1/29/2012

宝(?)の持腐れ / finnish & danish fabrics


最近、私の地元・横浜でも雪が降り寒くてたまらん、、、と友人からメールを貰ったばかりなのに、ここ
LAでは連日初夏の様な気候。

スリップドレスにビーサンの若者を見て、「1月にあんな薄着だったら真夏には何を着るんだろう」と思う
事もしばしば。アンジェリーノの皆さん、季節感なさすぎですよ。





相変わらず古い物との素敵な出会いに乏しい日々の中でこんな物を見つけ、久しぶりにテンションが
ちょっと上がった。(*注・今日の画像は目がチカチカするかもです。)


{marimekko fabric 1}

marimekko "piippu" maija lavonen 1974


{■□■□}

ブラック・オレンジ・パープル・ブルーのはっきりしたボールドカラーとスクエアな図柄が迫力満点な
マリメッコのファブリック。

2.6m x 1.4mと長さもそこそこあるので、何にしようか思案中。
柄が大きいのでクッションカバーには不向きだし、クラフトに疎い私にはパネルしか思いつかない
けれど、そもそもパネルって簡単に作れるのだろうか?
(皆さま、パネル以外で何かいい案がおありでしたら、是非是非ご提案頂けると助かります。*不器用な人間でもOKな物に限りますが。)





{marimekko fabric 2}

marimekko "villikaali" maija isola 1967


{☁☁☁☁}

これは、確か一昨年ぐらいに購入したファブリック。

前の持ち主により、たぶんテーブルクロスであろう大きさにカット・縫製してあり、その意志を継いで
私もテーブルクロスとして使用していたけれど、目がチカチカして食欲が湧かず、いつもの茶色い
地味な和食が更に貧相に見えるのでお蔵入りになった物。

ちなみに、デザイナーのメイヤさんは、あのunikkoをデザインしたマリメッコの看板デザイナーさん。





{✿✿✿✿}

国は違うけれど北欧繋がりで、denmarkのsödahl designのテーブルクロス。

ザ・北欧な大柄なフラワーモチーフは現行品ではないみたい。
非常に可愛いデザインなのに、これまた目がチカチカするので出番が少ない。厚手のコットンなので
ピクニックにいいかも、、、と思ったりするけれど、ピクニックに行った事すらないし。





こんな具合でせっかくのかわいコちゃん達も、想像力・ハンドメイド力に著しく欠けている私の元では
出番が少ないので、きっと泣いてるだろうな。正に宝の持腐れってやつですな。

1/24/2012

ビバ、ジャパン!



{bontan rice candy}

日系スーパー・マルカイさんでセールになっていたボンタンアメ。
あの、懐かしいボンタンのパッケージとは違うけれど、クラシカルな和柄に惹かれて買ってみた。

1つ1つセロファンで包んであるのに、アメが溶けて一塊になっていたのは残念だったけれど、
懐かしい甘酸っぱい日本の味がした。

という訳で今日は日本の物を少し。





{kokeshi}

鳴子こけし。

去年アリゾナのスリフトに横たわっていたこのこけしと目が合い、素通り出来ずに連れて帰った。
こけしの事は殆ど知らなかったので調べてみたら、首を回すときぃきぃ鳴る、胴の中央部が細い、
模様は「重ね菊」「菱菊」が描かれている事から、宮城県鳴子のこけしで間違いなさそう。

丁寧に筆で描かれた模様が美しく、顔の表情も穏かで優しい。



{sign @ the bottom}

底に工人さん(作家さんの事をこうお呼びするらしい)のサインが入っている。
えっと、この向きでよろしいんですよね?達筆過ぎて私には読めないので、どなたか教えて頂けると幸いです、、、。

どういう理由でアリゾナに流れ着いたのかは知る由もないけれど、縁あって今はカリフォルニア在住。
湿気は彼女にとって大敵らしいので、湿度の低いここでこれからもゆっくり暮らして頂きます。





{welcoming cats}

招き猫。全て日本製。

何故か招き猫が好きで、渡米時にも日本から黒い招き猫をわざわざスーツケースに入れて持って
来たのに、今の家に引っ越す際に失くしてしまったので、その代わりを1匹買ったのが始まり。

