セット売りだったし、詳しくないので何の疑いを持たなかったのです。

PCの画面を見つめながら思わずがびーんと呟いてしまったけれど、でも、いいのです。機関士さんが転職して配達員さんになったと思えば。ええ。



{mailbox bank}

U. S. Mail box tin bank

何度か見かけては予算オーバーで諦めていた貯金箱をようやくゲット。ブースのおじさんによると60年代のものという事。

{made in japan :)}

Made in Japanの文字、なくなっている事が多い小さい鍵もちゃんと付いていて、嬉しさも2倍。



{viking picks}

viking picks

眼鏡を外してサングラスをしていたので、ブタさんだと思って手に取ったピック。よく見たらバイキングだった。

{hi!}

手作り感満載の優しいバイキングに胸きゅん。

バイキングという事は、デンマークやノルウェイの北欧製かと思ったら、ステンレスの部分に、む、虫眼鏡プリーズ!と言いたくなるぐらい極小の文字で"Coricama Rostfrei"と入っていて、Coricamaはイタリアのカトラリー等を製造している会社で、Rostfreiはドイツ語でステンレススティールの意味らしい。よくわからないけれど、イタリア製という事でいいのかしら。

と、こんな具合。
この後用事があったので、滞在時間は約2時間。そのうち30分は、ばったり会った友人夫妻と話していたのでちょっとだけ消化不良な気もするけれど、小さいながらも胸きゅんな出会いがあった事だし文句は言いますまい。

ちなみにオットはお目当てのレコード屋さんがお休みだったので、あのPopsie dollを「目を皿の様にして」探していたそうで。残念ながら仲間は発見出来なかったけれど、フリマへ出かける楽しみがまた1つ増えたし、これからも引き続き捜索続行という事で。

2/19/2013

saturday estate sale


既に水曜日だけれど、先週の土曜日に行ったエステイトセールの事を少し。

エステイトセールはちょっと久し振りだったので、わくわくしながらランチタイムに立ち寄った1軒目のセラーさんが、ちょっと高飛車コレクティブル男。

商品にプライスが全く付いていないので、いちいち聞かなければならず、しかも全てがびっくり仰天プライス。商品を元の場所に戻すたびに「それはコレクティブルだから君が買わなくてもeBayで高く売るからいいよ。」と仰る。
心の中で、じゃあ最初からeBayで売りゃぁいいじゃんと呟きながら、男性の「それはコレクティブルで話」を各部屋で聞いていたらだんだん嫌気が差して来て最後は駆け足で。

帰りがけにリビングルームにあったBobby Wagonをほほぉーと眺めていたら「あ、それは300ドルで売約済みだから。イタリア製のコレクティブルで、、、」ですと。

なので、勿論何も買わずに気を取り直して向かった2軒目、ご両親と娘さんでやっているほのぼのセールで購入したあれこれを。

{danish stainless steel trays}

デンマーク製のステンレストレイ。

1番上は"Stainless Steel 18/8 Denmark"とだけエッチングが入っていて、メーカーはわからず。
下2つはメーカー名らしき"Selandia"と入っているけれど、調べても詳細がわからなくて残念。


ラベルを剥がす前に、記念撮影。



{kitchen timer}

Copcoのキッチンタイマー。

色が気持ち地味だけれど、形も数字のフォントも非常に好みな中国製。



{dish cloths}

ちょっと古めのディッシュクロス。

その名の通り、昔はこれで食器を洗っていたとの事だけれど、我が家では台布巾と化しているクロスは、購入時にラベルが付いていたこれと似ているのでたぶんアメリカ製。

以上を購入したセールのご家族、とってもフレンドリーで優しくて、1軒目のコレクティブル男に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたい程だった。あ、そんな毒を吐いている私こそ、爪の垢を頂戴すべきなのかも。

2/18/2013

Russel Wright celery dish / Joe Bataan


時間を少し遡って、木曜日・バレンタインデー当日にスリフティングの神様から頂いたギフト。

{i ♡ this shape}

Russel Wright "celery dish"