挙げているのが右手の場合はお金、左は人を招くと言われているので、うちにいる招き猫の中で
右手を挙げているのは1匹しかいないのも頷ける、、、。

普段は玄関、キッチン、リビングに置いているけれど、こうやって勢揃いさせた方が可愛いのかも。





{tenugui}

最後は、「御正月判じ絵」の手ぬぐい。

判じ絵とは、江戸時代を通じて庶民の知的娯楽だった謎解きの事で、言葉を絵に 置き換え、その
絵に対応する音で、色々な物を表現しているという物。

これが面白いんだけれど、かなり難しい。
魚の尾が3つと櫛に‶で、おみくじ、目が4つに菜っ葉に○で注連縄など、すぐわかる物もあるけれど
未だ答えが出ない物も多く、江戸時代の人達は、今の私よりうーんと頭を使っていたのは明らかな
ようで。





以上、誰が何と言おうと、やっぱり、ビバ、ジャパン!な愛すべき日本の物。
誰かが日本で買った、もしくは日本で買った誰かに貰った、輸入されていた物を買った後、不要に
なってスリフトへ寄付。それを私が見つけた訳で、その経緯を想像するだけでも何だかワクワクする。

って妄想膨らませていないで、そろそろ模様替えしないと。
オットが日本から仕事で来ている友人との15年振りの再会の為に出かけていて、今夜は珍しく1人
なので、これからあのでっかいテレビの置き場所を作らねば。ええ、実はテレビ、まだガレージなんですのよーん。

1/22/2012

estate sale / books


金曜日、仕事前にエステイトセール2軒をはしご。

どちらも超高級住宅街にあるお宅なので、そんなに期待しないで出かけたけれど、案の定心が踊る
素敵な出会いには恵まれず。

サンドラ姐さんのセールでこれとフランス製のバンダナを購入しただけだった。


{glass jar, same as usual}

miracle whip glass jar

ま、またですか?と言う声が聞こえて来そうですが、ええ、また、です。
ただ、これ、今までの中で1番大きくて、直径12センチ、高さ17センチもある。
フタの内側に一切サビがないので、食材の保存も可能な大容量。





{miracle whip trio}

せっかくなので、仲間と記念撮影。

ちなみに、水色のlightの中身、黒い物体は乾燥ワカメ、小さなジャーにはファストフードのケチャップ
のパウチが入っている。




この日は、今年に入ってから素敵な出会いが殆どなくてがっかりする事が多いスリフトにも行って
本を2冊購入。


{eric carle's book}

eric carle's animals animals 1991

ペイパーバックだけれど、あのエリック・カールの画集。





{how doth the little crocodile} 

{"quack!" said the billy goat}

{a cat may look at a king}

それぞれの動物のイラストに詩が添えられていて


{haiku, issa}

中には、小林一茶の俳句もあったり。
"how sadly the bird in his cage watches the butterflies." 「籠の鳥 蝶をうらやむ目つきかな」

どのページも本当に優しくて可愛らしくて、繰り返し読んでも飽きない1冊。





{so small}

so small / ann rand, feodor rojankovsky 1962

タイトルに合わせてなのか、小さな子供の手に合わせてなのか、本のサイズも小さめでキュート。

彼のイラストに惹かれて買ったのでジャンコフスキーさんについて調べてみたら、1891年ロシア
生まれで、その後激動の人生を送り、最終的に逃れて来たアメリカで賞も受賞している有名な方
だった。
動物の挿絵を中心に他にも何冊か出版されているようなので、いつか出会えるといいなぁ。





そんな金曜日だった。
思わずスキップしちゃうような大物狙い出会いじゃなくて、心が穏かになるこんな小さな出会いが
今の私には必要なのかも。

1/18/2012

ハッキング / blue (s)


昨夜遅く、そろそろ寝るかなーと思っていた頃の事。

「このメールは以下のアドレスに送信出来ませんでした」というお知らせメールが何通も届いたので
クリックしてみたら。

「スペインを旅行中の私は強盗に遭い、銃を突きつけられて現金、クレジットカード、携帯電話を
奪われました。今すぐにでも、ホテル代や移動費、1000ユーロが必要なので、助けてくれる人は返信
して下さい。」

と言う主旨のメールを、「私が」保存してある全てのメアドに一斉送信した事になっていた、、、。

全く身に覚えがなかったので、これってアカウントがハッキングされているって事?と、背筋が寒く
なって、心臓もばくばく。

何が何だか訳が判らないまま取りあえずhotmailにログインしてみると、パスワードが変更されている
らしく、ログインすら出来ない。アナログでこの手の問題の対処の仕方が判らない私は、落ち着く為に
コーヒーをがぶ飲みしながら、パスワードの再設定にチャレンジ。

何とかログインしたら、プロフィールも書き換えられていて、居住国が「ジンバブエ」になっているのを
発見、隣で見守る私より更にアナログなオットと「ジ、ジンバブエって、、、」。

パスワードは判りにくい物に、パスワードの変更に必要な質問の答えも漢字にしたので、これ以上
ハッカーにいじられる可能性は低いと思いたいけれど、どうしてこんな事になったのか、原因が全く
判らないし、何だかスッキリしない。





なので、今日はモヤモヤが晴れない心、ブルーの物を少し。


{blue glass ashtray}

ミッドセンチュリーなガラスの灰皿。

割と大きめで、火曜サスペンス劇場で凶器に使われてもおかしくない重さ。





{blue plate}

heath ceramicsのお皿。

アメリカ製の食器の中では、ライトさんと1位を争う程お気に入りのヒースセラミックス。
このマグと同じ藍色が好きでずっと探しているこのシリーズはもう生産されていなくて、遭遇率も
低く、手元にあるのはこれ1枚のみ。
ヒースなら現行品でもokと言いたいところだけれど、かなりお高くて手を出す気にもなれず。





{blue sweat shirt}

最後は、いつもこうじゃなくちゃねって事で、ガーフィールドのスウェットシャツ。

これを着ていると褒められる確率が高い人気者。





と言う訳で、憎たらしいハッカーのせいで、てんやわんやな我が家。
でも何事も勉強だからね、貴重な体験をしたって事にしようっと。

1/16/2012

a night in hollywood


{happy birthday, mlk jr.!}


土曜日、串揚げ屋さんでの新年会から帰宅した直後にお腹が痛くなりトイレへ直行。
どうやら「新春大当たり~!」だったらしく、その後も長時間をトイレで過ごすハメになり、寝たのは
午前2時を過ぎてからだった。

大きな会場で急にお腹が痛くなる辛さは経験済みなので、翌日曜のフリマはパス。

家でゆっくりしながらフェイスブックを覗いていると、大好きなギタリストも出演するフリーコンサートが
ハリウッドの教会で開催されるのを知り、オットも大喜び。

お腹も大丈夫そうなので、夕方、都会まで出かけて参りました。





{gospel choir}

アメリカで初めての教会に緊張しながらも聖堂に入ると、予想通り、アジア人は私達だけ。
でも間近で観る、聴くゴスペルに、そんな事は全く気にならなくなり、興奮しっ放し。

大好きな映画、「天使にラブソングを」や「ブルース・ブラザース」そのままの世界が目の前で
繰り広げられていて、彼らの力強い歌声に圧倒され、涙が出そうになった。





そしてコンサート中盤、彼が登場。


{mr. phil upchurch}

Phil Upchurch

Quincy Jones, Michael Jackson, Ramsey Lewis, George Benson, Stan Getz, Cannonball Adderly, Herbie Hancock, Grover Washington, Jr., Chaka Kahn, Donny Hathaway等のアーティストと長年に
渡りプレイしてきた、燻し銀のギター職人。

大好きなダニー・ハサウェイの名盤 "Donny Hathaway Live"の前半、LAレコーディングでギターを
弾いているのも彼。



You've Got A Friend / Donny Hathaway
これ、これです。このギターもフィルさん。

数年前、フィルさんのライブでオットがレコードにサインをお願いしたら、心良く受けてくれた事があり。
オットが持参したアルバムに、彼が参加しているダニー・ハサウェイの物もあって、そのジャケットで
友人でもあったダニーが被っているキャスケットを指差して、これを形見として今でも大切に持って
いると話してくれた時、全身の鳥肌が立ったのを、よく覚えている。
(残念ながら、ダニーは79年に33歳の若さで亡くなっている。)





あ、興奮して話が反れましたが、フィルさんトリオの演奏の後、牧師さんのお話、ゴスペルと続き
最後は隣の人と手を繋いでお祈りをしてコンサートは終了。

その後、久しぶりに好きな人(フィルさん)に会えて興奮したオットが、どうしても握手をしたい、
一緒に写真を撮りたいと子供の様に駄々をこね始め、ここは神聖な場所だか止めた方がいいと
言う私の意見に全く耳を貸さず、、、。