過去にフリマやスリフトストアで数回見かけた事はあっても、予算オーバーもしくはコンディションが悪くて購入には至らなかったライトさんのセロリディッシュをラッキーな事にスリフトストアで発見。

セロリやアスパラ等の長い野菜用に作られたこの器、流線形のカーブが美しくてほれぼれなのだ。

カラーは何故か縁があるseafoam blue。グリーンの野菜を頂くには同化してちょっと地味かもしれないけれど、野菜スティックやグリルしたアスパラは、次回から必ずこの器で。





そして金曜日。
夜、楽しみにしていたライブがあったので1度家に戻りシャワーを浴びて着替えたら、久しぶりに袖を通したカーディガンのボタンが1個無くなっている事に気が付き、ヒートテック上下のままボタン付け。

{i ♡ this cashmere cardigan}

同じボタンが見つかりそうもなかったので、なくても目立たないであろう1番下のボタンを移植して、久しぶりにヒールを履いて出動。

{i ♡ this shoes}

シルクサテンの様な生地に大きめのリボン、私が持っている靴の中で間違いなく1番ガーリーなJacquelineさん。

会場に到着すると開場してから1時間後だというのにまだ長い列が出来ていて、 当日券の私達は外で30分以上待つはめに。

まずはオットが入場し私のボディーチェック、という時に、係員の制止を振り切って横から前売り券を手にした女性が割り込んで来て。「前売り券を買ったんだから、当日券組よりも先に入る権利がある。」と主張するその女性と、順番は守るべきという係員の間で小競り合いが始まり、何故か間に入って仲裁する私。

結局、その女性を先に入れる事で一件落着し、その係員、ボディーチェック係、バウンサー、色々な人から謝られながら何とか入場。

会場は超満員。予想通り、アジア人はおろか白人すらいなくて、ザ・チカーノパラダイス。画像がないので伝わらないと思うけれど、 たぶん、この会場でギャング映画が撮影出来るんじゃないかと思う客層なのだ。(会場内の女性の中で、私が1番肌の露出度が低く、薄化粧で、体重が軽かったと思われます。 )

バー近くの柱を確保して(疲れたら寄りかかれる様に、笑)オットとビールを飲んでいたら、楽屋から出て来たお目当ての彼・Joe Bataanにばったり。

会うのはこの時以来 だったのにちゃんと覚えていてくれて、サインを頂いて一緒に写真を撮って貰う恒例行事の後、ひょっとして立ち見?と聞かれた。テーブル席はソールドアウトだったからと言ったら、席を探すからここで待ってろと言い残し、どこかへ消えて。

暫くして戻って来た彼に案内されたのは

{his table}

彼個人に用意された、たぶん友人等招待客用のテーブル。サーバーさんに折りたたみ椅子まで頼んでくれて。

ライブはいつもの通り71歳とは思えないエネルギッシュなパフォーマンスで、オーディエンスもかなり盛り上がったまま終幕。

ライブは勿論だけれど、一介のファンに席を用意するなんていうありがたい心遣いにずっと感動しっぱなしで、また1つ素敵な思い出が出来た事に心から彼に感謝なのだ。

{alpine village}

 帰りの駐車場で撮ったサイン。このサインを見る度に、これからもこの日の事を思い出すんだろうなぁ。

今日の最後はこの曲で。


Johnny / Joe Bataan


2/14/2013

swedish dolls


{sweet potato bread}

日系スーパーのパン屋さんで購入した「金時いもブレッド」。
一応食べる前に画像だけ撮ってみましたが、うーん、可もなく不可もなくと言ったところでございました。パンも焼けないくせに、エラソーな事言うなって気もしますが、ええ。

おいものペーストが練り込んであるのですが、残念ながら量が少なくて、ペーストがない部分はただの食パンなんですね。いえ、美味しいんですのよ。贅沢を言わせて頂ければ、もっとペーストが沢山入っていたらなぁと思いまして。

さて、前回の水色くんが強烈なキャラクターだったので、今日は素朴なかわいコちゃんカップルを。

{little swedish boy & girl}

スウェーデンからやって来た小さなカップル。

スウェーデンのカラーでもある青x黄色の衣装をまとったヴィンテージの木製人形、はにかんでいるのか、うつむき気味の女子&にっこり顔の男子は数年前にスリフトストアで見つけたもの。