相手は器の大きな方ですからね、勿論ニコニコして快諾して下さいましたが。
暴走気味の図体のデカイ子供にきぃーっとなっている母の様な私も、またしてもオットがちゃっかり
持参したレコードを見て、「これは俺も持っていないから、ちょうだい!」と冗談言うフィルさんの笑顔
に救われた一幕でございました。





教会、ゴスペル、牧師さんの説教など、初体験を通して、毎日家でお線香を上げているけれど、
特別信仰心もなく、クリスチャンでもない私がふと思った事。

言葉や歌、何かに祈りを込める気持ち、平和を願う気持ちは、どこの国の人も、どんな宗教を
信じる人も基本的には同じはず。
なのに、相変わらず争い事の絶えない現状を知ったら、マーティン・ルーサー・キングは何を感じ
何を思うんだろう。

そんな事を考えながら車へ戻ると、ラジオから流れて来た最初の曲がよりによってRod Stewartの
"Da Ya Think I'm Sexy"だったので、余韻に浸る間もなく一気に現実に引き戻された夜だった。

では、皆様、happy MLK day!

1/13/2012

苦あれば楽あり!?


{cathrineholm x zenzai}

歯が割れたと半泣きでオロオロしている私に代わり、オットが友人に電話をしたりネットでドクターを
探してくれたので、お礼にぜんざいを作った。

あのパサパサ餡子を解凍、少しお水を足して、cathrineholmの片手鍋でことこと。
ノルウェイの皆さんもロータスのデザイナー・グレタさんも、まさかこのお鍋で日本人が餡子を煮る
なんて想像もしなかっただろうけれど、お陰様でとっても美味しいざんざいが出来上がり、オットも
大喜び。保管していた最後のお餅9個を2人でぺロリ。(甘さ控えめってある意味、逆効果なのね、、、。)

夜も、いつもよりおかずを1品多く作ったら、オットが「豪勢だねー。組長の出所祝い?」
ちなみにこの日のメニューは、切り干し大根の煮物、セロリのゴマ酢和え、蒟蒻のおかか炒め煮と
焼いたししゃも、、、。豪勢からかけ離れた、いつもの、地味ぃなメニューなのに喜んでくれるなんて
相当安上がりな人でいらっしゃいますな。





そんなオットが、月曜日の歯医者さんから帰宅途中、麻酔が切れて治療箇所が痛み出した私に、
「気が紛れるから行く?」と誘うので、スリフトへ。

最近、スリフトでは素敵な出会いがあまりないので期待もせず向かったら。


{plate & cups}

yay, yay, yay!


{russel wright oval platter}



russel wright "american modern" oval platter granite gray

先日コチラで拝見して、やっぱりライトさんっていいなー、そう言えば最近お目にかかってないなー
と思っていたので、かなり嬉しい。


{granite gray & chartreuse}

ペアになったライトさん。

私が小脇に抱えていたグレーのお皿をひと目見たオットが「お節のお皿じゃん」と言った様に、これ
の色違い、シャルトルーズ・黄色っぽい方にお節料理を盛り付けた事があったけれど、ライトさんの食器は、欠けやすいので取り扱いさえ注意すれば、和食にも合う使い勝手の良さもお気に入り。





{stripe cups}

rorstrand "kadett" cups

デザイナーはherth bengtsson (ヘルサ・ベングトソンと読むらしい)。
ライトさんのお陰で歯の痛みも気にならなくなり、ハンティングを続けた2軒目で見つけたカップ。
ソーサーがなかったのでちょっとだけ悩んだけれど、手書きのストライプに惹かれてお持ち帰り。
この先、ソーサーだけ出て来るなんて事、ないだろうけれど、、、。

このカデットは他に赤と黄色もある様なので、是非とも、仲間を呼び寄せて頂きたい。





最近、そりゃないだろ、、、と呟かざるを得ない値段を付けているスリフト(特に大手チェーン)も多い
けれど、珍しくどちらもスリフト適正価格でラッキーだったかも。
痛い思いをした後だっただけに、余計嬉しい収穫でございました。

え?浮かれてないで貯金しろ?ええ、してますよ、コインを貯金箱に。

1/11/2012

アーモンドと歯医者と牧場


{my face, monday}

今日は単なる記録用の日記。

前回の記事を書き始めた直後、日曜日のフリマで買ったアーモンドを1粒口に放り込んでかじった
瞬間、歯(犬歯の右奥・太古の昔に虫歯治療済み)に激痛が。

全身を駆け巡る様な痛みに声も出せず、とりあえず口からアーモンドを吐き出し、痛い箇所を鏡で
確認すると一見何ともない。
アーモンドの破片が歯の間にでも挟まったんだろうかと、歯を触ったら、またまた刺す様な痛み。
痛みを我慢して試しに動かしてみたら、内側が少しだけグラグラするので、鏡で再度チェック。

よぉーく見たら、詰め物の周囲の歯に亀裂が入って割れていた、、、。





{criminal almonds}

でも、このアーモンド、本当に美味しいの。ビールのおつまみやスナック代わりによく食べているん
だけれど、まさかこれが原因で歯に亀裂が入るなんて老人みたい、、、さすがに落ち込んだ。

以前お世話になった事のあるドクターに連絡すると3日後までいっぱい、ネットで探しながら電話をかけ続けて3人目でやっと数時間後に看て頂ける事に。
(かなり痛いんですと訴えたら、予約と予約の間に無理やり入れてくれたらしい。)

無事に予約が取れたのはいいけれど、そのドクターの評判もわからないし、久しぶりに大嫌いな
歯医者さんに行く覚悟が出来ていなかったので不安になり、あっちをうろうろ、こっちをうろうろ。
オットに「とりあえず落ち着いて、ブログの続きでも書けばいいじゃん。」と言われる始末。

何故こんなに歯医者さんが嫌いになったのかと言うと。
高校生の時、知人の紹介で行った歯医者さんがとんでもないヤブ医者で。
麻酔の注射針を差した直後、口の中にかなり苦い味が広がったので、ジェスチャーで異常を訴え
ヤブが慌てて注射器を抜いた瞬間、私の口から注射針がびよーんと飛び出していた。
ヤブは「ごめんごめん、針が注射器にちゃんとはまってなかったねー。注射液って苦いでしょ?」と
刺さったままの針を抜きながら、へらへら笑いやがった。

その後、注射は絶対お断り!と拒否、ヤブが止めるのも聞かず、麻酔なしで神経を抜いて貰ったら
あまりの痛さに気を失いかけて。その後、説得されて泣きながら麻酔を打たれ、泣きながら治療。

それ以来、歯医者は大大大っ嫌いなのだ。
だから、今回の事は私にとっては一大事だった訳で。

オットの運転する車で、渋滞と痛みと恐怖でイライラしながら向かったドクターのオフィスは、綺麗で
受付の方も優しくてひと安心。
ぽっちゃりした優しそうなドクター、歯を見てひと言。「あー、割れてるねー。」
麻酔が効きにくい為、追加の麻酔をしてから、応急処置としてグラグラする内側部分と詰め物を
撤去。

治療の間ずっと握り締めていた、びしょびしょになったバンダナで冷や汗を拭いていると、ドクターが
他の、詰め物が取れてそのまま放置していた箇所を「早く治さないと痛みも治療費も増すよ。」と
脅すので、翌日の火曜日朝イチで予約して初日が終了。

昨日、その虫歯治療をして頂いた後、今後のプランについて相談してわかったのは。
内側を除去した歯、残りも抜歯して、インプラントまたはクラウン(差し歯)にしなくてはならなくて、
安い方のクラウンでも最低3~4000ドルはかかると言う事。

私は自営業なので個人で健康保険に入っているけれど、お恥ずかしながら現在デンタルの保険
には入っていないので、今回も全て実費。今からデンタルの保険に入っても1年間使用出来ず、
更に個人で入る場合、インプラントには効かないのだとか。
ドクターはその辺の事情を理解した上で、「今から保険に入っても1年保険料を払い続けてからじゃ
ないと治療は出来ないし、控除額も大したもんじゃないから、その分貯金した方がいい。」と。