民族衣装のペイントはとても丁寧なのに、肝心の顔のペイントのやる気のなさが逆にほっこり。



{kr 75.00}

Ljungstrom社製のハンドメイド、価格は75スウェーデンクローネ。(本日の為替レートは1クローネが14.65円なので、1098.82円。)

スウェーデンのどこかでお土産物として売られていたであろうカップルが、回りまわって数年前から我が家の住人に。私と同じ移民だね。



{a lovely couple and...}

普段はトイレのタンクの上にいるカップルだけれど、せっかくのバレンタインデーなのでバレンタインコーナーでごゆっくり、だったはずなのに、あのヒトが横にいるせいで、甘い雰囲気が台無しだ、、、。笑いながら見てるよー。
  




最近ちょこっとだけ忙しくて、今日のバレンタインも何事もなく終わった我が家。でも、今日帰りがけに寄ったスリフトストアで、スリフティングの神様からちょっとしたプレゼントを頂いたので、文句はないです。

では、皆さま、楽しい週末をお過ごし下さいね。

2/12/2013

synchronicity / popsie dollと♡のマグ


ちょっと前にPOP123のたまさんハートのピッチャーを紹介されていて、これ可愛い♪って思っていた2日後、仲間のハートを発見。

{♡mug}

Waechtersbach ♡ mug

西ドイツ製のハートのジャーと違って、こちらはドイツ製。
テーブルも無理やりバレンタイン仕様にしたので、毎日このマグを使い、残量僅か、しかも常に熟睡中の乙女心を何とか呼び覚ます予定。

そして、日曜日。
数日前から鼻垂れ小僧&くしゃみが止まらない状態なので乗り気ゼロでフリマへ出かけ、これと言って胸がきゅんきゅんする出会いもないまま、ちょっと疲れが出始めた頃、いつものおもちゃ屋さんのブースへ。

店主のおじさんから最近見つけたという40年代の童話集の説明を受けている時に、テーブルの上にちょこんと載っているあるものに目が留まったので、手に取ったら、、、

胸きゅんを通り越して、心臓が止まりそうな程びっくり。つい何日か前にたまさんから見せて頂いた水玉帽子さんの仲間だったのだ。

{popsie doll}

60~70年代に、NYのPride Creationsから発売されていた"Popsie Dolls"。どうやら100種類以上あり、Flickrコレクターさんのサイトがある程の人気者らしい。日本製。これ集めたいかも。



{:)}

水色の血を流している頭を押すと、こんなメッセージがポップアップ。これって、アメリカンジョークだわね。



{his back}

哀愁のある後姿だって、血がたらり。

水色の加湿器を発見した時と同じく、思わず「た、たまちゃん、、、」と呟かずにはいられなかったこの水色血液坊や。
これはたまさんからのギフトに違いないと解釈して1ミリも迷わずにつれて帰り、今でもこのコが視界に入るたびに、これがきっと縁と呼ばれるものなのだろうという気持ちが強くなる。

{popsie & hearts}

あまりにも可愛いので、バレンタインテーブルへ。

これ程わくわくどきどきする出会いってそうないはず。こんな楽しい気持ちにさせてくれたたまさんには感謝感謝なのだ。

今度はこの水色血液坊やが、誰かのわくわくになればいいのだけれど。この風貌じゃむりかもな。





皆さまにとっても、新しい週が楽しいものとなりますように。

2/08/2013

Wright & Wright


1時間程前、後ろにマグカップがあるのを忘れてPCを開いたため、珈琲をぶちまけてしまい。
 テーブルトップ(aka コタツの天板)に流れ出た珈琲がもう1台のノートブックまであと数センチという所まで迫り、慌てて2台を持ち上げて、、、。傍から見たらPCでお手玉をするおばちゃんジャグラーだな、きっと。

その後、左手の手のひらがチクチクするので明るい所でよく見てみたら、細い透明の棘の様なものが刺さっていたので、毛抜き片手に格闘する事5分。

何だかツイていない金曜日の夜だけれど、気を取り直して今週2日連続で出会ったライトさん。

{rw teapot}

Russel Wright tea pot (Oneida)

ライトさんのティーポット、2002年にOneidaから発売されたAmerican Modernの復刻版でchicoryというカラー。オリジナルとはかなりフォルムが違うのがちょっと残念な気もするけれど、オリジナルを超えられないのは当たり前な訳で。



{like a pufferfish}

正面から見ると、口を開けているフグみたいで可愛いのだ。



{rw lug bowls}

Russel Wright lug bowls (Oneida)

フグのティーポットが仲間を呼んでくれたのか、翌日見つけたボウル。こちらも復刻版で、カラーは上がlemon yellow、下がlinen / cream。復刻版はオリジナルにはないカラーやサイズも作られていて、lemon yellowもその1つ、サイズもひと回り大きい。



{lugged}

画像だと伝わりにくいけれど、現代版なので完璧に同じ大きさかと思いきや、ハンドル部分も割とばらばら。



{front : original back : repro}

そのハンドルを家にあるオリジナルと比較してみたの図。ご覧のように、復刻版のハンドルは長くてカーブがきつい。

あ、決してけなしている訳ではなくて、私のような古いもの好きな破壊王にとっては、気兼ねなくがんがん使えるありがたいボウルなのだ。



ライトさん繋がりで、去年末に見つけたもう1人のライトさん。

{flw poster}

Frank Lloyd Wright "Architect" poster

1994年にNYのMOMAで開催されたフランク・ロイド・ライトのエキジビションのポスターで、これは帝国ホテルの立面図。

1923年(大正12年)に完成し1967年に取り壊された旧・帝国ホテル。中央玄関部分は愛知県にある明治村に移築、今でも保存されていて、小学校の修学旅行で見た記憶がある。(旅行先の飛騨高山へ向かう途中に見学)

フレームのガラスの左端にヒビが入っているので新しいものを探しているのだけれど、ちょうどいいサイズが見つからず、普段は床に直置き。

ラッセルさんにフランクさん、どちらのライトさんも大好きです。

2/06/2013

Danskガラス瓶の水色親分と仲間たち


先日出会った、水色親分。

{dansk glass bottle / inkwell}

Danskのガラス瓶。

IHQ(JENS H. QUISTGAARD / イェンス・クイストゴー)デザインのフランス製。遠くからでもひと目でそれとわかるデザインと綺麗な水色、おまけに半額セールと来れば連れて帰らない理由はゼロ。

このインク瓶のような形のグラス、何故親分かと言うと
 
{oyabun & kobun}

家にある瓶よりふた回りぐらい大きくて(高さ約9.5センチ)ガラスも肉厚。地味な色の子分たちの中でも一際目立つ存在の親分。



{dansk candle holders}

これはその仲間、ダンスクのキャンドルホルダーと思われるガラスたち。

全てIHQデザインだけれど、それぞれのフォルムが違うように、左・デンマーク製、真ん中・イギリス製、右・フィンランド製と生産国が違うのも面白い。

我が家ではキャンドルホルダーよりも花瓶として使用する事が多く、今は仲間が、外に出しっ放しだったせいで変色し元気がなくなった多肉植物の再生工場として活躍中。

{succulents}

根が生えて来たら植え替えて差し上げますので、どうか元気になって下さいまし。  

2/05/2013

FantaとPepsi


先日、ayaさん(レトロジャンキーさん)のブログの、ファンタの記事を拝読中に思い出した事。

子供の頃、たぶんどこの家庭でも同じかと思われる、「歯が溶けるから」という理由で、家では決して飲ませて貰えなかったファンタを唯一口にする事が出来る機会が、洋美ちゃん(母)がデパートのセールに行く時だった。大人しくしていられたらご褒美として買って貰えるファンタが楽しみで楽しみで。

どこもおばさんだらけのセールなんて子供の私には楽しくも何ともなかったけれど、ファンタの為ならひたすら我慢。その日も洋美ちゃんのお買い物が終わって、ご褒美のファンタを手に休憩所の椅子で至福の時を迎えるはずだったのに。