という事で、当分の間は半分の厚みの歯のまま乗り切る事に決定、、、。
治療を再開出来るのはいつの事やら。ロト、買おうかなぁ。





さてと。辛気臭い話で終わるのも何なので、最後にかわいコちゃんを。
最近、フリマで買い物をする事なんて滅多にないけれど、あまりに可愛らしかったので、つい。


{wooden farm set}

木製の牧場セット。

どこで作られた物かわからないけれど、1つ1つの動物、人間、建物の形や色が可愛い。
本棚の、元々フクロウを飾っていた場所に並べてみて、気が付いちゃった。掃除が大変な小さな物
をまた増やしてしまったかも。





友人に、同じくデンタルの保険に入ってなく、虫歯がグラグラするので自分で引っこ抜いた(!)後、
隣の歯もグラグラし始め、舌で思いっきり押したら自然に抜けたと言うダイナミックな人がいますが
皆さま、くれぐれも歯は大切にいたしましょうね。私は今日から治療費貯金開始っ!

1/10/2012

前回の続きとブランコ君


記録の為に前回の続き、2軒目のエステイトセールの事を。

ここも団体が管理するセールで、プライス設定も高め、古い物もあまりなかったけれど、例によって
グラスジャーを購入。


{3 glass jars}

アメリカ人のお宅では必ずと言っていい程、こういうビンにボタンや釘を入れて保管していて、この
中にもボタンがたくさん入っていたので、中身は他のビンに移して、この3点をお持ち帰り。





{4 kitchen linens}

そして例よって、キッチンクロス。フランス・アイルランド製。1番下の物は?。
(真ん中の2枚(ペンギンと牛)は1軒目で購入した物。)





{6 ornaments}

ヴィンテージオーナメント。

カゴの中から比較的綺麗な物だけを選んで、グラスジャーと共にお会計ポイントで値段を聞くと
予想よりもお安かったので、即決。(古くて希少価値がある事は理解していても、場所によっては1こ5ドルなんて事もあるので。)

車へ戻る途中、後ろから走って来た女性に「そのオーナメントなんだけど、、、」と呼び止められた。
あ、ひょっとして、本当はもっと高くて会計係の人が安く売っちゃったとか言われたりするのかしらと
思ったら、「それ、とっても古いの。私は今62歳で」から始まる、オーナメントの歴史だった。

オーナメントはグランマの物で、今年91歳で亡くなったお父さまの話によると、彼女の生前、それも
お父さまが若い頃から家にあったとか。と言う事は、最低でも62年以上前の物だと言う事になる。

最後に、簡単に壊れちゃうから取り扱いにはくれぐれも気を付ける様に念を押されたけれど、ええ、
勿論、大切に大切にしますよ。グランマから家族に受け継がれた大事な物を、私が壊す訳には
いかないし、壊れやすいの、痛い程わかってますから、、、。





こんな感じで今年のエステイトセール初日が終わった。

最後は、今年初めてスリフトで買った物。


{a swinging planter}

プランター。名付けてブランコ君。

多肉種を入れてドレッドヘアにしようと企んだものの、よく見たらブランコ君、既におかっぱ頭にも
前下がりボブにも見える黒い毛らしき物が。ブランコイヤミの方がしっくり来るかも。

今年初のスリフトでの収穫物がこんなゆるーい物なんて、私の今年1年を暗示している様で何とも
言えず微妙だけど、実は昨日、この記事を書き始めた直後ある事件が起こり、新年早々、あイタタ
な1日になってしまった。

痛みで早朝に目が覚めたので、保存しておいた物に加筆している訳ですが、伸ばし伸ばしにして
いたツケが回って来たって事ですな。
今日もその処理に、私の中では刑務所の次に行きたくない場所へ行って参ります。ふぅ。
(あ、歯が割れたので、歯医者に行くだけですけど。大袈裟かもしれませんが、ある事があってから歯医者は私の天敵なのです。)

1/07/2012

the first estate sale of the year


金曜日、今年初のエステイトセールへ。

1年の計は何とか、、、って言うし(?)サンドラ姐さんのセールはいつも楽しみなので、前夜はかなり
張り切っていたのに、アラームを止めて2度寝してしまったせいで、少々遅れ気味で到着。

私の少し前を歩いていた、うちの近所では絶対に見かけないタイプ、とても身なりのきちんとした
70代のご夫婦が玄関に辿り着いた途端、中にいた係りの人が何も言わずにドアを閉めた。
パールのネックレスとピアス、カシミアと思われるセーターをお召しのおばあちゃま、旦那さまと私の
顔を交互に見ながら"did you see that? she just shut the door and said nothing!"