ちびちび飲んでいたら、何故か上唇がすっぽりビンの飲み口にはまってしまい。ビンの中が真空状態にでもなったのかのように、どれだけ引っ張ってもびくともせず、終いにはあまりの痛さで泣き出す始末。騒ぎを聞きつけた店員さんや他の買い物客に囲まれて、すったもんだの挙句、ぽんっと音を立ててビンが外れてその場は一件落着だったのだけれど。

上唇から鼻の下にかけて半円状に内出血して紫色になったうえに、デパートからの帰り道、洋美ちゃんにこっぴどく怒られたあの日以来、ファンタは2度と買って貰えなくなったのでした。

40年(!)も前の事なのに、今でもはっきり覚えているファンタ事件。
で、家に唯一あるファンタのもの。

{vintage fanta tin tray}

かなり前にアリゾナのスリフトストアで購入した、ファンタのティントレイ、スペイン語バージョン。

サビサビだけれど、色、フォント、何から何まで胸きゅん。



{i heart his smile}

男の子のアップ。70年代ど真ん中のベルボトム、今にも繋がりそうな眉毛、明らかにサイズが大き過ぎるグローブ、清涼感溢れる笑顔、、、全てがツボですな。



{yes, fanta is good.}

裏だってこんなに爽やか。ファンタ、マジで旨いぜ、といった所でしょうか。



ファンタグッズはこれだけなので、おまけにペプシのものを。
 
{vintage pepsi tee shirt}

70年代のペプシTシャツ。恥ずかしがらずにしっかり毎夏着ているお気に入りだけれど、実はペプシ派ではなくコーク派です。(それもclassicのみ)

なのでおまけをもう1つ、コークと言ったらこれ。


82年のコカ・コーラのCM。Yes Coke Yesです。

2/01/2013

やったぜ、ベイベー!な箱入りハンサム


先日、RorstrandのMon Amieのディナープレート3枚をセットで見かけ、9ドル99セントだと思って手に取ったら、何と99ドル99セントなんてびっくり仰天プライスで思わずモナミちゃんを落としそうになったり、ガラスケースの中に鎮座していた黒いFinelのエナメルウエア5点セット・Arabiaのステッカー付きが300ドルだったり。

どーなってんだよ、最近のスリフト事情、、、と、がっくり来る事が多かった今日この頃。
が、ようやく昨日、やったぜ、ベイベー!なものに遭遇。

*今日は、画像がやけに多いです。ごめんなさい。

{yes!}

棚に、無造作に置かれていたハンサムな箱。



{yes, yes!}

ハンサムは斜めから見てもハンサム。この箱よりシンプルなデザインも、やったぜ、ベイベー。



{yes, yes, yes!}

Chemex Filter-Drip Coffee Maker Glass Work Series 8 cup

ハンサムな箱の中身は当然ハンサムで、初めて実物を見たガラスハンドル付のケメックスにうっとり。箱に書かれたcopyrightが1985年だったので、その辺りに製造されたもので、品番はCM-8GH。



{via}

同じ品番でも、ケメックスのホームページからお借りした画像の現行品と比べると、ハンドルのカーブに明らかな違いが。丸みがあるハンドルの方が持ちやすいという事で変更されたのかも。個人的にはうちのハンサムがタイプ♪



{6-2}

ガラスにはChemex等のスタンプは入っておらず、文字は小さく6-2のみ。



{spout}

すり傷や水染みが一切ないつるぴかハンサムの唯一の欠点は、注ぎ口が溝からちょいと右にずれている事。珈琲を注ぐ時は要注意ですな。



箱に入っていたペーパー類に興味がある方もいらっしゃるかと思ったので、宜しかったらどうぞ。

{brochure}

{how to make perfect coffee}

{filters}

{order form}

{warranty}

小さな紙に書かれた、"Treated with care and respect"という部分に大きく頷きながら、私もこのハンサムを大事に大事に扱う事を誓ったのでした。





嬉しかったので、つい長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合い下さって、どうもありがとうございました。皆さま、どうぞ楽しい週末をお過ごし下さいね。
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