確かに気分のいいものではないし、ちょっと失礼ですよねって言おうとしたら、旦那さまがすかさず
"i think we need the password or something...open sesame!"だって。可愛らしい人!と思っていたら、
その数秒後にドアが開いたので、3人で大笑い。

旦那さまにパスワードのお礼を言い、サンドラ姐さんに新年の挨拶をしてから中へ入ると、案の定
たっくさんの人が。

オットとふた手に分かれて、まずはキッチンへ行くと、早速モーモーさんとご対面。


{alabia cow pitcher}

arabia "heluna" 牛さんピッチャー、kl-1。

先月アップした牛さんから早くも1ヵ月で仲間が出来たのは嬉しいけれど、程度にかなり問題あり。
決して貫入ではないヒビが入っていて、底の側面が少し欠けているし、1晩漂白剤に付けても取れ
なかった頑固な染みが全体に広がっている。





{wooden kitchen utensils}

木製のキッチン道具。

左のバターナイフはスウェーデン製、右はサラダ用のサービングセット(?)。





{place mat, picks & spoons}

オットにマフラー?と聞かれたウールのプレイスマットと、日本製の小さなスプーンとピック。

これを見ていたら、無性に梨と柿が食べたくなった。





{muddlers}

twa / international hotel / the whistlers moter hotel alberta / the playboy clubのマドラー。

黒のプレイボーイは方耳が折れては接着剤でくっ付けてを繰り返した挙句、両耳が取れてしまった
経験があるので、要・取り扱い注意。





{my first ♘ dalahäst}

初めてのダーラヘスト、ダーラナホース。勿論スウェーデン製。

以前何度かスリフトやエステイトセールで見かけた事はあったものの、全て20ドル以上だったので
いつも指をくわえて見ているだけだったけれど、今回めでたくお迎えした物。

手書きのペイントや素朴なフォルムが日本のこけし同様、ほっとするのね。





{skunk laundry bag}

スカンクのランドリーバッグ。Ⓒsis 1971 melanieとsniff sniffの文字入り。

スカンクはこの辺りでは普通に見かける動物で、たまに家の庭にも遊び来る。
実際の彼ら、顔は怖いし気は荒いし、更には想像を超える臭い粘液をお尻から出す困ったちゃん。





お会計時、画像にはないキッチンクロスやサイコロ、上記の物をランドリーバッグの中からごそごそ
取り出そうとする私を制したサンドラ姐さん、中身をチラ見するだけで何が何個あるか確かめよう
ともせずに、オットの手にしていたコート等数点と合わせて全部で20ドル。
今年も素晴らしいどんぶり勘定。

新年に、いいお年玉を頂きました。





今年初めてのセールでテンションが上がり、長々と書き過ぎてしまったので、2軒目の収穫物は
またの機会に。(あ、でも、例によってがらくたばかりなので、アップしないかもしれませんです。)

狩りに出ても楽しい事ばかりじゃないけれど、やっぱり今年も止められそうにないな、、、。

1/05/2012

2011年の大トリ viking


非常に残念ながら、今年に入ってから未だかわいコちゃんと出会えていないので、時間をちょっと
遡って、去年の年末、12月30日へ。

仕事帰りに日系・コリアン・地元のスーパーをハシゴしてお節用の食材等、年内の買い物を全て
済ませてから、心置きなくスリフトストアへ。

ここのスリフトは帰宅ルートにあるトレジョー(trader joe's)と同じモールにあるので、頻繁に立ち寄る
けれど、新しい店舗なせいか、治安が良い地域にあるせいか、かわいコちゃんとの遭遇率が低くて
いつも空振りばかり。

なので今回もそんなに期待せずに店内をプラプラしていたら、ゆるい人、見つけちゃった。


{viking pot holder}

ヴァイキングのポットホルダー。ノルウェイ製。

眉毛、目、口は刺繍のハンドメイド感たっぷり、お土産物感もたっぷりなので、ノルウェイのお土産
を誰かに貰った様で嬉しくて、このおじさんを手にはめてプラプラ続行中、またまたヴァイキングに
遭遇。





{viking figurine}

リアルファー付きの小さな人形。

ラベルがないので出身国は判らないけれど、同じ店舗にいたヴァイキングなのでポットホルダーと
同じく、はるばるノルウェイからようこそ!な気がする。

あ、でも家にいる目付きの悪いおっさんはデンマーク人だから、違うかも。





せっかくなので、仲間同士で記念撮影。

{2 vikings}

ちょっと気になったので、たった今この方達について調べてみたら。(アップする前に調べとけって感じですわね。)

木製のヴァイキング人形はnoggins(ノギンス)と呼ばれていて、60~70年代に北欧諸国で広く生産
されていた物だとか。

ファーが剥がれていて修復不可能な物は何度か見た事があるけれど、古くて綺麗な物は少ないと
思われるので、今後も見かけ次第連れてきちゃう可能性大だな、、、。





こんな具合に、2011年の大トリを飾ったのは、ヴァイキングのお2人だった。

今年は、この方達が故郷から仲間をじゃんじゃん呼び寄せてくれるといいんだけど、、、。

1/04/2012

ビバ、正月太り!


{☺red beans☺}

年末から続く春並みに暖かい気候のお陰で、お正月気分もへったくれもないここLAですが。
皆さまはどのように新年を迎えられましたか?

お餅大好き・お雑煮大好きな我が家は、元旦にだけではなく何度も何度もお雑煮を楽しみたい
ので、毎年、大きな鍋にたくさん作る。
今年も、1杯に付き各5個づつのお餅を頂き、それを繰り返した結果、購入した2キロのお餅も
あっと言う間に消費、、、正月太りの王道を突き進んで大満足。

そろそろ打ち止めかとお思いでしょ?
まだまだ行きますのよー。だって頂き物のお餅が少し残っているんですのよー。
って事で、そろそろ甘い物でもと、かなり久しぶりにあんこを作ってみた。





{sweet red bean paste}

思いっきり鍋を焦がして以来敬遠していたあん作り。
かと言って缶詰のあんは甘過ぎて好きではないし、重い腰を上げてチャレンジしたら、少々(なのか?)
水分を飛ばし過ぎた気もするけれど、これが結構イケるのです。





{rice cake & red bean paste}

光の加減により、更に小豆のパサパサ感倍増、見た目が汚いけれど、思い切って載せてみた
あんこ餅。(誰も信じてくれないと思うけどね、本当に、美味しいんだってば。)

ちなみに手前の黒い物体は、醤油に漬けておいた昆布。

更に今夜はぜんざいを作る予定。ビバ、正月太り!





当初、大晦日から2日までどこへも出かけず、お節を頂きながらお酒を飲み、こたつでごろごろ、な
引きこもり&自堕落な過ごし方をする予定で、今年は例年より多めにお節を用意した。


{kouhaku namasu & kazunoko mame}

酸っぱい物が大好きなので今年も大根1.5本分を千切りにしたなますと、物心付いた頃から不動の
ナンバー1をキープする数の子豆。

母方の祖父母が秋田出身なので、子供の頃から当たり前の様に数の子豆を食べていたけれど、
どうやら東北限定のお節料理のようで、今では虜になってしまった私と同じく横浜出身のオットは、
結婚するまで見た事も聞いた事もなかったらしい。

元旦に急遽、仙台出身の友人宅にお呼ばれした時に持参し、やっぱりこれがあると皆が大喜びな
一品。

これに、既に完食してしまった鍋いっぱいの煮物等、大好きな物をたくさん、正にビバ、正月太り!
な毎日だったので、そろそろ通常の粗食に戻さねば。

1/01/2012

happy new year!




{the first sunrise of the year 2012 in so. cali}

明けましておめでとうございます。

昨年は日本人にとって忘れられない1年となりました。
その事を考えると今も心が痛むし、まだ大変な状況の中で、おめでたい気分になれない方も多い
かもしれないけれど、それでも、少しづつでもいいから笑顔を取り戻せる日が来ればと願って
います。

皆さまにとって健やかで穏かな新年となります様、心から祈っています。

ブログの更新は去年同様スローペースだとは思いますが、今年も皆さまとコメントを通して色々な
お話が出来るのを楽しみにしているので、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

*バルコニーから撮った画像を見るたびに、あのウザイ電線が邪魔で仕方ない、、、。さてと、お雑煮の支度でもしますかね。
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